
十月の ひと日ひと時 楽しめり
じゅうがつの ひとひひととき たのしめり
21538 2021/10/11 【季語】 【季節】 晩秋
コロナ禍に 十月になりて 髪を切る
ころなかに じゅうがつになりて かみをきる
21539 2021/10/11 【季語】 十月 【季節】 晩秋
桃吹くや 俤浮かび 故郷も
ももふくや おもかげうかび ふるさとも
21540 2021/10/11 【季語】 桃吹く 【季節】 仲秋
桃吹く=綿吹く(綿の花が弾けるように咲くこと)
立山や 万年雪に 初冠雪
たてやまや まんねんゆきに はつかんせつ
21541 2021/10/11 【季語】 初雪 【季節】 初冬
薑を 噛んで我が身を 清めけり
はじかみを かんでわがみを きよめけり
21542 2021/10/11 【季語】 薑 【季節】 初秋
薑(はじかみ)=生姜(しょうが)
はじかみ生姜=懐石料理の焼き物の膳にはじかみ生姜が添えられ、
その後の料理の味覚をリセットすることができる。
初心に戻る意。
柘榴の実 遠い昔の オヤツなり
ざくろのみ とおいむかしの おやつなり
21543 2021/10/11 【季語】 柘榴 【季節】 仲秋
川土手を 猪親子 穏やかに
かわどてを いのししおやこ おだやかに
21544 2021/10/11 【季語】 猪 【季節】 晩秋
止むでなく 降るでもなしや 秋雨とは
やむでなく ふるでもなしや しゅううとは
21545 2021/10/11 【季語】 秋雨 【季節】 初秋
雨に濡れ 風に揺れる萩 新薬師
あめにぬれ かぜにゆれるはぎ しんやくし
21546 2021/10/11 【季語】 萩 【季節】 初秋
こぼれ萩 一花ごとに 光あり
こぼれはぎ ひとはなごとに ひかりあり
21547 2021/10/11 【季語】 萩 【季節】 初秋
草の花 風まかせの旅 憧れに
くさのはな かぜまかせのたび あこがれに
21548 2021/10/11 【季語】 草の花 【季節】 初秋
椋鳥は 一樹に集い 大合唱
むくどりは いちじゅにつどい だいがっしょう
21549 2021/10/11 【季語】 椋鳥 【季節】 三秋
五百羅漢 色無き風に 色付けり
ごひゃくらかん いろなきかぜに いろづけり
21550 2021/10/11 【季語】 色無き風 【季節】 三秋
身に沁むや 宰相どもに 無き心
みにしむや さいしょうどもに なきこころ
215551 2021/10/11 【季語】 身に沁む 【季節】 三秋
諦念と 豁然大悟 吾亦紅
ていねんと かつぜんたいご われもこう
21552 2021/10/11 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋
諦念(ていねん)=道理を悟ること。
豁然大悟(かつぜんたいご)=悟りは一瞬にあり。