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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

老の春

2009年01月12日 | 俳句

『風花の 光溢れて 天地人』
(かざばなの ひかりあふれて てんちじん)

『一段と 涙脆きや 老の春』
(いちだんと なみだもろきや おいのはる)

『朧なる 日々過ぎ去りて 松明ける』
(おぼろなる ひびすぎさりて まつあける)

『美しや 椀に残りし 人参よ』
(うつくしや わんにのこりし にんじんよ)

『寒の日は 膝の泣く音 聞こえけり』
(かんのひは ひざのなくおと きこえけり)

『膝掛けの 恩恵無くば 心寒』
(ひざかけの おんけいなくば こころさむ)

『湯ざめには 風呂に入らぬ 策がある』
(ゆざめには ふろにはいらぬ さくがある)

『成人の日 酒解禁に あらずして』
(せいじんのひ さけかいきんに あらずして)
 
『冬ざれて 深こう坐るや 麻生さん』
(ふゆざれて ふこうすわるや あそうさん)