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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

泣初

2009年01月06日 | 俳句

『初暦 取り戻せしや 日常を』
(はつごよみ とりもどせしや にちじょうを)

『泣初の 留まる気配 未だなし』
(なきぞめの とどまるけはい いまだなし)

『昼飯に やっとありつく 五日かな』
(ひるめしに やっとありつく いつかかな)

『この五日 六分の狂気 残るのみ』
(このいつか りくぶのきょうき のこるのみ)

『春着着る 吾子に会いたし 顔見たし』
(はるぎきる あこにあいたし かおみたし)

『鰤刺身 三日も食べれば もう充分』
(ぶりさしみ みっかもたべれば もうじゅうぶん)

『年新た 日新たにして 初暦』
(としあらた ひあらたにして はつごよみ)

『正月も 明けて万物 寒に入り』
(しょうがつも あけてばんぶつ かんにいり)

『水仙や 春の気配の 満ち満ちて』
(すいせんや はるのけはいの みちみちて)

『願わくば 雪間の草の 春を見ん』
(ねがわくば ゆきまのくさの はるをみん)