大花野

秋彼岸　古希＋１の　家長なり
（あきひがん　こきプラスワンの　かちょうなり）
19845 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋

知らぬ間に　涎垂れてる　暮の秋
（しらぬまに　よだれたれてる　くれのあき）
19846 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋

いつとはなし　雨降り続く　秋彼岸
（いつとはなし　あめふりつづく　あきひがん）
19847 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋

旅予定　嫁と語らう　良夜かな
（たびよてい　よめとかたらう　りょうやかな）
19848 【季語】 良夜 【季節】 三秋

新薬師　小粒の萩の　似合いけり
（しんやくし　こつぶのはぎの　にあいけり）
19849 【季語】 萩 【季節】 初秋

鶏頭咲く　テニスコートの　柵沿いに
（けいとうさく　てにすこーとの　さくぞいに）
19850 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋

大江戸の　鮨職人の　露けさや
（おおえどの　すししょくにんの　つゆけさや）
19851 【季語】 露けし 【季節】 三秋

露けしや　新婚の旅　美ヶ原
（つゆけしや　しんこんのたび　うつくしがはら）
19852 【季語】 露けし 【季節】 三秋

秋うらら　秋色見付く　向こう岸
（あきうらら　あきいろみつく　むこうぎし）
19853 【季語】 秋うらら 【季節】 三秋

大花野　大の字に寝る　夢を見し
（おおはなの　だいのじにねる　ゆめをみし）
19854 【季語】 花野 【季節】 三秋

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９月２１日 露の玉

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９月２０日 野分

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電信柱

天高く　電信柱　背の伸びし
（てんたかく　でんしんばしら　せののびし）
19837 【季語】 天高し 【季節】 三秋

颱風の被害の一つに電信柱の倒壊がある。
最近、電信柱の背が高くなっている。
でも、直径はそのまま。
倒れて当然か？

秋空に　上弦の月　昼の月
（あきぞらに　じょうげんのつき　ひるのつき）
19838 【季語】 秋空 【季節】 三秋

散歩道　秋思の心　朋として
（さんぽみち　しゅうしのこころ　ともとして）
19839 【季語】 秋思 【季節】 三秋

指先に　秋を感じる　散歩道
（ゆびさきに　あきをかんじる　さんぽみち）
19840 【季語】 秋 【季節】 三秋

アクセルと　ブレーキの難　秋愁い
（あくせると　ぶれーきのなん　あきうれい）
19841 【季語】 秋愁 【季節】 三秋

水澄むや　水面に浮かぶ　映り込み
（みずすむや　みなもにうかぶ　うつりこみ）
19842 【季語】 水澄む 【季節】 三秋

水澄むや　選挙公約　明日は反古
（みずすむや　せんきょこうやく　あすはほご）
19843 【季語】 水澄む 【季節】 三秋

末枯や　日に日に進む　枯れ姿
（うらがれや　ひにひにすすむ　かれすがた）
19844 【季語】 末枯れ 【季節】 晩秋

末枯（うらがれ）＝枝先、葉先から枯れはじめ、
近寄る枯野を予感させる晩秋の景色。

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９月１９日 俤（おもかげ）

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老醜（ろうしゅう）

老醜と　思い始めの　秋思かな
（ろうしゅうと　おもいはじめの　しゅうしかな）
19829 【季語】 秋思 【季節】 三秋

寝るだけの　部屋で夜長の　長きこと
（ねるだけの　へやでよながの　ながきこと）
19830 【季語】 夜長 【季節】 三秋

歩道橋　足下の騒音　秋日和
（ほどうきょう　そっかのそうおん　あきびより）
19831 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

雨上がり　しっとりとして　秋日和
（あめあがり　しっとりとして　あきびより）
19832 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

秋日和　老いての会話　行き違い
（あきびより　おいてのかいわ　いきちがい）
19833 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

秋日和　関西弁は　喧し
（あきびより　かんさいべんは　かまびすし）
19834 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

散歩道　露けき中を　怖れずに
（さんぽみち　つゆけきなかを　おそれずに）
19835 【季語】 露けき 【季節】 三秋

近頃は　災禍大なる　野分かな
（ちかごろは　さいかだいなる　のわきかな）
19836 【季語】 野分 【季節】 仲秋

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９月１８日 ビル風

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老人の日

老人も　敬老も嫌　若き故
（ろうじんも　けいろうもいや　わかきゆえ）
19816 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋

老人の　認識薄く　持て余し
（ろうじんの　にんしきうすく　もてあまし）
19817 【季語】 老人の日 【季節】 仲秋

敬老の日　じじばばなれど　生きてます
（けいろうのひ　じじばばなれど　いきてます）
19818 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋

風に揺る　コスモスの花　白一輪
（かぜにゆる　こすもすのはな　しろいちりん）
19819 【季語】 コスモス 【季節】 仲秋

草の花　色々ありて　面白し
（くさのはな　いろいろありて　おもしろし）
19820 【季語】 草の花 【季節】 三秋

畦道に　独り咲く花　曼珠沙華
（あぜみちに　ひとりさくはな　まんじゅしゃげ）
19821 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋

藁塚は　遊び場なりし　昔あり
（わらづかは　あそびばなりし　むかしあり）
19822 【季語】 藁塚 【季節】 晩秋

秋暑し　江戸を好むは　何故か
（あきあつし　えどをこのむは　なにゆえか）
19823 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋

雲という　雲満開の　秋の空
（くもという　くもまんかいの　あきのそら）
19824 【季語】 秋の空 【季節】 三秋

北向きの　我が部屋昼寝　向きらしき
（きたむきの　わがへやひるね　むきらしき）
19825 【季語】 昼寝 【季節】 三夏

黄花片　向日葵の花　天を射す
（きはなびら　ひまわりのはな　てんをさす）
19826 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏

人生は　後ろ姿の　秋の旅
（じんせいは　うしろすがたの　あきのたび）
19827 【季語】 秋 【季節】 三秋

夏と秋　行き交いて尚　秋暑し
（なつとあき　ゆきかいてなお　あきあつし）
19828 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋

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９月１７日 秋草

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９月１６日 草の花

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９月１５日 新涼２

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夜もすがら

此の秋は　年寄りいじめ　運の尽き
（このあきは　としよりいじめ　うんのつき）
19810 【季語】 秋 【季節】 三秋

将来に　不安募りし　暮の秋
（しょうらいに　ふあんつのりし　くれのあき）
19811 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋

秋晴れは　二日続かぬ　この異常
（あきばれは　ふつつづかぬ　このいじょう）
19812 【季語】 秋晴れ 【季節】 三秋

秋風や　層も乱れて　黒き雲
（あきかぜや　そうもみだれて　くろきくも）
19813 【季語】 秋風 【季節】 三秋

大いなる　もの落とし行く　野分かな
（おおいなる　ものおとしゆく　のわきかな）
19814 【季語】 野分 【季節】 仲秋

仲秋や　旅の計画　夜もすがら
（ちゅうしゅうや　たびのけいかく　よもすがら）
19815 【季語】 仲秋 【季節】 仲秋

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９月１４日 今朝の秋

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秋不思議

秋愁や　波瀾万丈　秋津島
（しゅうしゅうや　はらんばんじょう　あきつしま）
19802 【季語】 秋愁 【季節】 三秋

風恐く　雨また恐し　雷電も
（かぜこわく　あめまたこわし　らいでんも）
19803 【季語】 雷電 【季節】 三夏

雷電＝稲光

高すぎる　電信柱　倒る秋
（たかすぎる　でんしんばしら　たおるあき）
19804 【季語】 秋 【季節】 三秋

空港が　海に沈むや　秋不思議
（くうこうが　うみにしずむや　あきふしぎ）
19805 【季語】 秋 【季節】 三秋

出入り口　一つの空港　秋不思議
（でいりぐち　ひとつのくうこう　あきふしぎ）
19806 【季語】 秋 【季節】 三秋

暮の秋　道の停電　人災と
（くれのあき　どうのていでん　じんさいと）
19807 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋

小５より　酒の味知り　うそ寒し
（しょう５より　さけのあじしり　うそさむし）
19808 【季語】 うそ寒 【季節】 晩秋

俳句評　切り抜き２年　長き夜
（はいくひょう　きりぬき２ねん　ながきよる）
19809 【季語】 長き夜 【季節】 三秋

毎日新聞朝刊の坪内稔典さんの俳句評の切り抜き。
面白い。

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９月１３日 曼珠沙華

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