花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

三つ峠山 へ

2006-04-21 | 登山
富士山展望の山は 数ある中でも真っ先に思い浮かんだ山 それが『三つ峠』だと、リーダーが言わしめたその山行きに参加しました。

河口湖畔側から登山開始。【木無山】【開運山】【御巣鷹山】の三山の嶺を総称して山名が出来たそうです。

途中屏風岩が見えてきましたが、切り立った岩が谷底まで落ち込んでいるところが、ロッククライミングの練習場としてあまりにも有名な所だとか! 今年に入ってNHKが放映した「氷壁」のK2の舞台になったところでもあります。


此処を通り過ぎると最高峰の開運山=三つ峠山(1785m)。空は春霞と言うのでしょうか薄曇りの白い空に、白い雪を抱いた富士山が微かに見えてはいるものの残念ながらblogにするには諦めざるを得ませんでした。代わりに集合写真を・・・皆ニコヤカに。

          【佐藤良平氏 撮影】

最北の御巣鷹山を折り返した途中から急降下が始まりました。鎖場やロープの数は数えきれない程に次から次へと現れて、ストックが邪魔になる時がしばしばでした。最大の難関はトラバースの処し方でした。先輩を見習う事で辛うじてクリアーする事が出来ましたが、一瞬たりとも気を緩められない行程が3時間も続いたのです。

大小五つの滝の水を集めて流れる大幡川では、激流の中の岩を伝って対岸に渡らなければなりませんでしたが、一人一人の撮影を試みてみました・・・その一枚を。


この季節 広葉樹林帯では新芽が微かに感じられる程度で、お花畑もドライフラワーの立ち枯れた淋しさでした。大分山裾近くなって「ハシリドコロ」の赤紫の花を一つ見つけたのと「キブシ」が簪のようにゆれているのを撮ったのみでした。


 ★ ハシリドコロ(走り野老)
   毒性植物で食すと発狂状態になって走り回る所から付いた名前
 
 ★ キブシ (木五倍子)  
   果実を五倍子(ゴバイシ)の代用として黒色の染料にする