兵庫県篠山市宇土
地形図を見ると、尾根の末端辺りに神社があるように記載されているが、実際にはその右手(東側)の谷間、しかも右岸にある。精密さが身上の国土地理院の地形図がこんなことでは困るのだが、ここでいつもリンクしているマピオンの地図も、それに倣ってか同じような位置に神社記号がある。
他の地図も見てみると、「ちず窓」が実際の位置に比較的近いが、やはりなんといっても篠山市の公式ホームページにある地図が最も正確な位置を示していた。
さすが地元、と言うべきだが、この公式ページ、地元だからというレベルを超えて、賞賛に値するほど地図の内容が充実している。
それはともかくとして、この熊野神社、隣の谷間にある宇土観音(弘誓寺)の方が目を引くので、地図を見る限りでは、お寺に付随した神社のように見える。
実際、「宇土観音」と書かれた看板に従い、集落内の狭い道を進むと宇土観音の駐車場に辿り着いてしまうし、さて神社は、と入り口を探せば、いかにも脇役というか、片隅に追いやられているような感じの道が、駐車場の横手から伸びているのである。
その横手の道を少し進むと、意外と立派な参道が現れた。
参道からは、右手に宇土観音の多宝塔が望まれる。
短い参道であるが、谷間にあるため、思いのほか奥深さを感じさせる。
境内には杉の大木も三本あって、狭いながらも独立した神域を形成している。
本殿前の狛犬。
静寂の中で、何か力を漲らせているような気配。
端正な本殿。
ここから東へ少し行くと、以前に紹介した稲荷神社がある。
ちょうどユキノシタの季節なので寄ってみた。
去年には無かった、境内直下まで車で入れる(といっても軽の四駆しか通れないような)道が出来ていた。
更に、湿った土だった境内には砂利が敷かれていた。
そのせいで空気中の湿度が減ったのか、全体的にユキノシタの数がかなり少なくなっていた。
とはいえ、淡い光の下で咲くユキノシタは、可憐な花姿で和ませてくれる。
2万5千分1地形図 篠山
撮影日時 080615 9時20分~9時50分
駐車場 宇土観音の駐車場利用。いちおう地元の方に尋ねたら、「どうぞ」とのことだった。
地図
兵庫県三田市貴志
丘陵地帯の裾野に位置する神社であるが、その丘陵の上は、大規模なニュータウンだ。
幸い、神社からはそういった目障りなものは見えないし、付近は水田や民家の点在する田舎の光景である。
ただ、雰囲気は田舎の神社とちょっと違う。
参道が、上にあるニュータウンからの抜け道になっているらしく、朝には勤め人風の方や、高校生が慌しく通り抜けていったりする。
こんな場所が、通勤、通学ルートなのは、ちょっと羨ましい気もするけれど、時間に追われて愛でている人もいないようであった。
水田地帯から木々の茂る坂道に入り、上りきったところで参道らしくなるが、途中、鳥居は無かった。
地図から想像していたよりも、ずっといい雰囲気だなぁ、と浸る暇もなく、自転車に乗った高校生が猛スピードで走り抜けていく。
時間的に遅刻間際だけれど、女の子までもがえらいスピードで下っていくのに苦笑してしまう。
参道の写真を撮っている間にも、お二人の方が参拝に来られた。やはり山里でも街でもない朝の雰囲気だ。
境内は明るく、拝殿も立派である。
振り返れば、朝陽を浴びる参道が美しい。
拝殿から本殿を覗き見ると、その美しさにちょっとビックリした。
瑞垣に囲まれていて近づくことは出来ないが、それ故に、静謐な空気を湛えている。
ここだけ異空間といった趣であった。
2万5千分1地形図 三田
撮影日時 080514 8時半~9時10分
駐車場 あり
地図
兵庫県篠山市大野
道を間違えてしまったので、とりあえず右折した。ちょうど道が広くなっている場所があったので、そこでUターン。直前、鳥居が見えたから、Uターンしてそのまま駐車。
とまあ、そんな経緯で訪れた神社である。
辺りは住宅と田畑が混在するような地域で開けており、朝の静けさよりも、朝の慌しい気配の方が優勢だ。
篠山盆地には残丘といえるような小山が点在し、この神社がある場所も、そんな地形の一つであるが、残丘部分は濃い緑に覆われていて、辺りの慌しさをよそに静けさに包まれていた。
地形図を見ると、この神社は記号すら載っておらず、100メートルほど北、同じ小山にある大歳神社の方は記載されている。春日神社の方が、やや大きいのだが・・・。
通常、小山にある神社は上り一辺倒になることが多いが、ここは懐の深い地形になっていて、包み込まれるような雰囲気がある。
平坦な参道の先に、階段と割拝殿。
道路や住宅からの音は伝わってくるが、静寂を感じさせる参道だ。
本殿周りは苔生して、落ち着いた雰囲気。
本殿横から小道が伸びていて、元の参道へと繋がっている。
そんな緑の小道に末社が点在する。
2万5千分1地形図 宮田
撮影日時 070524 7時~7時20分
駐車場 神社横に駐車スペースあり
地図
この神社を地図で見つけたとき、何故か妙に惹かれた。
集落からは離れているし、目の前はゴルフ場だ。もしかしたら、管理する人もおらず、荒廃しているのでは、という危惧を抱いた。或いは、明るいゴルフ場に面して、乾いた落ち着きのない空間であるかも、と思ったりもした。
なのに、やはり気になる。
神社前の道路は山中で行き止まりになるので車など通りそうにない。ゴルフ場があるなら空も広いだろう。そう考えて、ならば夜明け前に現地へ行き、誰も来そうにない場所で星を眺めるのも悪くないと思い、出かけてみることにした。
空は思いのほか狭かった。というのも、予想外に立派な杉が茂っていたからだ。
夜明けとともに浮かび上がる鳥居。深い杉木立の中に伸びる参道と石段。その先に、朧げに姿を現す拝殿。
打ち震えるほどの悦びに満たされた瞬間だった。
ここへは三度、訪れている。以前に「滞在時間」という記事でも触れたが、三度で6時間をここで過ごした。
夜明け前には境内を闊歩するアライグマに出逢った。彼は二本足で立ち上がって私の方を窺い、そのあと境内の池に潜って金魚を捕食した(らしい)。そのせいかどうか、池の金魚は残り僅かだ。
狐の鳴き声も耳にした。至近距離で鹿の声も聞いた。獣が多いから、ヤマヒルやアブにも出遭った。
そんな野性味溢れる神社であるが、夜が明けてしまえば、ゴルフ場の作業車が行き交い、やや落ち着きに欠けてしまうのだけど、とにかくお気に入りの場所である。

鳥居、参道、石段、拝殿と一直線に続く構成は定番なのだが、それでいて、ここまで雰囲気良く纏まっている空間はあまり無い。参道がやや短いのが残念。

両側は、とても立派な杉木立である。
神域の気配がひしひしと伝わってくる。

石橋の下には小さな流れ。
拝殿の奥に聳える杉は、落雷のためか上部が欠損している。それでもなお、高く屹立している。

拝殿前から振り返る。
道路の向こうも杉林だが、そこはもうゴルフ場の敷地で、木の間からは芝生も見える。

社務所と御神木。

拝殿左手の斜面にある境内社。

参道を横から見る。

林間に、朝の光が射し込んできた。

境内にも一条の光。

荘厳なる空気を湛えた光景に息を呑む。
お気に入りの画像なので、大き目のものを。
以下は似たような画像なので、コメント省略。





地図に名前は載っていないし、こんな神社を見つけたときの喜びはひとしおなのだけど、ネットで検索すると既に紹介されていて・・・。
それでも、私の思い入れが画像から伝わるのではないかと思います。
2万5千分1地形図 大名草
撮影日時 080313 6時20分~9時20分
9枚目のみ070812 8時30分
駐車場 あり
地図
兵庫県三田市上相野
三田市は、我が家から比較的近いにも関わらず、あまり行くことがない。
山里の雰囲気や農村地帯の風景に出会えないわけでもないのだが、やはりかつての10年連続人口増加率日本一、という記録が頭に残っていて、イメージとしては阪神間のベッドタウンなのである。
実際、朝から三田方面に向かってみると、いつもそれなりの渋滞に巻き込まれるし、ニュータウンを縦に貫く4車線道路を走ってみれば、山を削って出来た町の大きさに驚かされるし、とてものんびりと鄙びた神社を巡るという気分ではないのである。
しかし、三田市のお隣の篠山市では、約70の神社に参拝している。対して三田市は2社。70対2・・・・・・あまりに差が大き過ぎはしないか?
いや、別にどれだけ差があろうが何の問題も支障も無いのだけれど、近いのに碌に訪れもせず、イメージだけで敬遠しているのが申し訳ないような気分になってきた。
というわけで、地図で色々と判断して訪れてみた神社の一つが、この大龍神社である。
電車が近くを走っているし、家も車もそれなりに多いが、三田市では比較的のどかな地域。
幹線道路から外れて狭い道を進むと神社前。地図で目星をつけた通り、参道のある神社で、なかなか良い雰囲気である。
参道の先には、長床と呼ばれる舞台のような拝殿のような建物があって、境内へはその下をくぐって入るようになっている。三田市から猪名川町にかけては、こういった構造の神社が多く見られる。
出口には何故か丸太が渡してあって、身を屈めないと通れない。頭を下げさせるためなのだろうか。
上り口から境内が見えた瞬間、その深い緑に驚いた。
決して大木と呼べるほどの木は無いのだけれど、濃密な緑の壁が左右に広がっている。
神社の向かいには線路が通っているし、辺りは明るい田畑が広がっていた。時おり踏切の音や電車の音も聞こえてくる。だが、鳥居をくぐった時点で雰囲気が変わり、更に長床をくぐって空気までもが変わったかのようだ。
本殿は、やや狭い空間ではあるが、緑に囲まれた場所にひっそりと佇む。
本殿右手側にある境内社。
こちらは本殿左手側。どちらも濃い緑に包まれた空間。
やや雑然とはしているけれど、深い緑の森には心安らぐ。
三田市に少し謝罪しつつ、満ち足りた思いで帰路へ。
2万5千分1地形図 藍本
撮影日時 080511 8時~8時50分
最後の2枚のみ、080316 11時20分頃
駐車場 参道横の広場に駐車可
地図
兵庫県丹波市春日町上三井庄
変わった名前の神社で、「おくも神社」と読むらしい。
私の持っている道路地図には、大久保神社と記載されているものもあった。
恐らくは誤植、というか、編集段階での書き間違い(聞き間違い)と思うのだが、読みの音だけを聞いて「大久保」と間違えたのだろうか。
鳥居横にあった社号標には「風之神 於久雲神社」とある。
地形的には小さな谷間にあり、私が好んで行くタイプの地形だ。
風の神様が祀られる際に、地形的な要因が絡むのかは判らないけれど、少なくともここは風の通り道といった感じではない。
風の神様なら志那都彦神かな、と思いつつ、その辺は疎いのでさらっと流しておくことにする。
集落の外れの静かな場所に入り口がある。
福知山の三和町へ抜ける、三春峠への登り口にあたる。
地形的には谷間であるが、開けていて明るい。
注連縄の位置が妙に低いのは何故だろう?
想像していたよりも立派な拝殿で、参道もツツジやサツキが植栽されており、しっかり手入れされているようだ。
今は車もあまり通らない三春峠だが、昔はそれなりに人が行き交い、休憩がてら、ここに立ち寄る人も多かったのではないだろうか。
拝殿のある石垣には苔や羊歯が賑やか。曇り空の淡い光の方が、彼らは活き活きと輝く。
長年風雨に晒された木には、何とも言えない深い味わいがある。
本殿は、華美な装飾の無いシンプルなもの。
境内社。右手のものは、「塩の神」とある。
2万5千分1地形図 市島
撮影日時 070613 9時過ぎ~10時前
駐車場 神社前に駐車スペースあり
地図
兵庫県篠山市草ノ上
神社巡りを始める前から、篠山市や南丹市方面へはよく出かけていた。
特に、国道173号線は最もよく利用する道路の一つで、車の窓から、この左近神社の鳥居を何度も見てきた。
そういったことから、神社巡りを始めた初期に訪れていて、買ったばかりの慣れないカメラで撮った写真は、懐かしいというより、あまり見たくないという出来映え。
そしていつしか、沢山の神社の印象に埋もれていき、近くを通りつつも寄らずじまい。
ただ、渋い味わいの神社だったなぁ、というイメージだけは残っていた。
先日、櫛石窓神社に行った帰り道で、左近神社の鳥居の奥に陽が射しているのが見えた。理想的な光線状態と思い、急遽、立ち寄った。
残っていたイメージ通り、やはり渋い味わいだなぁ、と感じた。そして今回は、その味わいが、少しは写真に写し取れたのではないかと思う。
鳥居の奥で、木々の緑が輝く。
急傾斜の石段の先に、ちらっと拝殿の屋根が見えて、何故かドキッとするほど「いいなぁ」と思ってしまった。
暗がりの先の光というものには、いつもときめくような感覚が生まれる。
両側は榊らしき木が密生。杉の大木もある。
早く高みへ、と気が逸る参道。
境内は狭い。振り返れば木の間越しに田畑や集落が望まれる。
本殿と境内社には、やはり独特の「渋さ」を感じる。
形? 色合い? 渋さを感じる要因は何だろう。
この空間そのものが、この雰囲気を創り上げているのかも知れない。
2万5千分1地形図 村雲
撮影日時 080406 10時~10時40分
地図
篠山市西部から加東市と西脇市の東部にかけては、とにかく住吉神社が多い。地図をざっと見ただけで、10社以上の住吉神社が見つかる。
それらの中で最も知られているのが、この上鴨川にある住吉神社だろう。
本殿は国の重要文化財、10月に行われる神事舞が、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
と言っても、普段はひっそりと静かな佇まいで、私が参拝した折も、訪れた地元の方が、「余所から来はるんは珍しいなぁ」とおっしゃっていた。

神社入り口に鳥居は無く、短い石段を上るとすぐ境内である。
手前にある小さな舞台のような建物と、奥にある割拝殿が茅葺で、とても素朴な風景で迎えてくれる。

某所では、アルミサッシの四方ガラス張り拝殿を見たことがある。それぞれの土地の事情はあろうが、やはりこういった昔ながらの形態を、いつまでも残してほしいと思う。

拝殿越しに本殿。

桧皮葺、朱塗りの秀麗な本殿。

茅葺の拝殿と、朱塗りの本殿との対比が面白い。こういう組み合わせは珍しいのではないだろうか。
2万5千分1地形図 比延
撮影日時 080423 15時半~16時
地図
ここで紹介する神社も、これで50社目。
というわけで、とっておきの神社を載せようと思う。
ネットで紹介らしい紹介は見たことが無いし、訪れる人も稀だ。それなのに美しい風景で迎えてくれる神社だ。
実のところ、ブログを始めた当初は、この神社を紹介しようかどうか迷った。
とっておき、というものは、誰かに教えたくもあり、秘密にしておきたくもあり・・・といった感覚を抱いていたからであるが、面倒くさがりの私が小まめに更新出来ているのも、ここを見てくれている人達のお陰、ということで、是非見て頂こうと思うようになった。
ただ、私にとってはとっておきだが、人の好みはそれぞれである。上手く伝わればいいのだが。
初めて訪れたのは夏の早朝。
地図を見れば判るが、すぐ近くに式内社である神田神社がある。しかし、国道沿いにある神田神社よりも、山懐に抱かれるような地形にある二宮神社に惹かれてしまうのは、いつものことだ。
市民農園のような場所を過ぎると、害獣避けのゲート。これがあると、明確に神社に行こうという目的を持っていない限り、余所者がふらりと立ち寄ることもない。
神社は地形から想像した通り、奥行きのある風景。そして地図では判らなかったこと。参道にモミジが多い。秋に再訪しようと決めた。
07年11月14日に再訪。

鳥居前は見事に色付いていた。

が、参道は緑を多く残している。

本殿周りは杉が多く、落葉と南天の実に秋を感じるのみ。

参道から少し離れた小道より、境内方向を見る。まだ色付きは淡いが、林内の宴といった趣である。
07年12月02日、もう遅すぎるだろうかと思いつつ、理想の時間帯を考えて三たび訪れてみた。

先日は鮮やかだった鳥居前の紅葉は散ってしまい、代わりに参道両脇の木々が色付いていた。まさに錦秋の小道だ。

理想の時間帯を狙ったとはいえ、ここまでの光景が演出されるとは思ってなかった。
暫し呆然とする。

黄色いものは星の煌きのようだ。

赤は、それこそ燃えるように赤い。

前回、宴のようだった場所は、凄絶な、或いは凄艶な赤である。

日曜であるのに誰も来ない。静かで激しい空間だ。
07年12月05日、四度目の訪問。
既に色褪せているのは判っていたが、狙いは葉の散る瞬間。

曇り空で、なかなか太陽が出てくれず困った。出ても風が吹かず葉が散ってくれない。待ち続けて撮った一枚。落葉の様子がイマイチわからないけれど・・・。
2万5千分1地形図 宮田
撮影日時 071114 12時前後
071202 10時半~11時半
071205 10時~11時
地図
以前に紹介した、後川上にある春日神社から程近い、後川中の集落にある。
春日神社の頁では、「篠山では最も山深い」と書いたが、かつては丹波と摂津を結ぶ交通の要衝であったらしく、多くの参拝者で賑わったらしい。
今では離れた場所を通っている国道がメインルートになっているが、かつての道は、県道となって摂丹を結んでいる。
後川中の集落に入ると、地図に載っていない狭い道が幾つか分岐している。
念のため歩いていたお婆さんに「神社はどこですか」と尋ねると、川の向こうだと教えられる。
後川中にはもう一つ神社があって、それが川向こうにある春日神社(紹介した後川上の春日神社とは別)なのだが、この辺りで神社というと、その春日神社のことになるようだ。
「この近くにもある筈なんですが・・・」
「お稲荷さんやったらあっちのお寺の横にあるけど」
ここで初めて、これから行こうとしている神社が稲荷神社であることを知る。
どこでもそうなのかも知れないが、少なくとも京都や丹波周辺では、神社は「お宮さん」、稲荷神社は「お稲荷さん」と明確に呼び分けていることが多くて、私のように地図の神社記号を頼りにあちこち訪ねていると、しばしば戸惑うことがある。

少し進むと、お婆さんの言葉通り清陰寺というお寺に辿り着く。
お寺の横に回ってみるが、神社が見当たらない。どうやらお寺の中にあるようだ。
お寺の片隅にある小さな祠みたいなものだろうかと危惧しつつ、山門をくぐってみる。左手にあるマキの大木の横を通って奥へ進むと鳥居が見えてきた。
朱の鳥居が連続し、ちゃんと参道もあってほっとする。

割拝殿らしき建物の向こうに本殿が見えてくる。思いのほか立派なものだ。

稲荷神社にしては渋めの本殿だが、その背後には・・・

眷属堂と呼ばれる赤と黒に塗られた建物があって、木造白塗りの狐がズラリ。
不気味と見るかユーモラスと見るか、とにかくなかなかに興味深い神社であった。
2万5千分1地形図 福住
撮影日時 070524 11時半頃
地図