小町通りにて
古都鎌倉。
どのくらい古い時代に開けたのか、歴史にヨワイので判然とせぬが、たしか源頼朝とかにカンケーあると思います。
修学旅行などでは、こういう歴史ある街を歩かされたり歩いたりしたものですが、当時は特に面白いとは思わなかったです。
「歴史上の人物なんて、自分にはまったく関係ないもんね」といった感じだった。
それが、だんだん歳をとってくると、これが不思議と面白くなってくるのですねぇ。
「鎌倉幕府というのは、武士が初めて政権をとった幕府だそうだよ」
「へぇ~」
「いい国つくろう、なんて年号を憶えたよね」
「へぇ~」
「あんた、聞いてんの?」
「へぇ~」
電線が複雑に交差する風景は、何だかノスタルジーを感じさせます。そう言えば、子供の頃に住んでた街には市電が走ってたっけ。
とても立派な駄菓子屋さん
品数がすごいのだ
今回の旅の一番大事な目的を果たすために、商店街を離れていきます。こんな未舗装の道があったりして、歩くだけでも楽しいのですぞ。
ややゴジラ体型の狛犬が出迎えてくれた、ここは鶴岡八幡宮。きっとこんな場所だ。こんなところに“いる”はず。
ずーっと奥の奥まで歩いて、耳を澄ませて...。
やった! やっぱりここでした。実はヒグラシの声を聴きたかったのですよう。
「カナカナカナ....」この声は、都内では聴くことが出来ません。郊外の空気のきれいな、少し鬱蒼とした林の中に、ヒグラシたちはいるようなのです。
これで今年も、夏に決別出来そうだ。きちんと秋を迎えることが出来そうだ。
おまけ画像。鶴岡八幡宮の参道で、鳩サブレーの本店を見つけました。真っ白くてとてもきれいな建物。