2010年9月9日(木)、今日はスキー場のゲレンデ跡地の植生の回復状況を踏査した。結論的には、放っておけば超長期的にはブナ林に戻ると思われる。しかし、短期にブナ林を復元するために、地元のNPOや学校の生徒たちがボランティアで植栽を始めていることから、環境省も何らの支援を行う必要が生じたのだろう。昨年ボランティアによって植えられたブナの苗木は、周辺のブナ林の実生苗を掘りとって移植したものだが、現場に行ってみると、素人が植えたにしては予想以上の活着率で、ほぼ90%以上が生きていた。中には弱って葉が小さく黄色くなっている苗木もあるが、新たに生長を始めている元気な苗木も多くあった。活着の問題があまりなければ、今後は、どうすればブナの早期生長を促せるかという点が中心になりそうだ。
〈閉鎖して5年が経過したゲレンデ。一見ススキ草原のようだが、既に3m以上のアカメイタヤの群落ができはじめている。〉
〈昨年植えられたブナの苗木の活着率は思ったより良かった。〉
〈帰りに田沢湖が見下ろせる道路脇の展望台に寄ってみた。〉
〈閉鎖して5年が経過したゲレンデ。一見ススキ草原のようだが、既に3m以上のアカメイタヤの群落ができはじめている。〉
〈昨年植えられたブナの苗木の活着率は思ったより良かった。〉
〈帰りに田沢湖が見下ろせる道路脇の展望台に寄ってみた。〉