1月26日 おでん 2022年01月26日 | 三選俳句暦 恋しきは おでんの屋台 宵の酔い こいしきは おでんのやたい よいのよい 11531 2010/1/26 【季語】 おでん 【季節】 三冬 冬薔薇 一輪ほどに 物を言い ふゆそうび いちりんほどに ものをいい 11536 2010/1/26 【季語】 冬薔薇 【季節】 三冬 屋台には 夜霧と柳 付き物と やたいには よぎりとやなぎ つきものと 19015 2018/1/26 【季語】 夜霧 【季節】 三秋
1月25日 寒暁(かんぎょう) 2022年01月25日 | 三選俳句暦 寒暁の 雲重なりて 気も重く かんぎょうの くもかさなりて きもおもく 2287 2007/1/25 【季語】 寒暁 【季節】 三冬 木守柿 枝の隙間に 青い空 きもりがき えだのすきまに あおいそら 8781 2008/1/25 【季語】 木守柿 【季節】 三冬 躓きは 老いの兆しや 春を待つ つまづきは おいのきざしや はるをまつ 11528 2010/1/25 【季語】 春を待つ 【季節】 仲冬
1月24日 悴む(かじかむ) 2022年01月24日 | 三選俳句暦 狭くとも 三和土に庭の 寒五軒長屋 せまくとも たたきににわの かんながや 18990 2018/1/24 【季語】 寒 【季節】 晩冬 三和土=「敲き土(たたきつち)」の略で、 赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。 3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書く。 土間の床に使われる。 私の生まれた炭鉱街は土塀の五軒長屋。 玄関が三和土で、裏庭があり、六畳二間に七人で暮らしていた。 銀沙灘 向月台に見る 冬銀閣 ぎんしゃだん こうげつだいにみる ふゆぎんかく 18995 2018/1/24 【季語】 冬 【季節】 三冬 銀閣寺には、白川の白砂を波形に盛り上げた 銀沙灘(ぎんしゃだん)と円錐型の向月台(こうげつだい)がある。 向月台の上に座って東山に昇る月を眺めていた。 現在の形は江戸後期になってから。 月夜の晩には白砂に月影がほのかに映えて美しい。 http://www.kotolog.jp/post/%E9%8A%80%E6%B2%99%E7%81%98%28%E9%8A%80%E9%96%A3%E5%AF%BA%29/参照下さい。 悴みて 散歩の一歩 踏み出せず かじかみて さんぽのいっぽ ふみだせず 20657 2020/1/24 【季語】 悴む 【季節】 晩冬
1月23日 蝋梅(ろうばい) 2022年01月23日 | 三選俳句暦 マフラーの 着付けがいいと 誉められて まふらーの きつけがいいと ほめられて 5462 2007/1/23 【季語】 マフラー 【季節】 三冬 蝋梅や 花屋の軒先 匂い立ち ろうばいや はなやののきさき においたち 5463 2007/1/23 【季語】 蝋梅 【季節】 晩冬 当て字とや 読めぬ名多き 冬日本 あてじとや よめぬめいおおき ふゆにほん 20654 2020/1/23 【季語】 冬暁 【季節】 三冬
1月22日 冬半ば 2022年01月22日 | 三選俳句暦 寒ければ 寒さを友に 冬半ば さむければ さむさをともに ふゆなかば 2270 2007/1/22 【季語】 冬半ば 【季節】 仲冬 探梅や 夢の列車の 西へ行く たんばいや ゆめのれっしゃの にしへゆく 11513 2010/1/22 【季語】 探梅 【季節】 晩冬 芸無しが 他虐に落ちる 冬芸人 げいなしが たぎゃくにおちる ふゆげいにん 18974 2018/1/22 【季語】 冬 【季節】 三冬
1月21日 可惜夜 2022年01月21日 | 三選俳句暦 天からの 迎え来るよな 日向ぼこ てんからの むかえくるよな ひなたぼこ 18960 2018/1/21 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬 木を離れ 風と地で遊ぶ 木の葉かな きをはなれ かぜとちであそぶ このはかな 18961 2018/1/21 【季語】 木の葉 【季節】 三冬 可惜夜や やること過多の 冬一日 あたらよや やることかたの ふゆひとひ 18962 2018/1/21 【季語】 冬 【季節】 三冬 可惜夜(あたらよ)=明けるのが惜しいほど素晴らしい夜
1月20日 冬鏡 2022年01月20日 | 三選俳句暦 冬鏡 若さを問えば 無言なり ふゆかがみ わかさをとえば むごんなり 2259 2007/1/20 【季語】 冬鏡 【季節】 三冬 金の波 銀の波寄す 枯芒 きんのなみ ぎんのなみよす かれすすき 8715 2008/1/20 【季語】 枯芒 【季節】 三冬 役立たぬ 東大吉本 冬旱 やくだたぬ とうだいよしもと ふゆひでり 20651 2020/1/20 【季語】 冬旱 【季節】 三冬
1月19日 団塊世代 2022年01月19日 | 三選俳句暦 団塊の 世代思わす 寒の鯉 だんかいの せだいおもわす かんのこい 11477 2010/1/19 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬 迷い道 東西南北 雪ばかり まよいみち とうざいなんぼく ゆきばかり 18937 2018/1/19 【季語】 雪 【季節】 晩冬 歳時記と 老眼鏡と 丹前と さいじきと ろうがんきょうと たんぜんと 20637 2020/1/19 【季語】 丹前 【季節】 三冬
1月18日 鰭酒 2022年01月18日 | 三選俳句暦 震災忌 鎮魂の雨 冬の街 しんさいき ちんこんのあめ ふゆのまち 2232 2007/1/18 【季語】 冬の街 【季節】 三冬 鰭の酒 注ぎ足し三杯 火もつかず ひれのさけ つぎたしさんばい ひもつかず 18921 2018/1/18 【季語】 鰭酒 【季節】 三冬 日脚伸び 寝るか食べるか そればかり ひあしのび ねるかたべるか そればかり 20632 2020/1/18 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬
1月17日 震災忌 2022年01月17日 | 三選俳句暦 時経ても 増すや恐さよ 大震災 ときえても ますやこわさよ だいしんさい 0015 2006/1/17 【季語】 大震災 【季節】 晩冬 震災も 忘れるころか 原発も しんさいも わすれるころか げんぱつも 16444 2014/1/17 【季語】 震災 【季節】 晩冬 震災忌 四半世紀は 長かりし しんさいき しはんせいきは ながかりし 20626 2020/1/17 【季語】 震災忌 【季節】 晩冬
1月16日 掘り炬燵 2022年01月16日 | 三選俳句暦 積雪に 竹の撓りて とおせんぼ せきせつに たけのしなりて とおせんぼ 0012 2006/1/16 【季語】 積雪 【季節】 晩冬 何よりの 料理と覚ゆ 掘り炬燵 なによりの りょうりとおぼゆ ほりごたつ 8677 2008/1/16 【季語】 掘り炬燵 【季節】 三冬 賀状から 寒中見舞い 小正月 がじょうから かんちゅうみまい こしょうがつ 20614 2020/1/16 【季語】 小正月 【季節】 新年
1月15日 寒椿 2022年01月15日 | 三選俳句暦 日の始 燃え湧き出ずる 陽の力 ひのはじめ もえわきいずる ひのちから 0005 2006/1/15 【季語】 日の始 【季節】 新年 月半ば 見えぬ新月 冬の月 つきなかば みえぬしんげつ ふゆのつき 11448 2010/1/15 【季語】 冬の月 【季節】 三冬 寒椿 手折りて飾る ただ一輪 かんつばき たおりてかざる ただいちりん 18854 2018/1/15 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬
1月14日 悴む(かじかむ) 2022年01月14日 | 三選俳句暦 松過ぎて 過ぎて戻らぬ 普段あり まつすぎて すぎてもどらぬ ふだんあり 16414 2014/1/14 【季語】 松過ぎ 【季節】 新年 悴む手 ただ合掌し ただ擦る かじかむて ただがっしょうし ただこする 18842 2018/1/14 【季語】 悴む 【季節】 晩冬 冬暁や 白息漏れる マスク越し とうぎょうや しろいきもれる ますくごし 20605 2020/1/14 【季語】 冬暁 【季節】 三冬
1月13日 息白し 2022年01月13日 | 三選俳句暦 息白し 生きてる証拠と 思えども いきしろし いきてるしょうこと おもえども 5421 2007/1/13 【季語】 息白し 【季節】 三冬 蠟梅の ろうの字書けず 狼狽す ろうばいの ろうのじかけず ろうばいす 8643 2008/1/13 【季語】 蠟梅 【季節】 晩冬 臘梅=蝋梅(ろうばい) 龍馬か 用心棒の 懐手 りょうまか ようじんぼうの ふところで 18817 2018/1/13 【季語】 懐手 【季節】 三冬
1月12日 初傾き 2022年01月12日 | 三選俳句暦 寒の日は 膝の泣く音 聞こえけり かんのひは ひざのなくおと きこえけり 8637 2008/1/12 【季語】 寒 【季節】 晩冬 葉の光 有りて輝く 寒椿 はのひかり ありてかがやく かんつばき 11436 2010/1/12 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬 伝統の 芸に酔いしれ 初傾き でんとうの げいによいしれ はつかぶき 12911 2011/1/12 【季語】 初傾き 【季節】 新年 傾き=歌舞伎