散歩の続き・・・台風の影響が海の底にまで出てしまっているのを地引網で目の当たりにした私達は新江ノ島水族館の横を通り過ぎた。
「あのデカイ蟹はねえ、普段たぶん家で飼ってるんだよ。今日みたいに魚が少ないときに『やべえ、やべえ』って家から持って来るんだな」
漁師に聞かれたら殴られるかもしれないような勝手な会話をしながら歩き進んだ、
垣根の向こう側に見えるのは「亀の水槽」だ。よく見ると海ガメが海面上に顔を出しヒレを振っている。。。
ハワイ島で野生の海ガメに出会える有名な海岸で妻がシュノーケリングをしていたら、「そこをおどき!」とパシッとやられた亀と同じようだ。
外から見ているだけで入場料は払っていないから著作権を重んじて写真撮影は自粛した。
海岸線を建物に沿って歩いていくとエントランスのところで何かイベントをやっていた。
「生き物ふれあい体験」というイベントのようだ。いつもはフリーマーケットのようなイベントの多い駄々っ広いエントランスだが、今日は初めて見た。幼稚園児が喜ぶ「移動動物園」のようなものか・・・・?!
って人だかりに近づいていくと、いきなりでかいヘビを抱えた係の人に遭遇した。
おーっ、これはすげえ!と思ったがさすがに怖くて近寄れない。係の人も実はあまり好きではなかったのか、カメラのレンズを向ける前にそそくさと水槽に還してしまった。。。
その隣に白い生き物を手に載せて子供たちに触らせている人がいたが、何とイグアナ!
うーむ。大人しそうだが触るにはかなり勇気がいるぞ・・・もしかして「ゲテモノに触れ合う動物園」?!・・・
次におねえさんが触らせてくれたのは「ハリねずみ」である。背中の方からそーっと触れば大丈夫のようだ。しかし明らかに硬いハリで覆われている。
「『ハリセンボン』みたいにどわーっとハリが刺さることはないんでしょうかー?」
「ホントに危険を感じたときは総毛(ハリ)を立てて身を守ります。この中にも気の弱い子はいるんですよ。彼らが本気になったら指なんて穴だらけです」
にっこり笑って手に乗せるよう勧めるが、もしこいつの気が変わったらオレの手穴だらけじゃんかよ・・・限りなくそーっと背中を撫でてやったのに、「ビクッ」と動いた瞬間2mは後ろにジャンプした。怖いよー。。。
その隣は誰も見ていなかったが、ミズクラゲの水槽が・・・夏場、お盆がすぎるとこのモノ達が発生して、海に入っているとひどい目に遭う。私はまだ幸い遭ったことがないが、最近は「くらげ除け」の薬も出ているらしい・・・
昔、我が家にいた「パックン」のような亀がいた。係員が気楽に子供に触らせていたが、「このカメ何か珍しいモノなんですか?」と聞くと、
「いやあ、台風の後、海岸を清掃しているときにいたんですよ。普通の石亀だとおもいますがねえ。どこからか流れてきたんでしょうが、生き物は大切にしないとねえ」
おーっ、このカメもパックン同様放浪の旅を続けたあげく無事に救助されたんだな・・・
おーっ、いつか湘南モールFILLで見た何とか(ガラパゴスではない)陸ガメだ。あの時の値段は29万円、庭から絶対に逃げ出さないから飼おうと言った意見は妻に0.02秒で却下された。。。
いつも水族館とはあんまり関係ないイベントに遭遇してきたが実に面白かった。私達は134号に出て観光案内所方面に歩きだした。
正面に「カプリチョーザ」が見える。実はその隣の「湘南ゴルフリゾート」というのがどうにも謎の施設で、なんでもかなり精密なシミュレーターでゴルフトレーニングができる、というものらしい。
ここからは見えないがその裏にたしか、地元の子しかいかない隠れマイナー施設「江ノ島ボウル」があるのだ。
正面にウルトラマンの映画で「ダン、ハヤタ、ゴウ秀樹、北斗星司」の行きつけの店だった「サン・アロハ」が見える。夜になるとTDLにもいるゴスロリみたいな衣装のアロハ姿の店員が店の前にいるのだが、まだ開店前のようだ。。。また、「KAZOK」というブッフェで有名と聞いたレストランがあり、水族館の訪問客でいつも賑わっていたのだが、いつの間にか潰れてしまっていた。
片瀬漁港の手前はこれまたいつも賑わっている「イル・キャンティ・ビーチ」だ。今日は時間も少し早いせいか結構空席が目立つ。
弁天橋の手前、橋を渡らずに右に折れると片瀬漁港に着いたが残念ながら土曜日だけ直売日はお休みなんだって。毎月第一日曜日は朝一で賑わうというから、これからは我が家の「地魚の日」にするとしよう。朝9時から開催されるらしいが、私は6時から後ろの片瀬新港釣りゾーンでたたずみ。現地で妻と待ち合わせることにする。(坊主のときの帳尻合わせか?!)
弁天橋沿いの境川河口ではめいめい釣り客が楽しんでいる。私は彼らがどんな魚を釣っているのか気になって仕方がない。。。。それにしてものどかな風景だ。
あまり釣果ははかばしくなかったようだが、河口で釣り糸を垂れていた親子が奇声を上げた。子供が何か大きな魚を釣り上げたらしい。
目のいい私は遠目でも一発でそれが「メジナ」だと分かったが、「おおっ、すげえぞー!」とカメラ片手に近寄った。「ホラホラ、慌てないで暴れるから、糸がからまないようにしなきゃ」お父さんのほうが慌てているようだが・・・
私は(結構余裕を持って)「すごいねー、メジナかな、こりゃー・・・いるんだなーここにも」手のひらサイズだが、子供はホントに目をキラキラさせていた。おじいちゃんが駆け寄ってきて、親子で記念撮影・・・これ以上微笑ましいことはないような光景だった。。。
さて私達は片瀬漁港を後に西に向かい始めた。コンビニをスルーして元町ユニオンで少しリッチな弁当を購入し、海岸で昼食にすることにしたのだ。海マックも結構好きなんだけどねー。。。
私は「カレモコ」というずっしり重たい洋風パック、妻はなんだかんだ迷いながら「のり弁」にした。
ポイントによっては少し波が立っているところがあり、体が微妙に疼いたがまずは広大なウッドデッキに座って海に向かって弁当を食べ始めた。ここでその日最大の危難が訪れるのである。
「おどわーっ?!?」何が起きたのがさっぱり分からなかった。。。隣の妻に「アチョーキック」をされたのかとも思った。
背後から低空滑走でトンビが襲ってきたのである。最初の一撃でナポリタン(冷凍の)のおかずがすべてやられた・・・
驚いた私は立ち上がったまま右に左に反転し弁当を食べていたが、第2次攻撃、第3次攻撃が・・・カレモコのほぼ半分がやられたときにとうとう諦めた「ダメだこりゃ・・・」いかりや長介風)
以前、稲村ケ崎で妻がやられた牛丼と同じ手口だった。背後から音もなく忍び寄る・・・
慌てて荷物を片づけてさっきのカフェテラスなぎさへ向かう。途中で何組も背後からやられているグループを見た。そうだよなー、ここで弁当広げるの最高だよなー・
結構年輩の夫婦が奥さんのお弁当を広げようとしていた。後ろから滑空してきたのを見て思わず「来ますよー!」二人は慌てて風呂敷で覆っていた。。。
一人でコンビニ弁当を広げていたおじさんにも背後からの脅威が・・・ちょっと悪いと思ったけど瞬間写真を撮っちゃった・・・(ごめんなさい!)
私だけ災難にあったが結構面白いウォーキングだった。「あのさ、トンビが食いにきたら捕まえられねえかな。飼ったらカッコよくねえか?」
「やめときなって。あの手の鳥は絶対人になつかないんだって。鷹匠なんて腕に止まらせるだけで、何年もかかるって聞いた」
真面目に応える妻もさすがだが、キャプテンハ―ロックの「トリさん」のように肩にいるとかなりカッコイイと思うんだがなー。
「あのデカイ蟹はねえ、普段たぶん家で飼ってるんだよ。今日みたいに魚が少ないときに『やべえ、やべえ』って家から持って来るんだな」
漁師に聞かれたら殴られるかもしれないような勝手な会話をしながら歩き進んだ、
垣根の向こう側に見えるのは「亀の水槽」だ。よく見ると海ガメが海面上に顔を出しヒレを振っている。。。
ハワイ島で野生の海ガメに出会える有名な海岸で妻がシュノーケリングをしていたら、「そこをおどき!」とパシッとやられた亀と同じようだ。
外から見ているだけで入場料は払っていないから著作権を重んじて写真撮影は自粛した。
海岸線を建物に沿って歩いていくとエントランスのところで何かイベントをやっていた。
「生き物ふれあい体験」というイベントのようだ。いつもはフリーマーケットのようなイベントの多い駄々っ広いエントランスだが、今日は初めて見た。幼稚園児が喜ぶ「移動動物園」のようなものか・・・・?!
って人だかりに近づいていくと、いきなりでかいヘビを抱えた係の人に遭遇した。
おーっ、これはすげえ!と思ったがさすがに怖くて近寄れない。係の人も実はあまり好きではなかったのか、カメラのレンズを向ける前にそそくさと水槽に還してしまった。。。
その隣に白い生き物を手に載せて子供たちに触らせている人がいたが、何とイグアナ!
うーむ。大人しそうだが触るにはかなり勇気がいるぞ・・・もしかして「ゲテモノに触れ合う動物園」?!・・・
次におねえさんが触らせてくれたのは「ハリねずみ」である。背中の方からそーっと触れば大丈夫のようだ。しかし明らかに硬いハリで覆われている。
「『ハリセンボン』みたいにどわーっとハリが刺さることはないんでしょうかー?」
「ホントに危険を感じたときは総毛(ハリ)を立てて身を守ります。この中にも気の弱い子はいるんですよ。彼らが本気になったら指なんて穴だらけです」
にっこり笑って手に乗せるよう勧めるが、もしこいつの気が変わったらオレの手穴だらけじゃんかよ・・・限りなくそーっと背中を撫でてやったのに、「ビクッ」と動いた瞬間2mは後ろにジャンプした。怖いよー。。。
その隣は誰も見ていなかったが、ミズクラゲの水槽が・・・夏場、お盆がすぎるとこのモノ達が発生して、海に入っているとひどい目に遭う。私はまだ幸い遭ったことがないが、最近は「くらげ除け」の薬も出ているらしい・・・
昔、我が家にいた「パックン」のような亀がいた。係員が気楽に子供に触らせていたが、「このカメ何か珍しいモノなんですか?」と聞くと、
「いやあ、台風の後、海岸を清掃しているときにいたんですよ。普通の石亀だとおもいますがねえ。どこからか流れてきたんでしょうが、生き物は大切にしないとねえ」
おーっ、このカメもパックン同様放浪の旅を続けたあげく無事に救助されたんだな・・・
おーっ、いつか湘南モールFILLで見た何とか(ガラパゴスではない)陸ガメだ。あの時の値段は29万円、庭から絶対に逃げ出さないから飼おうと言った意見は妻に0.02秒で却下された。。。
いつも水族館とはあんまり関係ないイベントに遭遇してきたが実に面白かった。私達は134号に出て観光案内所方面に歩きだした。
正面に「カプリチョーザ」が見える。実はその隣の「湘南ゴルフリゾート」というのがどうにも謎の施設で、なんでもかなり精密なシミュレーターでゴルフトレーニングができる、というものらしい。
ここからは見えないがその裏にたしか、地元の子しかいかない隠れマイナー施設「江ノ島ボウル」があるのだ。
正面にウルトラマンの映画で「ダン、ハヤタ、ゴウ秀樹、北斗星司」の行きつけの店だった「サン・アロハ」が見える。夜になるとTDLにもいるゴスロリみたいな衣装のアロハ姿の店員が店の前にいるのだが、まだ開店前のようだ。。。また、「KAZOK」というブッフェで有名と聞いたレストランがあり、水族館の訪問客でいつも賑わっていたのだが、いつの間にか潰れてしまっていた。
片瀬漁港の手前はこれまたいつも賑わっている「イル・キャンティ・ビーチ」だ。今日は時間も少し早いせいか結構空席が目立つ。
弁天橋の手前、橋を渡らずに右に折れると片瀬漁港に着いたが残念ながら土曜日だけ直売日はお休みなんだって。毎月第一日曜日は朝一で賑わうというから、これからは我が家の「地魚の日」にするとしよう。朝9時から開催されるらしいが、私は6時から後ろの片瀬新港釣りゾーンでたたずみ。現地で妻と待ち合わせることにする。(坊主のときの帳尻合わせか?!)
弁天橋沿いの境川河口ではめいめい釣り客が楽しんでいる。私は彼らがどんな魚を釣っているのか気になって仕方がない。。。。それにしてものどかな風景だ。
あまり釣果ははかばしくなかったようだが、河口で釣り糸を垂れていた親子が奇声を上げた。子供が何か大きな魚を釣り上げたらしい。
目のいい私は遠目でも一発でそれが「メジナ」だと分かったが、「おおっ、すげえぞー!」とカメラ片手に近寄った。「ホラホラ、慌てないで暴れるから、糸がからまないようにしなきゃ」お父さんのほうが慌てているようだが・・・
私は(結構余裕を持って)「すごいねー、メジナかな、こりゃー・・・いるんだなーここにも」手のひらサイズだが、子供はホントに目をキラキラさせていた。おじいちゃんが駆け寄ってきて、親子で記念撮影・・・これ以上微笑ましいことはないような光景だった。。。
さて私達は片瀬漁港を後に西に向かい始めた。コンビニをスルーして元町ユニオンで少しリッチな弁当を購入し、海岸で昼食にすることにしたのだ。海マックも結構好きなんだけどねー。。。
私は「カレモコ」というずっしり重たい洋風パック、妻はなんだかんだ迷いながら「のり弁」にした。
ポイントによっては少し波が立っているところがあり、体が微妙に疼いたがまずは広大なウッドデッキに座って海に向かって弁当を食べ始めた。ここでその日最大の危難が訪れるのである。
「おどわーっ?!?」何が起きたのがさっぱり分からなかった。。。隣の妻に「アチョーキック」をされたのかとも思った。
背後から低空滑走でトンビが襲ってきたのである。最初の一撃でナポリタン(冷凍の)のおかずがすべてやられた・・・
驚いた私は立ち上がったまま右に左に反転し弁当を食べていたが、第2次攻撃、第3次攻撃が・・・カレモコのほぼ半分がやられたときにとうとう諦めた「ダメだこりゃ・・・」いかりや長介風)
以前、稲村ケ崎で妻がやられた牛丼と同じ手口だった。背後から音もなく忍び寄る・・・
慌てて荷物を片づけてさっきのカフェテラスなぎさへ向かう。途中で何組も背後からやられているグループを見た。そうだよなー、ここで弁当広げるの最高だよなー・
結構年輩の夫婦が奥さんのお弁当を広げようとしていた。後ろから滑空してきたのを見て思わず「来ますよー!」二人は慌てて風呂敷で覆っていた。。。
一人でコンビニ弁当を広げていたおじさんにも背後からの脅威が・・・ちょっと悪いと思ったけど瞬間写真を撮っちゃった・・・(ごめんなさい!)
私だけ災難にあったが結構面白いウォーキングだった。「あのさ、トンビが食いにきたら捕まえられねえかな。飼ったらカッコよくねえか?」
「やめときなって。あの手の鳥は絶対人になつかないんだって。鷹匠なんて腕に止まらせるだけで、何年もかかるって聞いた」
真面目に応える妻もさすがだが、キャプテンハ―ロックの「トリさん」のように肩にいるとかなりカッコイイと思うんだがなー。