酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

空豆は二度来る。

2013-04-10 | 酒風景
昨夜は仕事先のお方と晩酌。
ちょっとした理由もあって「きわき家」さんへ。

おすすめとしてカウンターの上に鎮座していたのが「天豆」。空豆を飲み屋ではこう書く。

あれ?空豆って夏のものじゃなかったっけ。いつもその頃に食べてたような気がするのだが。

そろそろ九州あたりでは採れていて、それがこれ。夏になったら地物が入るのでまたお出しします。

なるほど、二度旬を楽しめるということか。では第一回目をいただこうかな。


天豆の炙り。ほこほことした豆からは、ほんのりと香る初夏の香り、なんて言うと格好よすぎるが、ともかくは旨いのだった。

いつだったか、どこだかでこういうものを頂いていたとき、隣席の女性がからになった豆のサヤを見て「あ、そらまめ君のベッドだ」と言った。
そらまめを擬人化した幼児向けの童話のようなものがあるのだそうで、言われてみれば豆の収まり具合、なかなか心地よさそうにも見え、なるほどベッドとはよく言ったものだ。

彼女、空豆のサヤを見たのは初めてとのことで、子どもに見せたいので、それもらってもいいですかと言う。あら、素敵なお母さんだこと、もちろんいいですよ…

てか、ほしけりゃ自分で注文しろよ。ここは飲食店だ。