お寺さんぽ Ver.03

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天上天下唯我独尊 仏教の開祖「お釈迦さま」1

2006年08月07日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は仏教を語る上で避けては通れない(ような気がする)この方、仏教の開祖「お釈迦さま」について。
ついでにラストでは「釈迦如来」も説明する予定ですんで。
ゆったりお読みいただければー。

お釈迦さま、この”釈迦”っていうのはまず人名ではありません。
インドの種族で「釈迦族」というのがありまして、この人はそこの王子さまだったんですよ。
古代インドの実在人物です。架空の方ではありません。

紀元前(566)…これは諸説あり。だいたい七世紀から五世紀ころのこと。
現在のネパールあたりにあった「釈迦族」の王、シュッドーダナ(浄飯王)、その王妃マーヤー(摩耶)の子として生まれます。
この誕生日、四月八日こそが灌仏会(かんぶつえ)とか降誕会(ごうたんえ)と言われる、いわゆる花祭りなんですね。
本名は「ゴータマ・シッダールタ」といいます。

産気づいていた王妃マーヤはお産のために実家へ戻るんですが、その旅の途中「ルンビニー園」へ立ちより、池で沐浴します。
ふと見た無憂樹の小枝を手折ろうと手を伸ばしたした、その時!
なんと王妃マーヤの”右脇腹”から赤ん坊がすぽんと生まれ、その直後に前に七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指し、

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」

とか言ったそうです。有名ですよね。
ただ、この「天上天下唯我独尊」がどんな意味だか知らないでしょ?

…ちなみに↑こんな風にさも詳しいように書いたひでるさんですが、つい先日までそれを「この世界は私の物だあああ!!」と解釈してました。
阿呆ですね。
こんな台詞を言うのは、永井豪センセの漫画に出てくる敵役(ドクターヘルとか地獄大元帥…っておなじか)くらいなもんですよ。てへへ。


い) この宇宙(世界?)で唯一人間だけにできる尊い使命がある。

ろ) 私はこの世の衆生を安んじるために誕生したから尊いのである。

は) この世に私よりも優れた人はおらず、尊い存在なのである。


…三択問題ではありませんよー。
「天上天下唯我独尊」
こいつを本で調べたら、こんな風にいくつかの解釈がありました。(※微妙に違ってたさー)
どれが本当であるかは置いといて、生まれたばかりのガキんちょが言う台詞ではありませんね。


⇒ つづく

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 内容はわかり易く、高評価なようですよ。



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