天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

日食撮影用高速シャッターインターバル撮影 その4

2009-01-17 16:49:44 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 時々シャッター速度変更が上手く行かなかったりシャツターが切れなかった
高速シャッター版のインターバル撮影ソフトですが、タイミングを調整して
良い感じに動くようになりました。
昨日書きましたAEB撮影も使えますので日食や月食撮影では非常に有用だ
と思います。
また、以前からある機能ですが、枚数、シャッター速度、インターバル時間を
事前に登録しておき、それを読み込めますので、現象の直前に慌ててセット
する必要がありません。登録は任意の名前を付けてテキスト・ファイルで保存
されます。

開発中の「高速シャッターインターバル撮影ソフト」です。
現「インターバル撮影ソフト」を元にしていますが、最終的に画面は変更に
なるかも知れません。
撮影枚数、露出時間、インターバル時間を入力し、多段階露出登録ボタン
  で④のスケジュール・リストに登録されます。
  ただし、「インターバル時間」は「撮影枚数>2」の場合の撮影間隔です。
AEB撮影の場合はチェックを入れると1.5秒間シャッターを押し続けます。
①で設定した段階露出間のインターバルで、例えば5分毎にAEB撮影
  したい場合は5分と設定します。
①でセットした「撮影枚数、露出時間、インターバル時間」が一覧登録
  されます。⑤のボタンによりリストの読み込み、保存、行削除が可能です。

実際の撮影で問題なく使えるかどうか、2月9日の半影月食でテスト撮影
してみたい思います。

日食撮影用高速シャッターインターバル撮影 その3

2009-01-16 17:08:54 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 KissDをUSBインターフェース経由でリモコン端子に接続し、シャッターを
切る役割はこちらに持たせてAutoExposureBracketingを試してみました。
カメラは更にUSBケーブルでPCに繋がっており、こちらはシャッター速度の
変更と画像転送を受け持ちます。
インターバル撮影ソフトがEOS Utilityに指示してシャッター速度を変更
しながらシャツターを切って行く訳ですが、このタイミングの関係でしょうか、
上手くシャツターが切れない場合があり、実使用にはまだソフトの調整が
必要です。しかしほぼ想定した動きにはなりました。
KissD本体ではAEBとドライブモードを「連続撮影」に設定し、インターバル
撮影ソフトでは多段階露出機能を使い、撮影枚数を1枚、シャッター速度を
設定して撮影開始しますと、設定値にシャッター速度を変更し先ず1枚、
続けて前後のシャッター速度で各1枚の計3枚を撮影します。
このときインターバル撮影ソフトでは1.5秒シャッターを押し続ける状態を
作り連射しています。

日食撮影用高速シャッターインターバル撮影 その2

2009-01-15 23:39:35 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 とりあえずEOS KissDのバルブ以外のシャッター速度を設定し、
多段階露出撮影機能を使い任意の枚数・シャッター速度・インターバル時間
を設定し撮影可能となりました。しかし問題点も幾つか見えて来ました。
そのうちの一つはPCへの画像転送が完了しないと次のシャッターが切れず
連射が出来ない事です。
可能とするにはカメラを連続撮影に設定しこれまでのようにUSBインター
フェースを使いリモコンでシャッターを切る方法が考えられます。
上手く行けばAutoExposureBracketingも使えるかも知れません。
そうすると設定値と前後2段階の露出で撮影出来ますのでベストですが・・。

1/3200秒露出を設定し2枚撮影したところです。
設定出来る露出の段階と枚数に制限はありません。
プルダウンで表示されている露出時間はカメラ機種選択により切り替える
ようにしたいと思います。

高速シャッターでのインターバル撮影

2009-01-14 23:53:53 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 現在のインターバル撮影ソフトはバルブまたはタイムをコントロールし
インターバル撮影を可能としていましたので1秒以下の露出は出来ません。
これまで何度か日食撮影で1秒以下の露出は出来ないかとのお問い合わせ
を頂いていましたが、精々カメラ側で自動露出設定として対応する位しか
出来ませんでした。
以前ちょっとだけ書きましたが、EOS Utilityをコントロールして露出を変更
しながらシャッターを切れば日食や月食撮影に対応する事が出来ます。
現ソフトに少し手を加えて1/4000~1/4秒の間で簡単なテストをしたところ
上手く行きました。
EOS限定になりますがカメラ接続インターフェースも必要なく、USBケーブル
一本でPCと接続して撮影可能になります。
実際は多段階露出機能を使い、露出を自動で変更しながらインターバル撮影
する方法になると思います。

問題は機種によりEOS Utilityの画面が異なり、更に使えるシャッター速度も
異なる事で、これらをどのようにしてソフトに汎用性を持たせるかです。

ε160の接眼部周り

2009-01-12 15:30:39 | ε160
 昨年の10月初めにε160がやって来てから、接眼部の電動化、
フォーカシング・ソフト改良、そしてEOS KissDの冷却改造と行って来た
撮影システム構築ですがとりあえずは一段落したように思います。
通常は最初に行うであろうIRカットフィルター除去改造は未だですが・・。
 現在のε160の接眼部周りは上記改造に伴いフォーカサー・モーター及び
冷却の電源配線、カメラコントロール・ケーブル等で込み合っていますが、
構図変更の為の90度回転は干渉も無く可能になっています。
接眼部ベースぎりぎりに取り付けられたモータープレートも回転に支障は
ありません。

【カメラ上部から】
温度計は未だ青いビニールテープで仮止め
カメラボディーと冷却ユニットの間から垂れ下がっているレリーズのような物
は温度計のバックライト・スイッチで押している間だけ点灯します。


【カメラ左側から】
フォーカサーモーターと取り付けプレート、冷却ユニットに移設したカメラの
USB及びリモコン端子、そして冷却ファン、ペルチェ用の2つの電源コネクタ
が見える。

【カメラ右側から】
こちら側には何もありませんがモーター取り付けプレート固定に利用の
ドローチューブ固定ノブが見えます。ドローチューブはロック出来ません。
接眼部を半周するプレートは3箇所でガッチリと支えられており、
モーター駆動時の反動による捩れも殆どありません。


【カメラ底部から】
配線が束ねられておらず込み入っています。
カメラアダプターに入る3mm径の細い乾燥空気送風用ホースが見えます。