神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

日雲神社

2008年06月23日 | 滋賀県

滋賀県甲賀市信楽町牧

信楽といえばタヌキの町である。
町を貫く国道を走っていれば、そこかしこにタヌキの焼物を並べた店がある。
そういえば幼い頃、父の運転で信楽にドライブに来た際、タヌキの焼物を買ったような記憶があるのだが、あれはどうなっただろう? なんてことを考えながら運転していると、いつの間にか右折すべき場所を通り過ぎてしまい、Uターンする羽目になった。

例によって、下調べもせずに来ているので、日雲神社は大きな神社、という勝手な思い込みがあったのだが、鳥居前は静かな住宅地で、タヌキの町の賑わいは感じられない。普段の神社巡りと同じく、鳥居をくぐってから出るまで、誰にも出会わない参拝だった。



地図で想像していたよりも長い参道。
朝陽が差し込み、拝殿までの道のりを白い帯で描く。


両脇の杉木立は細いもので、鬱蒼としているわけではないが、なかなか気持ちの良い道だ。


境内に入る手前に車止めがあるのだが、何かヘンな感じが・・・


信楽高原鉄道のレールが、参道を横切っているのだった。
遮断機や警報機が無いのはともかく、「注意」や「止まれ」の看板さえないから違和感があったのだろう。


拝殿は典雅な趣。


拝殿内部。


拝殿横から本殿方向。
本殿は撮りにくい位置にあり、しかも逆光だったのでまともに撮れず。
それにしても、この狛犬は・・・


ちょっと怖い。
口の中まで妙にリアルで、老獪な表情。


こちらには角がある。
正面からだとそうでもないが、横から見ると、かなり怖い表情であった。


2万5千分1地形図 信楽
撮影日時 080508 9時~9時半

駐車場 あり
地図