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一般に患者さんに施設を利用してもらうことを「集患」などといいます。
「集客」という商用の言葉を、安易に造語にした品のない言葉ではないでしょうか。
患者さんというときは、実際に医療施設で医療職とやり取りしているときだけです。
もちろんカルテには、その人の名前が「患者名」の欄に書いてあるということだけで、
ご本人が、四六時中、患者意識で生活しているということもないのです。
それぞれに前田さん、佐藤さん、吉田さん…なのです。
また、集客にしても、自分が箒で集塵される印象が、少しはあります。やめてほしいですね。
ゴミかなんかのように、一緒くたにされるのは。
かといって、好きこのんで買いに行くわけではないから「顧客」でもないし、
医療に消費というイメージも、ぴったり来ません。
面白くもなんともないのですが、医療サービスを主体的に利用するイメージでいけば、
「利用者」ですが、これも使う場面ではおかしくなる可能性もあります。
できれば尊厳をもった大事な隣人という意味をシェアしたいですね。
広い意味で医療と利用者を表す場合は、「医療市民」を使いたい。
一緒になって医療を共有し、協働する人たちという意味です。
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