満月と 知りて桜に 逢いに行く
(まんげつと しりてさくらに あいにいく)
12168 【季語】 花 【季節】 晩春
川沿いは 未だ三分と 嫁桜
(かわぞいは いまださんぶと よめざくら)
12169 【季語】 桜 【季節】 晩春
花見行く 途中に見し 花海棠
(はなみゆく とちゅうにみし はなかいどう)
12170 【季語】 花見 【季節】 晩春
川筋を 登れどつきぬ 桜道
(かわすじを のぼれどつきぬ さくらみち)
12171 【季語】 桜 【季節】 晩春
花見より 人見と言うが 真なり
(はなみより ひとみというが まことなり)
12172 【季語】 花見 【季節】 晩春
ひとひらの 花びら浮かべ 花見する
(ひとひらの はなびらうかべ はなみする)
12173 【季語】 花見 【季節】 晩春
願わくば 陽光の下 花を見ん
(ねがわくば ようこうのもと はなをみん)
12174 【季語】 花 【季節】 晩春
花見宴 別れはいつも 遠回り
(はなみえん わかれはいつも とおまわり)
12175 【季語】 花見 【季節】 晩春
花恋うは 桜のみにや あらずして
(はなこうは さくらのみにや あらずして)
12176 【季語】 花 【季節】 晩春
花心 いかに判るや 掴めるや
(はなごころ いかにわかるや つかめるや)
12177 【季語】 花 【季節】 晩春
蝌蚪の池 今しばらくは 静かなり
(かとのいけ いましばらくは しずかなり)
12178 【季語】 蝌蚪 【季節】 晩春
蝌蚪=お玉杓子(おたまじゃくし)
目の前を ひらひらひらり 蝶ひらり
(めのまえを ひらひらひらり ちょうひらり)
12179 【季語】 蝶 【季節】 三春
どこからも 話のかからぬ 花見かな
(どこからも はなしのかからぬ はなみかな)
12180 【季語】 花見 【季節】 晩春
梅散るに 蘂のしぶとく 残りけり
(うめちるに しべのしぶとく のこりけり)
12181 【季語】 梅 【季節】 初春
梅の蘂 心たくさん 残しけり
(うめのしべ こころたくさん のこしけり)
12182 【季語】 梅 【季節】 初春
雲に乗る ノンちゃん有りし 春の夢
(くもにのる のんちゃんありし はるのゆめ)
12183 【季語】 春の夢 【季節】 三春