かつて「天動説と地動説」という論争がありました。
「ありました」と簡単に言いましたが、宗教関係者の頑迷な抵抗があり、どうしても地球中心の「天動説」でなければならなかったのです。
これが、今の朝鮮半島情勢にどう関係するかは、のちほど・・・・
北朝鮮の正式国家名は「朝鮮民主主義人民共和国」。しかし、国名に偽りがありました。
- 北朝鮮には総選挙がないので「民主主義」国ではなく、為政者が国を代表しているとは言えない。
- もちろん北朝鮮には「人民」が存在しない。
- 3代目世襲の君主がいる北朝鮮は「共和国」ではない。
そう、国名からして偽装であり、まともな国を目指してもいないのです。
中国の正式国家名は「中華人民共和国」で「民主主義」がないのは中国の実情にあっており、国家名に限れば「偽装の度合いは北朝鮮のほうがよりひどい」のでしょう。
ご忠告申し上げますが、ここで笑わないと、この記事で他に笑うところがありません(笑)。
「暗殺」の考え方に見られます。
北朝鮮では、金正恩政権が異母兄の金正男をマレーシアという国外空港で殺害(実行犯は別)しました。ピョンヤン(平壌)のマレーシア大使館員を人質にして黒幕の在マレーシア北朝鮮大使館員を国外へ脱出させた陰湿さを、世界の人たちは決して忘れることができないでしょう。
韓国も、かつて日本の主権を侵害してでも大統領になる前の金大中を拉致し、韓国へ連れ戻す途中で米軍の「殺すな」の指令に従ったとされる事件がありました。その後、金大中は大統領になっております。
連想するのは、ロシアの国の内外にいる同族人殺害(未遂)やサウジアラビアのトルコ国内での同族人殺害ですね。
つまり韓国≒北朝鮮≒露≒サウジと言えるほど前近代的な殺人であり、もちろん裁判はありません。
そんな韓国で
親が脱北者だった(母国を捨てた)のに文在寅が脱北者(脱北記者)を著しく差別し、いま北朝鮮を非難できない状態らしい。
なのにこれをアメリカが問われた文在寅は、「韓国の歴史上、今ほど言論の自由が謳歌されている時期はなかったと思う」と述べましたが、冗談もほどほどにするべきでしょう。
文在寅が無批判に北朝鮮へ接近しつつあり脱北者を干しているのを見ていると、金大中が脱北者黄長燁(ファン・ジャンヨプ)を干して差別したのを思い出してしまいます。
韓国の「北朝鮮との距離」には10年くらいの周期があるようで、ある時には北朝鮮を徹底的に排除し、ある時には反北朝鮮を徹底的に排除する、といった風に正反対に大きく変わります。時の政権によって大きく変わるのでした。
トランプのロシア疑惑どころではありませんね。
さてようやくたどり着きましたが、かつてヨーロッパには
というのが、ありました。
厳密に言うと、古代ギリシャのころから天動説が主流でしたが、天動説→地動説という大きな動きです。
「天動説」は地球中心の説でしたので、当時の宗教支配階級としてはごく自然な解釈でした。しかし古くから火星の「逆行」が観測で知られており、地球中心の「天動説」では旨く説明できませんでした。
宗教関係者を中心とする頑迷な保守主義者たちはそれでも「天動説」を譲りませんでした。古代ギリシャ人の天文学者の中には保守主義者に合わせるようにして、「火星が何かの周辺を回りながら地球の周辺を回っている」と仮定して「天動説」を強化しようとしましたが、現在の力学ではあり得ないことでした。
ところが
火星の「逆行」は「地動説」で簡単に説明できます。地球や火星が太陽の回りを公転すると仮定すれば、簡単に導けるのでした。
「地動説」は西暦1500年ごろから
- 考察家だったコペルニクス
- 観測家だったガリレイ
- 理論家だったニュートン
らの影響で、徐々に優勢となり、今やその太陽系が銀河宇宙の中を公転運動していることさえ定説になりました。
地球は自転しながら太陽の回りを1年かけて回りますが、その太陽が2億年ほどかかって銀河系で公転しています。
地球は、自分でくるくる回るコーヒーカップ(回転木馬・メリーゴーラウンド)のようですね。
なぜこんな話を今、引っ張りだしたかというと
東アジアには、いまだに天動説のような国の統治をしている朝鮮半島や中国がある
からなんです。
儒教では自分が中心に世界は動いているらしく、まるで動かない地球が中心の天動説ですね。
地動説(太陽を中心として地球が動く)でさえ、その太陽が銀河宇宙の中では公転していると認識される時代なのに、比喩的に言うならばまだひと昔前の天動説を唱える北朝鮮や中国が存在するのです。
皆様には
- 火星の逆行を説明できないのに、天動説をとり続ける昔の宗教指導者たち
- 現代社会で統治システムの違いを説明できないのに、トラブルを起こし続ける儒教中心の北朝鮮・中国為政者たち
が重なって見えませんか。
そして、そんな
中国・北朝鮮へ無批判に接近する韓国の大統領「朴槿恵・文在寅」が、現実に「いた/いる」
のです。
頑迷な中国・北朝鮮があるかと思えば、そんな国にそっくりの韓国が存在し、そこの大統領が無批判に中国・北朝鮮へ接近しているのは、異様なことなんです。
分りやすく言うならば
地動説の時代でありようやく太陽系から飛びだそうとしている昨今(西暦2000年ごろ)。
選挙で選ばれた国の代表でさえどうすればいいのかという時代に、選挙さえ存在しない中国・北朝鮮があり、そこへ無批判に接近する韓国(という擬似民主国家)があるのでした。
法治国家を目指す日本として
韓国が「価値観を共有する国」と言えないのは当然であり、韓国の大法院が賠償判決を出すのも当たり前なんです。
にもかかわらず韓国はまだ「日本が永久に謝罪することを求めている」というレベルなのです。もう「かわいそ~」としか言えません。
想定される反論です。
他人の反論を許さずに自分の反論だけは許すのが、朝鮮半島や中国などの独裁国家でみられる特徴です。
(反論1)
そもそも、天動説・地動説と儒教を対比させることが間違っている。
(反論1に対する反論)
異分野の対比は、異なった分野同士を比較する手段ですので、もともと対比対象でした。
そもそも「対比させることが間違っている」というのが間違いなんでしょう。本質に答えることができない場合、こういった論法をもちいるのでした。
(反論2)
儒教は正しいのであり、これに異論を唱えること自体が間違っている。
(反論2に対する反論)
その儒教が間違っていることを指摘するために、天動説・地動説を比較材料としたのであり、比較に答えておらず、「ただ否定するだけ」なのは疑惑をもたれた時のプーチンと同じであり、反論になっていません。
反論とは、相手のいう疑惑に答えることなんです。
こういったすれ違いは、独裁国によく見られることで、目新しいことではありません。
こういった風に、それぞれが独特の論法で主張しあうすれ違いが特徴なんですが、国際協調では自分だけの善悪論に基づく「感情」よりも「論理」を重視するしかないのです。
かつての「天動説・地動説」と今の「東アジア」を対比してみました。
核兵器やミサイルを威嚇に使う国があり手を焼いています。
かつての天動説から地動説への移行がどれほど大変だったか、うっすらと分りますね(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。