カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞429 多様性などありません

2018年11月12日 22時10分57秒 | アジア

2018年後半あたりからアメリカによる中国制裁が続いています。

その影響もありいま中国では日本への関心が高まりつつあると言います。中国共産党の意向が反映された国営マスメディアよりも、インターネットのSNSのほうが自由だということなんでしょう。

実際に日本を訪れるとみんな親切だと言っているようですが、裏返して言えば、「中国共産党が中国国内で、日本悪しという報道しか許さなかった」のです。そこには多様性のかけらさえ見られません。

しかし

やがてインターネットも中国共産党に規制されるとも知らないでもう既に始まっていますが中国人は「わが春を満喫」しているようです。

情報規制(中国や北朝鮮)や世論操作(韓国)のある国は、信頼できません。中国もいつどんな理由で、報道規制により「反日」になるか分らないのです。一色を好むのは漢族・韓族に共通した性格で、そこには多様性などまったく見られません。

アメリカでは今

フェイク・ニュースを乱発するトランプが、既存のメディアをフェイク・ニュースと叫んでおり、何が真実かを考える風潮が出始めています。

この線で行くならば

中国政府(中国共産党)が言っている事はすべてフェイク・ニュースなんでしょうが、若い中国人にとっては規制が始まっている中国のインターネットさえ「十分に自由な空間」なのでしょう。

ちょうどペットの犬が、首にリード(引き綱)がついているのを忘れてしまい、おさんぽの時間中だけは十分に自由な空間」だと考えているらしいのと、似てますね(笑)。

外国語が使えないのは、場合により、致命的になりそうです。


しかし、「中国が読めない」のは、社会主義体制のせいだろうか。:はじめに 劉傑(りゅう けつ)「中国人の歴史観」文春新書 2006年10月5日第8刷発行  


筆者は

中国が読めないのは、社会主義体制のせいだろうか」と疑問を呈していますが、私は「そのとおり、中国が読めないのは社会主義体制だから」と申し上げています。疑問はあたらないのですが、筆者は「社会主義体制のせいではない」と言いたいようです。

私は

社会主義体制ゆえに、言論弾圧があり、報道規制も発生し、隠ぺい工作が必然的なので「中国が読めない」

と主張しております。劉傑は、日本人が「遠慮して中国が読めない」とするのをそのまま受け取っているようですが、本心はこうであろうと、邪推しています(笑)。

中国には総選挙(国民選挙のこと)の概念がなく

たった6%程度の中国共産党員の選挙による首脳選びを続けており、中国人を代表していないのみならず、中国共産党が中華人民共和国を建国したのであり、中国人よりも中国共産党が大切なので、国民に公表・報告する義務がないという歪(いびつ)な支配体制。

わかりやすく言えば「中国は隠すので読めない」のでした。

社会主義者は、その批判力ゆえに政権を取り得たのでしょうが

いったん政権を取る批判を許さなくなるのです。これが「言論弾圧・報道規制」のもとです。

自分たちが政権を取ったのは「革命理論に従ったからであり、自分たちを批判するのは反革命」という理由で、批判を一切受け付けなくなったのです。勝手なものですね。

共産主義が支配しているところで、批判を許しているところがありますか。

ロシア(旧ソ連)、中国、キューバ、北朝鮮(そして韓国)などなど枚挙にいとまがありません。

改善を禁止したがる共産主義者・社会主義者たちであり、報道規制があるので、その国民たちは「そんなものだ」と考えています。

まるで国民は「批判は国家転覆罪」とたたき込まれているようで、為政者にも「批判が崩壊につながる」と考える小心者がいるようです。

筆者は中国出身で

著書を書いた当時、早稲田大学で教授をしていたらしく、日本語で書いたと思われます。その後、職を変わっており、今は「朝日アジアフェロー」という肩書きらしいですね。

表向きは、中国共産党に言わされている論調を繰り広げる中国人が多い中で、一見してそれがないので気を許してしまいがちですが、よく読むと「後ろに中国共産党が控えている」、あるいは「中国の尊大さ」を隠せないようです。

そう、批判力がありそうに見えて、隠れて中国共産党の宣伝をしているように思われるのです。どこかのお寺の僧侶にもいますが、批判力がありそうに見えて、密かにその宗派の宣伝をしているのに似てます。分る人には分るのですね。

控えめに言うならば「筆者は、中国を大国として扱いたい、尊敬される地位に上げたい、と思っている」のでしょう。 


これについて勝又壽良(『週刊東洋経済』元編集長、元東洋経済新報社主幹)は・・・・・・

劉傑の主張を要約すると、「日本がGDPで中国に抜かれて精神的に混乱し、日中関係を正確に捉えられずにいるが、10年から20年かかれば中国を尊敬するだろう」。・・・・・・

例えるなら、「金持ちの男性は女性からちやほやされて当たり前」という程度であり、GDPで中国が日本を上回ったとして、日本人が中国を尊敬し親しみを感じなければならないのか、その国のもっている文化や歴史が真に尊敬されるに値するかどうかであり、2010年以前、日本がGDPで中国より上であったからといって、中国人は日本を尊敬し親しみを感じていたのかと批判している。:Wikipedia   


やはり本性を見抜いている人はいるものですね。 

2010年より前に日本が中国よりGDPで上回っていたのに中国は徹底的に日本を見下していました。よって中国が日本をGDPで上回ったので尊敬されるべきだとするのは、甚だしい誤解でしょうね。これだから中国人は、軽んじられてしまうのです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


イランのアフワズ(アフワーズ)

2018年11月12日 19時23分59秒 | 海外

 


イラン南西部で軍事パレードに襲撃、29人死亡 ISが犯行声明:afp 2018年9月22日 


イラン南西部のアフワズ(アフワーズ) 

イラク南部国境やクウェートから100kmほど東にある地でしょうか、軍事パレードが襲撃されました。 

ISが犯行声明を出しておりますが、サウジやアメリカなどに操られた黒幕がいたかも知れず、まだ真相は「の中(の中)」です。

かつて

  • やりたい放題だったアメリカに原因があったのか
  • 1979/11 の在テヘラン米大使館へのイラン学生乱入が原因か
  • 2018/05 にはトランプがイラン核合意から離脱
  • 依然としてアメリカとイランの関係は不安定なまま

こういう背景があり、今回の事件が起りました。

各国の今の事情と少し前の歴史をかじると

どちらかに肩入れしていない人ならば間違いなく、知れば知るほど分らなくなるものです。

アメリカは、自由を追求し過ぎて不自由になりましたし、そういった混乱がまるで世界標準であるかのように錯覚しているなら、世界中で賛成するひとは極めて限定的でしょう。またアメリカでは、中米の不法移民も含めてキリスト教が支配しているような印象もあり、気になるところです。

一方イスラム教もまた、今どき時代に合わないような不可解な戒律で人を支配しており、シーア派(イラン等)とスンナ派(サウジ等)が覇権を争っていて、宗教対立・派閥争いが絶えません。特にイランとサウジアラビアとの対立は今でも続いています。

同じイスラム教圏内ではあっても、酒はトルコでは禁止されておらず、イランでは禁止されているのに隠れて飲む人たちがいるとのことで、宗教対立にしたい勢力と派閥対立にしたい人の争い、飲酒が許されている例外的な国と一般的な禁止国、などイスラム教と政治がからんだ複雑な関係なんです。

そういうときに在トルコのサウジアラビア総領事館で「トルコ在住のサウジ人カショギ殺害事件」が起り、今サウジの実権を握っている皇太子が、この殺害に関与していたかどうかで、もめております。

軍事パレードですが

最近では、記念式典という国が増えてきました。

それでも「中国・ロシア北朝鮮」などの独裁国では、まだ国威発揚のための「軍事パレード」が健在です。 


取材中の共同通信記者に暴行=中国当局:afp 2009年9月19日

朴大統領の軍事パレード出席に米国が不快感:ハンギョレ 2015年9月5日

3年前には、中国べったりの朴槿恵周囲の反対を押し切って中国の軍事パレードに参加しました。その後、朴槿恵が米製THAADミサイルを韓国内に配備(オバマの意向か)したため中国から韓国が経済制裁を受け、何をされても中国の言うがままの韓国はWTOへ提訴する事さえできませんでした。

十分に韓国を威嚇している「中国」ですが、「WTOへの提訴が中国を威嚇させる」と判断し避けたのでしょうか。まるで歴史が示すように「中国の属国」ですね。属国なので、安心して「反日」に走れるのでしょう(笑)。

その朴槿恵も「みんなが言っているなら証拠など必要がない」という韓国の伝統に従って逮捕され今では容疑者の身。本人不出廷のまま裁判が続いており、2017年5月に今度は北朝鮮べったりの文在寅が大統領に就任し「中国による経済制裁」がなくなったはずなのに、まだその影響が続き経済停滞する韓国。

2018年後半にはその中国がアメリカから高関税の経済制裁をされてしまい、中国は形式程度に報復関税をかけましたが、珍しく「①莫大なアメリカの貿易赤字②知的財産権を無視③人権無視④為替操作⑤選挙介入⑥強制的な技術移転⑦ハイテク企業に対する巨額の補助金」などに関して③④で一部否定するものの何も言えないままでして、あげくのはてに日本へ秋波を送る始末。

「反日であれだけひどいことをした中国共産党が今度は日本へ色目を使っている」などと怒らないようにしましょう。それが中国共産党という独裁国家なんであって、いつなんどき再び「反日」に戻るかも知れないのです。中国・韓国へは、他の国以上に注意しなければなりません。

ファシズム勝利「抗日戦争勝利70周年軍事パレード」「反ファシズム」としますが、なんのなんの「総選挙なし」「言論を弾圧」「報道規制」などなど「中国ファシズム」を後世の歴史家は語っていることでしょう。 


北朝鮮がミサイル移動 情報当局が探知と米紙:千葉日報 2013年1月19日


ロシア、戦勝記念日の軍事パレードで最新兵器を披露:afp 2018年5月10日 


「ナチス・ドイツ(Nazis)に対する戦勝記念日を祝う軍事パレード」とするのですが、中国と同じで、なんとロシアが「ナチス」を演じているとは、本人さえ気がつきません。軍事面での劣勢を感じたせいでしょうが、「あらゆる防空システムを突破できるだろう」が軍事バランスを崩す目的をもっている策略に注意しましょう。

とにかく軍事パレードは、北朝鮮・ロシア・中国などは、たとえ武器商人と言われようと、武器を売り込むための貴重なチャンス。

国威発揚を狙っている独裁国家では「やめられない、とまらない」のです。それにシリア空爆は、ロシアにとって、貴重な実験の場でもありました。 


プーチン露大統領、併合後初めてクリミア訪問「国益守り抜く」:産経ニュース  2014.5.9 

武力併合の3ヶ月あとの訪問でした。ロシアとしては、たとえ自らの言動が原因でトラブルを起こしても「国益を守り」、疑惑をや事実を突きつけられても「関与を否定」し続けなければなりません。これが独裁国家の運命なのです。薬物使用隠ぺい工作や殺害事件を見ていてもよくわかりますね。 


さてさて、皆様はどう思われますか。