a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

小話

2005年11月16日 | 社会問題
 ある方のブログで紹介されていた、仏の小話です。今回の一連の騒動を考える上で有益かもしれません。ちょっとブラックジョークも入っていますが。

ある男が死んで、天国と地獄の分かれ道のところに来た。そこには死者を天国と地獄にふりわける係員がいる。係員は「天国と地獄、どちらに行くかはまず試しに両方行ってみてからご自分で決めていただくことになります」という。

男はまず天国に行ってみることにした。天国に行ってみるとあたりは白い雲がふわふわとし、美しい音楽が流れ、平和であるがすべてが単調で退屈だ。「ふーん、天国ってこんなものか。地獄の方も一応見てみよう。」と男は今度は地獄に行ってみる。

地獄の扉をあけるとスタイル抜群の美女達が「あーら、いらっしゃーい、こちらへどうぞ」と男を迎える。男は「ここは地獄なんだから、これはワナだな」と思いつつ、美女達についてテーブルにつく。そこではおいしいお酒にご馳走が皆に振舞われ、みな美男美女ばかり、こんなに心地よいところはない。

すっかりいい気分になってもとの分かれ道のところに戻っていった男に、係員が「さあ、どちらにされますか?」とたずねる。男は「地獄へ行くよ」と答える。係員は「それではどうぞ。」と男を地獄に連れて行く。先ほどの地獄の扉を男が開けると今度は美女ではなく恐ろしい悪魔が顔を出し、「早くこっちへ来い」と男を引きずり込む。そこは血の池、火責め、皆苦痛の叫びを上げて苦しんでいる。男は「話が違う、助けてくれ」と叫ぶと悪魔は「観光と移民は違うんだよ」とウィンクした。

まあ、仏に限らず、日本も同じ様子だと思いますが。

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