病院広報(はとはあと)評価支援情報

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病院広報常識問題回答付5題(岡山勉強会での出題)

2011-11-04 10:54:45 | はとはあと最新情報
病院広報の常識20問 回答解説

1.ブランド病院になるには、印象のよいロゴマークを多用することが欠かせない。<△>
ロゴの制定は、効率よく統合したメッセージと伝える仕組みといえます。しかし、ブランド構築をされる場合、人的対応やサービス要因など多様な要素、その場や時間の質が信頼や安心感のある実態が評価されることが重要です。普通、ブランディングをロゴの多用だけに頼るのは困難といえるでしょう。

2 院外広報誌を発行さえすれば、最低の広報活動は達成できる。<×>
まず、当院にとって何が広報かという「定義」が必要です。しかし、一般には広報誌だけに頼っていることはなく、オンラインやイベント、マスコミ対応など、多様な活動が展開されます。広報誌の配布数や情報の到達度にもよりますが、一般には、広報誌だけでは広報の目的達成は難しいでしょう。

3 広報は、広報委員会によって、すべての決定が行われるべきである<×>
広報委員会の運営規約によって機能が明記されることが必要です。通常、委員会は問題の審議をし、組織に助言や提言をすることが主な役割です。決定は、些細なことは省くことがあっても、トップを頂点とした責任ある組織が決定するのが原則です。

4.広報委員会の主な役割は、広報誌の編集とホームページの企画である<×>
広報誌の編集とかホームページの企画は広報活動の一部であり、また、編集や企画は専門技術を駆使する実務であるということから、問題を審議し組織に助言や提言をする広報委員会の役割を考えると、それらを期待するには、どこかに無理があると考えられます。

5.住民による施設利用率を高めるには、なるべく広告を多くするのが早道である<△>
知名度(院名を知っている人の率)が高く認知度(どんな医療をしているかを知っている人の率)が高ければ利用率を高める要因になります。それが低い場合は、時間がかかる広報よりも、経費がかかっても広告を考えることが一般的に利用率を高める早道といえます。

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