がんばる病院広報で、何を魅せるのか
自己の利益と持続を長期の視点から持続的な基盤に立って公衆の信頼と理解を得ようとする活動がPublic Relations(公衆との連携)である。情報の発信というイメージ(認識)から、広告と混同して認識されている。また、広報はマスコミとの協力やイベントなど多様で、象徴的なイメージになりにくいことものあり、必ずしも広告媒体を使った情報発信ではない。時代のうねりを受けて、これからの医療や介護のあり方に関心が高まっている。書いて字の如しで、「人間」という言葉には、「ふれあい」「関わり合い」という期待が含まれている。
求める者と求められる者との心地良いサービスの理解・協働の質こそ、医療・介護の今に求められるべきテーマではないか。特に医療は、市民・利用者にとって高度な価値観や専門的理解には近づき難い面があり、一般に言われるように情報も届き難い現状は否めない。一般に医療情報といえば、現場の専門が取り扱う限られた情報であり、市民には不必要なデータであり、別世界の事柄だ。情報を減らして利用するようなことは考えられない。いかにも配慮したデザインを施してみる程度で、理解を深めるのはかえって問題を困難にする。
社会全体への医療の成果を考えるべきこの先、医療の情報価値への改革は、待ったなし、今後いっそう重要になるだろう。医療・介護サービスの利用者が必要性を満たす情報メディアやカテゴリの拡張がこれから必要になる。専門家から真価を引き出すための知識やモラルの獲得が求められてくる。もちろん医療サービスの提供側もこの動向には、力を貸していくことが求められるが、それでは理解にバイヤスがかかってしまう可能性もある。利用者側も自立した視点からの価値観や理解を広げて社会貢献の輪を広げることではないか。
とはいえこれは知識の競合と考えることが目的ではない。たとえば仏教の言葉に「門前の小僧、習わぬ経を読む」というのがある。お経は全てをいちいち理解しなくても、それを唱えた者にご利益があるというもの。でも、理解を深めれば、もっとご利益があるはずです。お経がもっている有難い響きが、その人その一団のプラスにつながり、信念が有効に働いていくという具合。他のサービスと異なり、医療・介護というサービスは人が人に直接接して、一体となって進める場面も多く、その点でまず信頼ありきである。
人がそこにいることの圧力は相当なものになる。利用者は信頼感(最大公約数的)を覚悟に変えて受診する。来院の間にその信頼に値する事実をさがし納得を求めている。信頼できない事実とは、その過程で手触り感によって発見されていく。その事実が改善されそうにないときに落胆し、クレーマーさんに変身することがある。雨の中、遠い道のりを傘をさしても受診にくるのは、期待と信頼の脳の鼓動によって来院行動が起ったから。外からは何も見えない。「ふれあい」こそが人と人の本質であり健康のもと。人は医療に何を見てしまうのか。 mitameya20190421
第200回記念・病院広報プランナー(PL)認定実践講座
開講:6月29日(午後)横浜みなとみらい クイーンズタワーA棟 会議室
講師:ジェリイ・フォリ(イメジャス代表)「病院の情報力は広報とデザインで強くなる」
石田 章一(日本HIS研究センター代表)ほか
協賛:日揮株式会社/医学通信社
詳細・申し込みは、http://www.j-his.jp/
自己の利益と持続を長期の視点から持続的な基盤に立って公衆の信頼と理解を得ようとする活動がPublic Relations(公衆との連携)である。情報の発信というイメージ(認識)から、広告と混同して認識されている。また、広報はマスコミとの協力やイベントなど多様で、象徴的なイメージになりにくいことものあり、必ずしも広告媒体を使った情報発信ではない。時代のうねりを受けて、これからの医療や介護のあり方に関心が高まっている。書いて字の如しで、「人間」という言葉には、「ふれあい」「関わり合い」という期待が含まれている。
求める者と求められる者との心地良いサービスの理解・協働の質こそ、医療・介護の今に求められるべきテーマではないか。特に医療は、市民・利用者にとって高度な価値観や専門的理解には近づき難い面があり、一般に言われるように情報も届き難い現状は否めない。一般に医療情報といえば、現場の専門が取り扱う限られた情報であり、市民には不必要なデータであり、別世界の事柄だ。情報を減らして利用するようなことは考えられない。いかにも配慮したデザインを施してみる程度で、理解を深めるのはかえって問題を困難にする。
社会全体への医療の成果を考えるべきこの先、医療の情報価値への改革は、待ったなし、今後いっそう重要になるだろう。医療・介護サービスの利用者が必要性を満たす情報メディアやカテゴリの拡張がこれから必要になる。専門家から真価を引き出すための知識やモラルの獲得が求められてくる。もちろん医療サービスの提供側もこの動向には、力を貸していくことが求められるが、それでは理解にバイヤスがかかってしまう可能性もある。利用者側も自立した視点からの価値観や理解を広げて社会貢献の輪を広げることではないか。
とはいえこれは知識の競合と考えることが目的ではない。たとえば仏教の言葉に「門前の小僧、習わぬ経を読む」というのがある。お経は全てをいちいち理解しなくても、それを唱えた者にご利益があるというもの。でも、理解を深めれば、もっとご利益があるはずです。お経がもっている有難い響きが、その人その一団のプラスにつながり、信念が有効に働いていくという具合。他のサービスと異なり、医療・介護というサービスは人が人に直接接して、一体となって進める場面も多く、その点でまず信頼ありきである。
人がそこにいることの圧力は相当なものになる。利用者は信頼感(最大公約数的)を覚悟に変えて受診する。来院の間にその信頼に値する事実をさがし納得を求めている。信頼できない事実とは、その過程で手触り感によって発見されていく。その事実が改善されそうにないときに落胆し、クレーマーさんに変身することがある。雨の中、遠い道のりを傘をさしても受診にくるのは、期待と信頼の脳の鼓動によって来院行動が起ったから。外からは何も見えない。「ふれあい」こそが人と人の本質であり健康のもと。人は医療に何を見てしまうのか。 mitameya20190421
第200回記念・病院広報プランナー(PL)認定実践講座
開講:6月29日(午後)横浜みなとみらい クイーンズタワーA棟 会議室
講師:ジェリイ・フォリ(イメジャス代表)「病院の情報力は広報とデザインで強くなる」
石田 章一(日本HIS研究センター代表)ほか
協賛:日揮株式会社/医学通信社
詳細・申し込みは、http://www.j-his.jp/