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Dobashi 《IPPO・一歩》

趣味の陶芸でツボを作り、
 仕事の鍼灸治療でツボを刺激しています。

疲れ目、眼病予防

2016-03-16 15:45:29 | かんたん・ツボ療法

━ 疲れ目、眼病予防 ━


人間の目は、レンズの役目をする水晶体を“毛様体筋”が緊張したり、
緩んだりしてピントを調節しています。

しかし、現代はテレビやパソコン等の長時間になる近業作業などで、
毛様体筋が緊張状態のままになって、疲れ目や近視の人が増加傾向にあります。

じっと見つめる近業作業などは長時間行わず、時々遠くを見たり、
10分間ほど目を休ませることも必要です。

そして、お勧めなのが【客主人 きゃくしゅじん】のツボです。

さらに【角孫】のツボを加えると眼病一切に有効なツボとして知られ、
永続して失明がまぬかれたという例もある。

左右のそれぞれの穴に人差し指の上に中指を重ねて置き、圧しながら
ゆっくり円を描くように刺激を繰り返します。

ツボ療法・・・頬骨弓上縁の中央で、もみ上げの髪を少し入った
        ところが【客主人】のツボです。

ツボ【角孫】・・・http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu464.htm

 


アレルギー性鼻炎(花粉症)

2016-03-02 15:50:29 | かんたん・ツボ療法

━ アレルギー性鼻炎(花粉症)、蓄膿症 ━


今年もスギ花粉の飛散の時期となり、マスクを着用している人を多く
見かけるようになりました。
 
花粉症(アレルギー性鼻炎)の3大症状である、突然のくしゃみや鼻水、
鼻づまりに対して、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を内服することで
症状は軽減しますが、眠気が増し、仕事への意欲も低下してしまいます。
 
また、鼻づまりに市販の点鼻薬(血管収縮薬含有=一時的に鼻粘膜の
うっ血を取り除く)を連用するとかえって鼻づまりが酷くなる場合があります。
 
しかし、葛根湯や小青竜湯などの漢方薬はリバンドや副作用の心配もなく
症状を根本的に取り除いてくれます。
 
そして効果的なのが【上星 じょうせい】のツボ刺激です。
 
【上星】穴は、別名「蓄膿症の特効ツボ」ともいわれ、
             鼻の通りが良くなり、臭覚も戻ってきます。
 
ツボ療法・・・正中線上で髪の生え際から1横指(指幅1本分)ほど頭頂に
         進んだところが【上星】のツボです。


わきが( 腋臭 狐臭 )

2016-02-17 22:27:37 | かんたん・ツボ療法

━ わきが( 腋臭 狐臭 ) ━


多汗症の一症である“わきが”は、腋の下、臍、陰部などにある異型の汗腺
(アポクリン腺)の分泌物が、皮膚表面上の細菌によって脂肪酸に分解され、
汗のアンモニアなども加わって不快な臭気を放つようになる。

その臭気を「腋臭(えきしゆう)」といい、狐の臭いにも似ているので
「狐臭」ともいう。

民間療法として、焼き明礬(ミョウバン)と同量のサリチル酸ナトリウムを
混ぜたものを腋の下に塗擦すると効果があると記述されていたが、一般的では
ない。

そこでお勧めなのが、【極泉 きょくせん】のツボです。

入浴するたびに一つまみの天塩を【極泉】のツボに擦りこむように刺激を
くり返し行ったり、【極泉】と【少海】のツボへ温灸すると刺激が効果的です。

ツボ療法・・・腋窩横紋の中央で、腋窩動脈拍動部にあるのが
         【極泉】のツボです。


扁桃腺炎・喉(のど)の痛み

2016-01-27 18:10:59 | かんたん・ツボ療法

━ 扁桃腺炎・喉(のど)の痛み ━ 


喉の入り口にある扁桃腺は、外部から侵入してくる病原体に対して
防御の役割を果たしているリンパ組織ですが、そこに細菌などが繁殖して
起こる炎症を「扁桃腺炎」と言います。

寝不足や過労、精神的なストレスでからだの免疫力や抵抗力が低下している
ときに罹りやすく、扁桃腺が腫れて痛み、時には高熱を発する場合もあります

そこで、扁桃腺に効果のあるのが【天鼎 てんてい】のツボです。

首より上を「天」、三つの足のある香を焚く器のことを
「鼎」(かなえ)といい、首の三角形の凹んだところを指します。

なお、ツボ刺激しても、痛みが激しい場合や高熱が続くような場合は、
医師の診断を受けてください。
 
ツボ療法・・・側頸部下端にあり、乳頭線上で鎖骨の上際で凹んだ
         ところにあるのが【天鼎】のツボです。


膀胱炎、痔疾、腰痛

2016-01-13 16:44:51 | かんたん・ツボ療法

━ 膀胱炎、痔疾、腰痛 ━


泌尿器疾患の中で最も多い病気が“膀胱炎”ですが、ごく単純なものは
「膀胱が風邪をひいた」くらいのもので、さして心配はいりませんが、
原因は様々で油断は禁物です。
 
急性によるものは細菌がほとんどで、ブドウ球菌、連鎖状球菌、カンジタ菌
などよるものもありますが、80%以上は大腸菌が原因です。
 
病院では、その細菌(敵)に有効な薬剤を用いた療法が行われるのですが、
大切なのは、気血の流れを整え、免疫力を高め、敵に負けない身体づくりが
治癒・予防に必要とされます。 
 
 そこで効果を発揮するのが【腰兪 ようゆ】のツボ刺激です。
 
【腰兪】のツボ刺激を行うことで、骨盤内の血液の循環が良好になって、
膀胱炎による頻尿、残尿感、排尿痛、下腹部痛などの不快症状解消に
役立ちます。
 
また、冷えによって肛門周囲にある静脈などがうっ血し、炎症を起こす
痔疾患にも効果的なツボです。
 
ツボ療法・・・尾骨の先端より上方に向かって2横指(指幅2本分)の
       ところにあるのが【腰兪】のツボです。


胃のもたれ ムカムカ感、胸やけ

2015-12-24 17:28:00 | かんたん・ツボ療法

━ 胃のもたれ ムカムカ感、胸やけ ━


憂う(思い悩む 心配する)ことは、消化器系の胃腸に対して邪気を生じ、
その働き(蠕動=ぜんどう)を低下させ、食べたものが胃腸に長時間滞り
排出されるのが遅くなります。
 
胃の不快感を感じたら、精神的なストレスを避け、食事を控え、ツボ療法を
おこなって経過をみます。
 
それだけで症状が治まるようなら、まずは心配は要りませんが、ひどくなる
ときは、医師のもとを訪ねましょう。
 
そこで、お勧めなのが【陰都 いんと】のツボです。
 
【陰都】は、少“陰”の邪気が沢山集まる大切なところ“都-みやこ”と
いう意味があり、消化器系にとって重要なツボとなります。
 
左右の人差し指、中指、薬指を揃え、【陰都】をゆっくりと押し込むように
5,6秒の刺激を10回ほどくり返します。

ツボ療法・・・へそより上方へ指幅4本分ほど進んだ両側1,5cmほどの
          ところにあるのが【陰都】のツボです。


心悸亢進、神経症 

2015-12-09 15:46:20 | かんたん・ツボ療法

━ 心悸亢進、神経症 ━


「感情は心臓に宿る」と言われ、人生において遭遇する精神的ストレスは、
不快、不安、恐怖などとなって、心臓に異様な感覚を生みます。
 
その結果、心臓の拍動は高まり乱れて、心悸亢進を起こすことが多くなって
しまいます。
 
そんなときに効果的なのが【心兪 しんゆ】のツボ刺激です。
 
臓器の異常反応が現れやすいツボを“兪穴(ゆけつ”といいますが、
【心兪】の“兪”は、治癒の“癒”にも通じ、心の臓に注ぐ邪気を払い除ける
ために有効の的なツボとなります。
 
ツボ療法・・・第5胸椎棘突起下の左右の指幅2本分進んだ
         ところにあるのが【心兪】のツボです。


眼の屈折異常

2015-11-25 22:06:31 | かんたん・ツボ療法

━ 眼の屈折異常(老眼) ━


眼(目)の調節力は、厚さ約4mm、直径約9mmほどのレンズの役目をする
水晶体につながっている“毛様体”と呼ばれる筋肉の力が変化することに
よります。
 
しかし、水晶体は加齢とともに硬くなり、変形する(厚くする)能力が
弱まって、近くを見るときにピントが合わずボヤケてしまいます。
 
これが“老眼”で、万人に起こる老化現象ですが、ツボ(経穴)の中には、
年と共に起こる「目」の老化のスピードを弱める「窓」がある。
 
それが【目窓 もくそう】のツボです。
 
また昔から「目はこころの窓」と言われていますが、【目窓】のツボ刺激は
目もこころも明るくさせてくれます。 
 
左右の【目窓】のツボを人差し指か中指の先で、頭部の中心に向って
3秒ほど圧しては離すの動作を繰り返します。
 
   ツボ療法・・・ 瞳の中心から真上に進み、髪の生え際から指幅2本分ほど
         上方に向かったところが【目窓】のツボです。


下痢、便秘、腹痛

2015-11-11 16:51:29 | かんたん・ツボ療法

━ 下痢、便秘、腹痛 ━


腸は、自律神経の中の迷走神経によって支配されていますが、自律神経を
支配している脳が損傷して機能が停止しても、腸は正常に働き続けています。

しかし、ストレスや過剰にかかる緊張感など続くと腸が過剰に反応して、
「過敏性腸症候群」となって、下痢や便秘をくり返したりします。
 
そこでお勧めなのが【大横 だいおう】のツボ刺激です。

お臍(へそ)の“横”にある“大”切なツボである【大横】のツボは、
腸の働きを整え、免疫力をアップさせ、美肌効果のあるツボでもあります。
 
  ツボ療法・・・臍の左右外側へ4横指(指幅4本分)ほど進んだところで   
         ほぼ乳頭線上の位置が【大横】のツボです。


眩暈(めまい)、ふらつき、耳鳴り

2015-10-28 15:42:53 | かんたん・ツボ療法

━ 眩暈(めまい)、ふらつき、耳鳴り、難聴 ━


脳、心臓、血管、高血圧、糖尿病、耳などの病気が原因として、めまいが
起こったりしますが、これといったはっきりした原因がみつからないのに、
めまいやふらつきなどが起こる平衡機能障害で悩む高齢者が増えています。

一般にストレスや寝不足、慢性的な疲労の蓄積、また頭痛や肩こりなどの
症状とともにめまいを訴える人も少なくありません。

十分な睡眠と休養を取って体調を整えると、大抵のめまいやふらつきは
治まってきますが、なかなか症状が消えなかったり、頻発するようでしたら
まずは、【角孫 かくそん】のツボ刺激を試みてください。

内耳の影響でめまいが起こる場合、耳鳴りや難聴を伴うこともありますが、
【角孫】穴刺激は、そのような症状にも有効です。

しかし、軽いめまいでも危険な病気が潜んでいることもあり、いつまでも
続く場合は、決して油断はできません。

  ツボ療法・・・耳を前に折り曲げ、耳輪の上部先端で髪の生え際の
         ところが【角孫】のツボです。