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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

柿若葉

2007年05月10日 | 俳句

『夏の夜に 落とせし星を 拾い行く』
(なつのよに おとせしほしを ひろいゆく)

『満開の 躑躅の道の ここかしこ』
(まんかいの つつじのみちの ここかしこ)

『忍び音を 聞き漏らす内 夏来る』
(しのびねを ききもらすうち なつきたる)

『下弦の月 儚き夢や 夏の月』
(かげんのつき はかなきゆめや なつのつき)

『柿若葉 光る瓦の うらめしき』
(かきわかば ひかるかわらの うらめしき)

『老いされど 網戸を通し 風と音』
(おいされど あみどをとおし かぜとおと)

『新緑や 美しく老いる 女も居て』
(しんりょくや うつくしくおいる ひともいて)

『冷蔵庫 買い替え思案 娘来る』
(れいぞうこ かいかえしあん むすめくる)

『揚羽蝶 飛び立つまでは 羽を閉じ』
(あげはちょう とびたつまでは はねをとじ)

『出張の ついでに三社の 御祭り』
(しゅっちょうの ついでにさんしゃの おんまつり)