天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

NGT12.5の光軸調整

2007-09-25 21:46:56 | NGT12.5  317mm反射
ここ数日ずっとNGT12.5の光軸調整を行っております。
9/15にこのブログで「NGT12.5強化対策」を書きましたが、その甲斐あって
筒先回転部分でのズレはなくなったようですが、どうしても光軸が合いません。
接眼部のスケアリングを確認し、接眼筒に十字線を張り。その交点に主斜鏡
の中心を合わせ、夜を待って恒星像を確認すると焦点内像はほぼ同心円なの
ですが外像は大きく偏っているのです。
何回か一からやり直しても同じで、最後の手段で恒星像を見ながら主斜鏡を
調整し、焦点外像を完全では有りませんが同心円に近づけました。
この状態で昼に確認しましたら、あれだけいじったのに斜鏡中心位置を除いて
はほぼ中心に揃っていました。どうもスパイダー絡みに問題があり斜鏡の中心
が出ていないようです。
もっとも斜鏡は平面鏡ですので中心位置は余り関係無いとは思います。
わざと偏心させる場合も有るくらいですから。
要は主鏡光軸と接眼筒光軸の交点に斜鏡面があれば良い訳ですから。

色々書きましたが現在は焦点内外像とも、当初に比べれば大分同心円に
近づき、ジフラクションリングの偏りも少なくなっています。
F値が4.5と小さいのに加え鏡筒の構造の問題で光軸調整は難しいです。
ここから後どれ位追い込めるかです。


写真は本文と全く関係ありませんが、昨日海へ行ったときに娘が携帯カメラで
撮ったものです。
暖かくてまだ夏を思わせる天候でしたが、赤トンボが秋を連れて来ていました。