病院広報(はとはあと)評価支援情報

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よりよく生きるためのイメージ・トレーニング

2018-10-14 19:20:17 | はとはあと最新情報
よりよく生きるためのイメージ・トレーニング

われわれの性格とは、この世に生きてみると、そこに「浮かんだ残像」や人柄の印象にもどこか通ずるものである。そこで出会った環境とか情報が人の目を通して沈殿していく。ある意味で全く異なった特性、また反対によく似た特性の土地柄を育てている。似かよった特性も生まれる、そこに同様の文化や風土が醸成されるのだ。暮し向きにも同様の特性が現れるだろう。それらは人の生き様にも影響し異なりを見せるから、性格も様々で当然だろう。印象や感性は、計測してしまえば、かえって本来の性質が見えなくなるので分析は難しい。

しかし、人の人生を決定づけるものとは、外部にあるのではなく、その人自身の中にあるという教えがある。確かにそれぞれに人格があり人権が与えられているなら、その人の行動が人生を決定するのだから、そのとおりである。難しいのは、印象や感情の受容は、その人にとってもコントロール困難な部分があることだ。様々な困難をうまく乗り越えるにも、理性や主体性だけで通り抜けていける人もいれば、そうでない人もいる。むしろ、何かにつけて感性を前に出して元気に生きている。それが豊かさと考える人も多いように思う。

変化する環境や情報の中で豊かに生きていくとは、どういうことだろう、などと青臭いことを書くつもりはない。生きることは、何があっても、自分自身に潜む一瞬を生きる覚悟をもって乗り越えていくことにある。自分の目に捉えてジッと見つめるとは、自分の生の選択している一瞬ではないのか。物事の成り立ちの間から、いま見え隠れする決定的変化の瞬間を見届けるためである。実はこの重要な瞬間を意識しないことが多いのが問題である。次なる次元への「あるべき・ありたい予感」を目でする決定的な総合判断の一瞬のことである。

何を差し置いてでも、次を生きるために自らの視覚は、全神経を動員して集中するのだ。何を見ているというより、暗黒の中、全神経を集中して見える脳内座禅に余念なくいるのかもしれない。自分こそが周囲の象徴として無意識に夢想して止まないでいる時空のことである。がしかし、ここで物理的生理的な結果が示されるわけではない。それを繰り返し重ねることで、人間は思考の独り立ちを試みるようになる。誰かから指図によって行動するのではなく、真に自立するプロセスである。よりよく生きるためのイメージ・トレーニングになる。Mitameya 181014

写真は、ニューヨーク・ヤンキースの試合場で手にした本物のボール。

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