お寺さんぽ Ver.03

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如来 (お父さんのための仏像講座)

2006年02月21日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は特別編にしました。
知っているようであんまり知らない(と思う)、仏像について
学んでみましょう。

「お父さんのための仏像講座ぁ」 (※鼻にかかった声で読んでね)
第一回目は仏像でも中心的な存在の「如来」についてです。

「如来」ってのは「真如(真実)から来た者」という意味だそうです。
まぁ、簡単に言えば仏教を完璧に極めた人(あ、人でないか?)です
かね。
えっと見た目としては簡単な衣を身にまとった、パンチパーマな像です。
大抵お寺の中央におられますね。
その「如来」と言えば、だいたいこの人たちのこととなります。

・釈迦如来  (しゃかにょらい)
・阿弥陀如来 (あみだにょらい)
・薬師如来  (やくしにょらい)
・弥勒如来  (みろくにょらい)
・大日如来  (だいにちにょらい)
・毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)

さあて、肝心の見分け方。簡単な方から見てみましょう。

「大日如来」
上でパンチとか書いてましたが、冠かぶったりネックレス(ではないですが)
してたり、全体的に豪華な方がそうです。意外にあちこちで見かけます。
智拳印(ちけんいん)という、忍者がドロンする時のような手が特徴です。

「薬師如来」
左手に薬箱(まるい土瓶のようなの)を持ってます。諸病諸苦を除くという
性質からか、あちこちで見かけます。
一部はタコ呼ばわりされたりもしてます。 →蛸薬師参照

「毘盧舎那如来」
奈良の国宝、東大寺の大仏です。実はここ以外に他はほとんどないという
レア仏だったりします。
だから気にしないでOK。(いーかげん)

「弥勒如来」
ちなみに京都広隆寺の有名な国宝は「弥勒菩薩」で、まだ修行中のお姿です。
未来に出てくる予定な方なんで「未来仏」と言われます。
…そんな訳からか、こちらもレア仏。
見分けは~印とかが違いそうなんですが、ひでるさんよくわかってません。
実物としては奈良の東大寺や興福寺にありますが、まぁ、ほとんどいないので
基本的にはこちらも気にしないでOK。

「釈迦如来・阿弥陀如来」
そっくりなんで実にややこしい方々です。
とりあえず写真つけてみました。ご覧下さい。
こうすると誰の手?クイズ、ですね。正解は③と⑤がお釈迦さま、他は阿弥陀さまです。
……わかるかな、指で丸を作ってる方は阿弥陀さま、そうでない方はお釈迦さまなんです。
おぼえ方としては「世の中ゼニやー」と言ってる方が阿弥陀さま、です。
ちなみに、弥勒さんと同様に釈迦は「過去」、阿弥陀は「現代」となってます。

おしまい。
…なんだか、ひでるさんぶっとばされそうですね。
まぁ、本当は印の形とか両脇に誰がおわすかで見分けます。例外も多数存在しますし、
間違っても責任はもちません。
だいたいこんなんだよー、という程度ですね。あまり深く考えないように。
「以上、お父さんのための仏像講座でしたぁ」 (※鼻にかかった声で読んでね)


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