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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

団子花

2008年04月24日 | 俳句

『地下出ると 男もしたい 春日傘』
(ちかでると おとこもしたい はるひがさ)

『餌は何 高架の上の 鴉の巣』
(えさはなに こうかのうえの からすのす)

『咲き出でし 薄くも濃くも 紅躑躅』
(さきいでし うすくもこくも べにつつじ)

『春の昼 脛に傷ある 女高生』
(はるのひる すねにきずある じょこうせい)

『雪柳 散れば咲きたる 団子花』
(ゆきやなぎ ちればさきたる だんごばな)
               団子花=小手毬の花

『春の夜の 月は陰りて 空澄みし』
(はるのよの つきはかげりて そらすみし)

『花馬酔木 鈴生りの鐘 撞きたきや』
(はなあしび すずなりのかね つきたきや)

『武者幟 ベランダ越しに 控え目に』
(むしゃのぼり べらんだごしに ひかえめに)