━ 風邪・感冒 ━
木々が芽生える春は、身も心もウキウキして、元気を分け与えてくれるような
気がして、病気が驚くほど改善していくことも珍しいことではありません。
しかし、温暖の差が激しい季節の変わり目は、体調を崩してしまう時季でも
あります。
昔から、風邪は「首から入る」と言いますが、日中の暖かさで汗をかき、
首を冷やして風邪をひいてしまう恐れがあります。
夕方、背筋がゾクゾクするようでしたら風邪の前兆かもしれません。
【陶道 とうどう】のツボ刺激を行ってみてください。
温灸やドライヤーなどで【陶道】穴への熱刺激を繰り返して行うと
風の邪気が退散して、大事には至らないで治ってしまいます。
風邪はひき始めが肝心です。できるだけ早目に治してしまいましょう。
ツボ療法・・・第1、2胸椎棘突起の間にあるのが【陶道】のツボです。
━ 四月病・五月病・うつ状態・不眠 ━
現代のように心理・社会的ストレスの多い社会では、若年者から老年者に
至るまで様々なストレスを受けて、心の病に陥る人々が増えています。
特に四月に入り、今までと違った新しい状態に直面して受ける環境上の
ストレス、人間関係でのストレスが誘因となって、うつ状態・不安障害に
なることが少なくありません。
これを近ごろでは「四月病」と呼び、ゴールデンウィークを境に一気に心が
崩壊する適応障害のひとつである「五月病」の前倒しの病ともいえます。
そこでお勧めなのが【神庭 しんてい】のツボ刺激です。
精“神”が宿り、前“庭”にあたるツボである【神庭】穴は、
精神(こころ)を落ち着かせ、気持をリラックスさせる効果があります。
気苦労の多い四月は、【神庭】のツボを人差し指か中指の先で指圧したり、
ボールペンの先やつまよう枝の柄の部分で繰り返して軽く刺激すると、気持が
落ち着いて、夜もよく眠れるようになります。
ツボ療法・・・頭部の正中線上で、前髪生え際より1センチほど頭頂に
向かったところにあるのが【神庭】のツボです。