俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2012年11月26日 | 俳句

時雨るるや 旅終えたるに 降るもよし
(しぐるるや たびおえたるに ふるもよし)
15305 【季語】 時雨るる 【季節】 初冬


息切れて 色もかすみし 冬紅葉
(いきぎれて いろもかすみし ふゆもみじ)
15306 【季語】 冬紅葉 【季節】 三冬


冬の陽に くしゃみで答ゆ 元気さを
(ふゆのひに くしゃみでこたゆ げんきさを)
15307 【季語】 冬の陽 【季節】 三冬


オレンジの コスモス有りと 嫁の笑み
(おれんじの こすもすありと よめのえみ)
15308 【季語】 コスモス 【季節】 仲秋


コスモスの 青空に映ゆ 花の色
(こすもすの あおぞらにはゆ はなのいろ)
15309 【季語】 コスモス 【季節】 仲秋


あきざくら 旅の天気を ありがとう
(あきざくら たびのてんきを ありがとう)
15310 【季語】 あいざくら 【季節】 仲秋
あきざくら=秋桜=コスモス


素饂飩に 天カスと葱 大盛に
(すうどんに てんかすとねぎ おおもりに)
15311 【季語】 葱 【季節】 三冬


吹き溜まる 銀杏落葉を 撮る人も
(ふきだまる いちょうおちばを とるひとも)
15312 【季語】 銀杏落葉 【季節】 初冬


宿の庭 福を招くか 花八つ手
(やどのにわ ふくをまねくか はなやつで)
15313 【季語】 花八つ手 【季節】 初冬


庭の隅 宿の歴史を 石蕗知るや
(にわのすみ やどのれきしを つわしるや)
15314 【季語】 石蕗 【季節】 初冬