俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋寂ぶ(あきさぶ)

2012年11月05日 | 俳句

秋寂ぶや 尖り屋根の 茅葺きの
(あきさぶや とんがりやねの かやぶきの)
15189 【季語】 秋寂ぶ 【季節】 晩秋


柿たわわ 渋と思えど 気に掛かり
(かきたわわ しぶとおもえど きにかかり)
15190 【季語】 柿 【季節】 晩秋


臍の下 見る物見えず 暮の秋
(へそのした みるものみえず くれのあき)
15191 【季語】 秋 【季節】 三秋


名の読めぬ 親と子ばかり 文化の日
(なのよめぬ おやとこばかり ぶんかのひ)
15192 【季語】 文化の日 【季節】 晩秋


気が抜けて 飲めども酔えぬ 寝酒かな
(きがぬけて のめどもよえぬ ねざけかな)
15193 【季語】 寝酒 【季節】 三冬


寝て居れば 薄ら寒さに 寝惚け覚め
(ねておれば うすらさむさに ねぼけざめ)
15194 【季語】 薄ら寒 【季節】 晩秋


予定表 埋もれ始めし 十一月
(よていひょう うもれはじめし じゅういちがつ)
15195 【季語】 十一月 【季節】 初冬


童謡で 思い出すのみ 落ち葉焚き
(どうようで おもいだすのみ おちばたき)
15196 【季語】 落ち葉焚き 【季節】 三冬


素うどんに 葱に天カス 暮の秋
(すうどんに ねぎにてんかす くれのあき)
15197 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋


冬屋台 斜めに詰めて 飲む仁義
(ふゆやたい ななめにつめて のむじんぎ)
15198 【季語】 冬屋台 【季節】 三冬