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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

三撰俳句暦 7月7日(金)

2023年07月07日 | 三選俳句暦



織姫も 七つを数え 彦待つや
おりひめも ななつをかぞえ ひこまつや
3807 2007/7/7 【季語】 織姫 【季節】 初秋


一ヶ月 家に籠もらば 夏太り
いっかげつ いえにこもらば なつぶとり
16869 2014/7/7 【季語】 夏 【季節】 三夏


日の本の 沈みし様は 破れ傘
ひのもとの しずみしさまは やぶれがさ
16881 2014/7/7 【季語】 破れ傘 【季節】 仲夏
「給料の上がりし春は八重桜」安倍晋三


三選俳句暦 7月6日(木)

2023年07月06日 | 三選俳句暦



夏痩せも 遠い昔の 我が身なり
なつやせも とおいむかしの わがみなり
6691 2008/7/6 【季語】 夏痩せ 【季節】 三夏


高き程 白く眩しく 入道雲
たかきほど しろくまぶしく にゅうどうぐも
10119 2009/7/6 【季語】 入道雲 【季節】 三夏


生きている 証の一歩 夏散歩
いきている あかしのいっぽ なつさんぽ
19518 2018/7/6 【季語】 夏 【季節】 三夏



三選俳句暦 7月5日(水)

2023年07月05日 | 三選俳句暦



転た寝に 団扇の跡の くっきりと
うたたねに うちわのあとの くっきりと
15961 2013/7/5 【季語】 団扇 【季節】 三夏


何せむに 加齢の証 汗流る
なにせむに かれいのあかし あせながる
16860 2014/7/5 【季語】 汗 【季節】 三夏


梅雨籠もり 窓外見ては 大嘆息
つゆこもり まどそとみては だいたんそく
20479 2019/7/5 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏



三選俳句暦 7月4日(火)

2023年07月04日 | 三選俳句暦



舌先は みな三流 夏政
したさきは みなさんりゅう なつまつり
3791 2007/7/4 【季語】 夏 【季節】 三夏


定位置に 守宮貼りつく 一軒家
ていいちに やもりはりつく いっけんや
10112 2009/7/4 【季語】 守宮 【季節】 三夏


火玉散る 線香花火の 潔さ
ひだまちる せんこうはなびの いさぎよさ
15948 2013/7/4 【季語】 線香花火 【季節】 晩夏



三選俳句暦 7月3日(月)

2023年07月03日 | 三選俳句暦



各駅の 停車に負けず 昼寝継ぐ
かくえきの ていしゃにまけず ひるねつぐ
6668 2008/7/3 【季語】 昼寝 【季節】 三夏


蜘蛛の囲や 主無くとも 玉の露
くものいや あるじなくとも たまのつゆ
10102 2009/7/3 【季語】 蜘蛛の囲 【季節】 三夏
蜘蛛の囲=蜘蛛の巣

梅雨出水 起こらぬことを 祈るのみ
つゆでみず おこらぬことを いのるのみ
20473 2019/7/3 【季語】 梅雨出水 【季節】 仲夏



三撰俳句暦 7月2日(日)

2023年07月02日 | 三選俳句暦



向日葵の 我を見ている 気配して
ひまわりの われをみている けはいして
3779 2007/7/2 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


安部小頭は 洒落にならない 髑髏
あべこべは しゃれにならない しゃれこうべ
16844 2014/7/2 【季語】 ー 【季節】 ー


半夏生 日本の毒気 いつ晴れる
はんげしょう にほんのどっき いつはれる
20468 2019/7/2 【季語】 半夏生 【季節】 仲夏
半夏生(はんげしょう)=夏至(1年で一番日が長い日。6月21日頃)から
数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間を半夏生と呼ぶ。
昔の農家にとっては田植えの目安の期間。
半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という毒草が生える多湿で不順な頃。



三撰俳句暦 7月1日(土)

2023年07月01日 | 三選俳句暦



あめんぼう 寄せ集まりて 風凌ぎ
あめんぼう よせあつまりて かぜしのぎ
6648 2008/7/1 【季語】 あめんぼう 【季節】 三夏


活き蛸の 舌に吸い付く 痺れあり
いきたこの したにすいつく しびれあり
10096 2009/7/1 【季語】 蛸 【季節】 三夏


炎昼や ひときわ黒き 影法師
えんちゅうや ひときわくろき かげぼうし
15934 2013/7/1 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏



三選俳句暦 6月30日(金)

2023年06月30日 | 三選俳句暦



梅雨の雨 我避ける如 降るらしく
つゆのあめ われさけるごと ふるらしく
3759 2007/6/30 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


昼寝覚め 指の痺れに 涎跡
ひるねざめ ゆびのしびれに よだれあと
16830 2014/6/30 【季語】 昼寝覚め 【季節】 三夏


夏選挙 アベノリスクが 満載に
なつせんきょ あべのりすくが まんさいに
20449 2019/6/30 【季語】 夏 【季節】 三夏



三選俳句暦 6月29日(木)

2023年06月29日 | 三選俳句暦



颯爽と 楓若葉の 風に揺れ
さっそうと かえでわかばの かぜにゆれ
3753 2007/6/29 【季語】 楓若葉 【季節】 初夏


梅雨の雨 降られなくても 汗に濡れ
つゆのあめ ふられなくても あせにぬれ
10074 2009/6/29 【季語】 汗 【季節】 三夏


山笠や 法被に褌 街中に
やまかさや はっぴにふんどし まちなかに
20439 2019/6/29 【季語】 山笠 【季節】 晩夏
山笠=博多山笠


三選俳句暦 6月28日(水)

2023年06月28日 | 三選俳句暦



冷奴 ぼけにつっこみ ぬかにくぎ
ひややっこ ぼけにつっこみ ぬかにくぎ
6628 2008/6/28 【季語】 冷奴 【季節】 三夏


萍の 間に流る 白き雲
うきくさの あいだにながる しろきくも
15909 2013/6/28 【季語】 萍 【季節】 三夏


落蝉は 腹足見せて 往生す
おちせみは はらあしみせて おうじょうす
20431 2019/6/28 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏



三選俳句暦 6月27日(月)

2023年06月27日 | 三選俳句暦



あじさいの 露に映りし 濃紫
あじさいの つゆにうつりし こむらさき
10063 2009/6/27 【季語】 あじさい 【季節】 仲夏


福岡は 鉄人の顔 油照り
ふくおかは てつじんのかお あぶらでり
16816 2014/6/27 【季語】 油照り 【季節】 晩夏


息するを 忘れて見入る 蛍かな
いきするを わすれてみいる ほたるかな
16818 2014/6/27 【季語】 蛍 【季節】 仲夏



三選俳句暦 6月26日(月)

2023年06月26日 | 三選俳句暦



梅雨籠り おまけに風邪も 籠りけり
つゆごもり おまけにかぜも こもりけり
6616 2008/6/26 【季語】 仲夏 【季節】 梅雨


怠け癖 身に付きてする 梅雨籠り
なまけぐせ みにつきてする つゆごもり
17493 2015/6/26 【季語】 仲夏 【季節】 梅雨


梅雨籠り 出かけぬ理由の テンコ盛り
つゆごもり でかけぬわけの てんこもり
17501 2015/6/26 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏



三選俳句暦 6月25日(日)

2023年06月25日 | 三選俳句暦



墨磨るに 硯の海に 汗の落つ
すみするに すずりのうみに あせのおつ
0530 2006/6/25 【季語】 汗 【季節】 三夏


カップ麺 その三分に 人生が
かっぷめん そのさんぷんに じんせいが
10041 2009/6/25 【季語】 - 【季節】 -


息長き 川鵜潜れば 何処に浮く
いきながき かわうもぐれば どこにうく
15881 2013/6/25 【季語】 川鵜 【季節】 三夏



三選俳句暦 6月24日(土)

2023年06月24日 | 三選俳句暦



夏野行く 近道寄り道 迷い道
なつのゆく ちかみちよりみち まよいみち
3722 2007/6/24 【季語】 夏野 【季節】 三夏


汗のしゃつ 脱ぐ難しさに 汗の出て
あせのしゃつ ぬぐむずかしさに あせのでて
10034 2009/6/24 【季語】 汗 【季節】 三夏


梅雨籠もり 加齢臭と 雲脂の増え
つゆこもり かれいしゅうと ふけのふえ
14295 2012/6/24 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏
雲脂(ふけ)=頭の皮膚にできる、
角質に分泌物がまじって乾いた、
うろこ状の白いもの。



三選俳句暦 6月23日(金)

2023年06月23日 | 三選俳句暦



夏の堰 聞き入るほどに 眠くなり
なつのせき ききいるほどに ねむくなり
0528 2006/6/23 【季語】 夏 【季節】 三夏


汗のシャツ 脱げども脱げぬ メタボ症
あせのしゃつ ぬげどもぬげぬ めたぼしょう
14284 2012/6/23 【季語】 汗 【季節】 三夏


抜け出せぬ 梅雨の地下街 迷い道
ぬけだせぬ つゆのちかがい まよいみち
17481 2015/6/23 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏