花筏 堰に止まれば 護美となり
(はないかだ せきにとまれば ごみとなり)
15505 【季語】 花筏 【季節】 晩春
曇天も 春は曙 当てならず
(どんてんも はるはあけぼの あてならず)
15506 【季語】 春 【季節】 三春
手の甲の 汗で感じる 春の風
(てのこうの あせでかんじる はるのかぜ)
15507 【季語】 春 【季節】 三春
満開の 旬を過ぎても 桜だね
(まんかいの しゅんをすぎても さくらだね)
15508 【季語】 桜 【季節】 晩春
気忙なり 躑躅の莟 膨らんで
(きぜわなり つつじのつぼみ ふくらんで)
15509 【季語】 躑躅 【季節】 仲春
何度目か 今年最後の 花宴
(なんどめか ことしさいごの はなうたげ)
15510 【季語】 花 【季節】 晩春
餌もやらず 手拍ち鯉呼ぶ 春の朝
(えさもやらず てうちこいよぶ はるのあさ)
15511 【季語】 春 【季節】 三春
春荒れや 着衣の濡れの もどかしさ
(はるあれや ちゃくいのぬれの もどかしさ)
15512 【季語】 春荒れ 【季節】 三春
雨風に 負けぬ桜の 意気長し
(あめかぜに まけぬさくらの いきながし)
15513 【季語】 桜 【季節】 晩春
花散れば 蘂緑葉に 目の行きて
(はなちれば しべみどりはに めのゆきて)
15514 【季語】 花 【季節】 晩春