俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

散る紅葉

2012年11月20日 | 俳句

凪の川 閑かさ砕き 鴨降りる
(なぎのかわ しずかさくだき かもおりる)
15292 【季語】 鴨 【季節】 三冬


山茶花は 雨に枝先 しとど濡る
(さざんかは あめにえださき しとどぬる)
15293 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


道脇の 紅増すもみじ 散る紅葉
(みちわきの べにますもみじ ちるもみじ)
15294 【季語】 紅葉散る 【季節】 初冬


冬浅し 時雨の後は 小春日に
(ふゆあさし しぐれのあとは こはるびに)
15295 【季語】 冬浅し 【季節】 初冬


冬凪や 鳶は高く 風に乗る
(ふゆなぎや とんびはたかく かぜにのる)
15296 【季語】 冬凪 【季節】 三冬


人生は 訣れ重ねる 冬の旅
(じんせいは わかれかさねる ふゆのたび)
15297 【季語】 冬 【季節】 三冬


澄みし川 閑かに流れ 小春かな
(すみしかわ ひまかにながれ こはるかな)
15298 【季語】 小春 【季節】 初冬


銀杏散る 改装なりし 自転車道
(いちょうちる かいそうなりし じてんしゃどう)
15299 【季語】 銀杏散る 【季節】 晩秋


冬の雨 外より漏れし 音淋し
(ふゆのあめ そとよりもれし おとさみし)
15300 【季語】 冬 【季節】 三冬


鴨上る 下るより強き ハの波紋
(かものぼる くだるよりつよき はのはもん)
15301 【季語】 鴨 【季節】 三冬


一大事 羽ばたつかせ 鴨離水
(いちだいじ はねばたつかせ かもりすい)
15302 【季語】 鴨 【季節】 三冬


同窓の 顔なつかしく 冬宴
(どうそうの かおなつかしく ふゆうたげ)
15303 【季語】 冬 【季節】 三冬


杯重ね 昔にもどる 冬宴
(はいかさね むかしにもどる ふゆうたげ)
15304 【季語】 冬 【季節】 三冬


コメント
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