酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

さ巻き。

2013-01-18 | 酒風景
冷え込んでおる。気温が10℃を下回る(真冬になれば、いちいち気温にマイナスをつけないのが北海道人の作法?)のは慣れたとしても、昨日のようにうっすら風が吹いたりするとやたら寒い。これがどうにも切ない。

と、ぼやきながら、熱燗のお供はこれ。


う巻き、ではないぞ。これは「さ巻き」。
サンマの「さ」。なにげに思いつき、サンマの蒲焼(缶詰)を卵で巻いてみた。

見た目、う巻きのように装ったが、味はぱっとしない(笑)。やはり、う巻きは鰻だから、鰻が脂っぽいから旨いのだと思う。ただ、生サンマを使えば良い結果は得られるのではないかというポテンシャルは感じられる一品である。

そうは言ってみても、う巻きとの対比をするからそういう話になるのであって、卵焼き、サンマ蒲焼は合体しても美味しいのは事実。肴にもなるし、もちろんご飯にも。
さらにこの「さ巻き」に、缶詰に残ったタレをかけて食べたら旨かったことを、サンマの蒲焼の名誉にかけて申し添えておく。

そういや、鰻は稚魚が獲れなくなって、昨年は価格が高騰。
今年はどうなるのか。一年くらいで回復するものなのか。いやいや、価格がどうのとか丑の日がどうとかよりも、何より種の保存の問題だ。

マグロやクジラについてもそうだったが、獲れなくなったとか漁獲制限がどうのという話になると、食べられなくなるということばかり大騒ぎするテレビと国民。
また、去年ぼんやり見てたテレビで、アジアで鰻が獲れないのなら地球の裏側にまで行って日本人の口に合う鰻を探そうとかやってたが、なんか違うような気がする。