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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2月10日 清め塩

2022年02月10日 | 三選俳句暦







季は心 一歩先行く 余寒かな
きはこころ いっぽさきいく よかんかな
0123 2006/2/10 【季語】 余寒 【季節】 初春


早春の 社に見付く 清め塩
そうしゅんの やしろにみつく きよめしお
19291 2018/2/10 【季語】 早春 【季節】 初春


冬の世や 東大吉本 席捲す
ふゆのよや とうだいよしもと せっけんす
20712 2020/2/10 【季語】 冬 【季節】 三冬




2月9日 朝寝

2022年02月09日 | 三選俳句暦






はや二月 兆しは見えず 聞き取れず
はやにがつ きざしはみえず ききとれず
0120 2006/2/9 【季語】 はや二月 【季節】 初春


我が得意 所構わず 朝寝する
わがとくい ところかまわず あさねする
17220 2015/2/9 【季語】 朝寝 【季節】 三春


惚けるや 水やわらかく 猫柳
ほうけるや みずやわらかく ねこやなぎ
19278 2018/2/9 【季語】 猫柳 【季節】 初春
惚ける(ほうける)=夢中になる。遊び惚ける。



2月8日 猫柳

2022年02月08日 | 三選俳句暦





猫柳 さわりごこちも ふくよかに
ねこやなぎ さわりごこちも ふくよかに
5579 2008/2/8 【季語】 猫柳 【季節】 初春


落椿 十中八九 天を向き
おちつばき じっちゅうはっく てんをむき
15393 2013/2/8 【季語】 落椿 【季節】 三春


早春の 陽射しに目覚む 旅心
そうしゅんの ひざしにめざむ たびごころ
19262 2018/2/8 【季語】 早春 【季節】 初春




2月7日 春を待つ

2022年02月07日 | 三選俳句暦





眠たさも 半端でなくて 春気分
ねむたさも はんぱでなくて はるきぶん
5568 2008/2/7 【季語】 春 【季節】 三春


俳句道 一楽求め 冬の旅
はいくどう いちらくもとめ ふゆのたび
17203 2015/2/7 【季語】 冬 【季節】 三冬


我が影の 背筋伸ばして 春を待つ
わがかげの せすじのばして はるをまつ
19228 2018/2/7 【季語】 春を待つ 【季節】 晩冬




2月6日 シャボン玉

2022年02月06日 | 三選俳句暦






シャボン玉 はじける間際 虹色に
しゃぼんだま はじけるまぎわ にじいろに
0112 2006/2/6 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春


寒椿 地に落ちて尚 咲き誇り
かんつばき ちにおちてなお さきほこり
18106 2017/2/6 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬


寒暖差 心次第で 梅日和
かんだんさ こころしだいで うめびより
20147 2019/2/6 【季語】 梅日和 【季節】 初春




2月5日 猫柳

2022年02月05日 | 三選俳句暦






膨らみを 見せて和らぐ 猫柳
ふくらみを みせてやわらぐ ねこやなぎ
12966 2011/2/5 【季語】 猫柳 【季節】 初春


春寒し 水田に浮かび 流る雲
はるさむし みずたにうかび ながるくも
17164 2015/2/5 【季語】 春寒 【季節】 初春


堀端の 臘梅一輪 透けて見え
ほりばたの ろうばいいちりん すけてみえ
19198 2018/2/5 【季語】 臘梅 【季節】 晩冬




2月4日 立春

2022年02月04日 | 三選俳句暦






春立つと 寝ながら思う 満足感
はるたつと ねながらおもう まんぞくかん
12963 2011/2/4 【季語】 立春 【季節】 初春


陽を受けて 瞼裏赤し 春隣
ひをうけて まなうらあかし はるとなり
19170 2018/2/4 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


観音の 指さす方に 梅の園
かんのんの ゆびさすかたに うめのその
20142 2019/2/4 【季語】 梅 【季節】 初春




2月3日 節分

2022年02月03日 | 三選俳句暦








鬼は外 言わぬが花か 嫁の前
おにはそと いわぬがはなか よめのまえ
11588 2010/2/3 【季語】 節分 【季節】 晩冬


やっと来た 明日立春は 大吉と
やっときた あしたりっしゅんは だいきちと
19152 2018/2/3 【季語】 立春 【季節】 初春


世の中は 節分よりも 恵方巻き
よのなかは せつぶんよりも えほうまき
20135 2019/2/3 【季語】 節分 【季節】 晩冬




2月2日 薄氷

2022年02月02日 | 三選俳句暦







朝日にも 春を感ずる 昨日今日
あさひにも はるをかんずる きのうきょう
5534 2008/2/2 【季語】 春 【季節】 三春


春よ来い この唄いまだ 聞かずして
はるよこい このうたいまだ きかずして
17136 2015/2/2 【季語】 春(間近) 【季節】 晩冬


蹲の 水清めたる 薄氷
つくばいの みずきよめたる うすごおり
19135 2018/2/2 【季語】 薄氷 【季節】 初春




2月1日 春隣

2022年02月01日 | 三選俳句暦





心打つ ブログの写真 春隣
こころうつ ぶろぐのしゃしん はるとなり
11577 2010/2/1 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


銀色に 窓辺で光る 猫柳
ぎんいろに まどべでひかる ねこやなぎ
17125 2015/2/1 【季語】 猫柳 【季節】 初春


微睡みも 他人を気にせず 春隣
まどろみも ひとをきにせず はるどなり
19121 2018/2/1 【季語】 春隣 【季節】 晩冬




1月31日 薄氷(うすらひ)

2022年01月31日 | 三選俳句暦





子と遊ぶ 我また子なり 冬の雨
ことあそぶ われまたこなり ふゆのあめ
11571 2010/1/31 【季語】 冬の雨 【季節】 三冬


蝋梅の 透き通る先に 天守閣
ろうばいの すきとおるさきに てんしゅかく
15348 2013/1/31 【季語】 蝋梅 【季節】 晩冬


うすらひや 踏み割りて知る その存在
うすらひや ふみわりてしる そのそんざい
19090 2018/1/31 【季語】 うすらひ 【季節】 初春
うすらひ=薄氷



1月30日 寒の月

2022年01月30日 | 三選俳句暦





息白し 己が魂 秘めたまま
いきしろし おのがたましい ひめたまま
19070 2018/1/30 【季語】 息白し 【季節】 三冬


見上げれば 虚空の中に 寒の月
みあげれば こくうのなかに かんのつき
19073 2018/1/30 【季語】 寒の月 【季節】 三冬


手水鉢 濡れた柄杓や 寒の水
ちょうずばち ぬれたひしゃくや かんのみず
19075 2018/1/30 【季語】 寒の水 【季節】 晩冬




1月29日 氷柱(つらら)

2022年01月29日 | 三選俳句暦





冬木の芽 溢る若さに 感謝して
ふゆきのめ あふるわかさに かんしゃして
17093 2015/1/29 【季語】 冬木の芽 【季節】 三冬


浮き沈む 心の乱れ 春隣
うきしずむ こころのみだれ はるどなり
17095 2015/1/29 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


軒借りて 九死に一生 氷柱落つ
のきかりて きゅうしにいっしょう つららおつ
18093 2017/1/29 【季語】 氷柱 【季節】 晩冬




1月28日 自転

2022年01月28日 | 三選俳句暦





水仙を 活けて零れる 蕊の黄よ
すいせんを いけてこぼれる しべのきよ
11551 2010/1/28 【季語】 水仙 【季節】 晩冬


自転すりゃ 空気も回る 冬天気
じてんすりゃ くうきもまわる ふゆてんき
19037 2018/1/28 【季語】 冬 【季節】 三冬


冬散歩 口から出ずる 童唄
ふゆさんぽ くちからいずる わらべうた
20670 2020/1/28 【季語】 冬 【季節】 三冬




1月27日 山茶花

2022年01月27日 | 三選俳句暦






山茶花は 土に花びら 敷き並べ
さざんかは つちにはなびら しきならべ
2295 2007/1/27 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


寒の夜や 星も見えずに 心寒
かんのよや ほしもみえずに こころさむ
5492 2007/1/27 【季語】 寒 【季節】 晩冬


歳時記の 墨の汚れや 霜の夜
さいじきの すみのよごれや しものよる
8792 2008/1/27 【季語】 霜 【季節】 三冬