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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

三選俳句暦 6月22日(木)

2023年06月22日 | 三選俳句暦



金糸梅 雨の雫も 金色に
きんしばい あめのしずくも こんじきに
6595 2008/6/22 【季語】 金糸梅 【季節】 三夏


夜更かしも ほどほどにせよ 明早し
よふかしも ほどほどにせよ あけはやし
20397 2019/6/22 【季語】 明早し 【季節】 三夏


梅雨の雷 層成す雲で 横光り
つゆのらい そうなすくもで よこびかり
20399 2019/6/22 【季語】 梅雨の雷 【季節】 仲夏



三選俳句暦 6月21日(水)

2023年06月21日 | 三選俳句暦



地下鉄に 夏至はあるやら 今日は雨
ちかてつに げしはあるやら きょうはあめ
6583 2008/6/21 【季語】 夏至 【季節】 仲夏


華麗さも 鬱陶しさも 薔薇の園
かれいさも うっとうしさも ばらのその
15856 2013/6/21 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


梅雨籠もり 歩くは窓まで 外見のみ
つゆこもり あるくはまどまで そとみのみ
20395 2019/6/21 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏



三撰俳句暦 6月20日(火)

2023年06月20日 | 三選俳句暦



向日葵は 陽を見るでなく 我を見る
ひまわりは ひをみるでなく われをみる
3705 2007/6/20 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


梅雨に欲し 今日もいい天気 サザエさん
つゆにほし きょうもいいてんき さざえさん
10011 2009/6/20 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


黒南風や 雨の間に間に お出かけを
くろはえや あめのまにまに おでかけを
15854 2013/6/20 【季語】 黒南風 【季節】 仲夏



三撰俳句暦 6月19日(月)

2023年06月19日 | 三選俳句暦



薄絹の 開きし扇 合歓の花
うすぎぬの ひらきしおうぎ ねむのはな
6568 2008/6/19 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏


陽を求め 向日葵の如 生きたやな
ひをもとめ ひまわりのごと いきたやな
10001 2009/6/19 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


雨降れば 大雨度超す 夏嵐
あめふれば おおあめどこす なつあらし
15845 2013/6/19 【季語】 夏嵐 【季節】 三夏



三選俳句暦 6月17日(土)

2023年06月17日 | 三選俳句暦



田の水の 澄みし処に 目高有り
たのみずの すみしところに めだかあり
6547 2008/6/17 【季語】 目高 【季節】 三夏


見上げれば 心に咲きぬ 合歓の花
みあげれば こころにさきぬ ねむのはな
9988 2009/6/17 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏


海月水母 くわばらくわばら 温排水
くらげくらげ くわばらくわばら おんはいすい
19503 2018/6/17 【季語】 海月 【季節】 三夏
海月=水母=くらげ。水母=水の母


三選俳句暦 6月16日(金)

2023年06月16日 | 三選俳句暦



夏の道 目を合わす人 逸らす人
なつのみち めをあわすひと そらすひと
0515 2006/6/16 【季語】 夏 【季節】 三夏


雨雲に 色を取られて 額の花
あまぐもに いろをとられて がくのはな
14259 2012/6/16 【季語】 額の花 【季節】 仲夏


この夏も 酷雨と酷暑の くり返し
このなつも こくあめとこくしょの くりかえし
20384 2019/6/16 【季語】 夏 【季節】 三夏



三選俳句暦 6月15日(木)

2023年06月15日 | 三選俳句暦



沈みゆく 梅雨の夕陽の 目玉焼き
しずみゆく つゆのゆうひの めだまやき
6538 2008/6/15 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


まずビール 後はどうあれ まずビール
まずびーる あとはどうあれ まずびーる
9953 2009/6/15 【季語】 ビール 【季節】 三夏


ポケットに 洗濯屑や 夏の昼
ぽけっとに せんたくくずや なつのひる
9962 2009/6/15 【季語】 夏の昼 【季節】 三夏



三選俳句暦 6月14日(水)

2023年06月14日 | 三選俳句暦



ぐい呑みを 贈られ飲みし 冷酒かな
ぐいのみを おくられのみし れいしゅかな
3684 2007/6/14 【季語】 冷酒 【季節】 三夏


缶蹴りの 乾いた音に 初夏の風
かんけりの かわいたおとに しょかのかぜ
6529 2008/6/14 【季語】 初夏 【季節】 初夏


逢えぬ間に 紫陽花の色 濃くなりて
あえぬまに あじさいのいろ こくなりて
14252 2012/6/14 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏



三撰俳句暦 5/25

2023年05月25日 | 三選俳句暦



夏の宵 烏賊の塩辛 缶チュウハイ
なつのよい いかのしおから かんちゅうはい
3546 2007/5/25 【季語】 夏の宵 【季節】 三夏


年金は 生姜なしの 冷奴
ねんきんは しょうがなしの ひややっこ
6405 2008/5/25 【季語】 冷奴 【季節】 三夏


日一日 パジャマで過ごす 薄暑かな
ひいちにち ぱじゃまですごす はくしょかな
15755 2013/5/25 【季語】 薄暑 【季節】 初夏



三撰俳句暦 5月24日

2023年05月24日 | 三選俳句暦



盛り過ぎ 誇らしく咲く 躑躅かな
さかりすぎ ほこらしくさく つつじかな
0455 2006/5/24 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


鳶が知る 五月の風の 風の筋
とびがしる ごがつのかぜの かぜのすじ
9730 2009/5/24 【季語】 五月 【季節】 初夏


嫌いなり 炊き込みご飯 豆ご飯
きらいなり たきこみごはん まめごはん
15748 2013/5/24 【季語】 豆飯 【季節】 初夏



三撰俳句暦 5月23日

2023年05月23日 | 三選俳句暦



夏草は 引込線に 沿い茂る
なつくさは ひきこみせんに そいしげる
3523 2007/5/23 【季語】 夏草 【季節】 三夏


鳳凰の 池に映りて 泳ぎ出し
ほうおうの いけにうつりて およぎだし
9715 2009/5/23 【季語】 泳ぐ 【季節】 晩夏


初松魚 今年も食べたき 土佐の顔
はつがつお ことしもたべたき とさのかお
20337 2019/5/23 【季語】 初松魚 【季節】 初夏
初松魚=初鰹=はつがつお


三選俳句暦 5月20日 

2023年05月20日 | 三選俳句暦



雨垂れを 数えて過ぎし 夏の夜
あまだれを かぞえてすぎし なつのよる
3503 2007/5/20 【季語】 夏の夜 【季節】 三夏


青葉雨 一雨ごとに 木々青し
あおばあめ ひとあめごとに きぎあおし
6367 2008/5/20 【季語】 青葉雨 【季節】 三夏


梅の実の 露に光りし うすみどり
うめのみの つゆにひかりし うすみどり
9681 2009/5/20 【季語】 梅の実 【季節】 仲夏



三選俳句暦 3月5日(日)

2023年03月05日 | 三選俳句暦

砂浜の 足跡ゆらぐ 春の海
すなはまの あしあとゆらぐ はるのうみ
2629 2007/3/5 【季語】 春の海 【季節】 三春

窓際の 煩くなりし 猫の戀
まどぎわの うるさくなりし ねこのこい
9177 2008/3/5 【季語】 猫の戀 【季節】 初春

素うどんに 葱に天かす 春や春
すうどんに ねぎにてんかす はるやはる
21155 2021/3/5 【季語】 春 【季節】 三春


三選俳句暦 3月4日(土)

2023年03月04日 | 三選俳句暦

利酒も 喉元過ぎれば ただの酒
ききざけも のどもとすぎれば ただのさけ
9168 2008/3/4 【季語】 利酒 【季節】 晩秋

朧とは 月に龍と書く 不思議
おぼろとは つきにりゅうと かくふしぎ
13043 2011/3/4 【季語】 朧 【季節】 三春

春よ春 おまけが過ぎる 体重計
はるよはる おまけがすぎる たいじゅうけい
13882 2012/3/4 【季語】 春 【季節】 三春


三選俳句暦 3月3日(金)

2023年03月03日 | 三選俳句暦

抱きし子の 爺々と呼ぶや 雛まつり
だきしこの じいじとよぶや ひなまつり
9158 2008/3/3 【季語】 雛まつり 【季節】 仲春


杉花粉 杉山因と 山笑う
すぎかふん すぎやまいんと やまわらう
13857 2012/3/3 【季語】 山笑う 【季節】 三春
戦後、住宅難を解消するため、林野庁は、全国に杉の植樹を奨励した。
杉の保水能力の低さが、山崩れを増大させている。


春寒や 無責任という 想定外
はるさむや むせきにんという そうていがい
13861 2012/3/3 【季語】 春寒 【季節】 初春
想定外の事に備えるのが、危険予知であり、訓練と思うのだが、、。