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Dobashi 《IPPO・一歩》

趣味の陶芸でツボを作り、
 仕事の鍼灸治療でツボを刺激しています。

膀胱炎、頻尿、尿漏れ

2016-10-19 15:02:38 | かんたん・ツボ療法

━ 膀胱炎、頻尿、尿漏れ ━


泌尿器の病気の中で最も多く見られる“膀胱炎”は、大腸菌などの細菌が
膀胱の中で増えて炎症を起こし、排尿痛、頻尿、残尿感、尿が濁る、血尿、
下腹の痛みや不快感などの症状が現れます。
 
しかし、膀胱内に細菌が入ったとしても、血液が滞りなく循環していれば
細菌は死滅し膀胱炎になることはありません。
 
ところが、冷えやおしっこを我慢したり、性交などが原因で細菌が
膀胱内で繁殖することで炎症を起こします。
 
また女性の場合、体の構造上尿道が短く、尿の出口と肛門が近いため
細菌が膀胱に侵入しやすく、男性より発症の頻度が高くなっています。
 
単純な膀胱炎であれば、十分な養生とツボ療法を施すことで治って
しまうことも少なくありません。

そこで役立つのが【膀胱兪 ぼうこうゆ】のツボです。
 
さらに【関元】【中極】【腎兪】の経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
 
     【膀胱兪】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu103.htm
     【関元】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu303.htm
     【中極】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu461.htm
     【腎兪】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu411.htm 


夏風邪

2016-09-28 14:51:33 | かんたん・ツボ療法

━ 夏風邪 ━


暑さによって体力低下、寝不足などが続くと、免疫力が低下して、
ウイルスへの防御力が弱まり、夏風邪となって鼻や喉・気管支などに
症状が強く現れたりします。
 
この時期の風邪は、アデノウィルスやライノウイルスなどによって起こる
ことが多く、全身症状はそれほど激しくありませんが、免疫力を高めるような
生活習慣を送る事が大切となります。
 
東洋医学では、かぜ(風邪)もインフルエンザも「風(ふう)」という
外界からのストレが侵襲することによって身体に「邪気」が生じ、
「風邪」となって発症すると考えています。
 
そして、その「風」が出入りするところが【風門 ふうもん】穴です。
 
風邪の引き始めに背筋がゾクゾクとして【風門】のツボ付近に寒気を感じ
たりしますが、風の邪気と身体がせめぎ合いをしている証しで、このツボへ
温灸などで刺激すると、感染したとしても病状が軽く済むかもしれません。
 
さらに【天突】【風府】【合谷】【風地】の経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
 
     【風門】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu278.htm 
     【天突】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu405.htm
     【風府】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu264.htm
     【合谷】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu04.htm
     【風地】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu47.htm


食欲不振、夏バテ

2016-09-07 15:28:37 | かんたん・ツボ療法

━ 食欲不振、夏バテ  ━


暑い時期は他の時期と比べ、体温保持などのためのエネルギーをあまり必要
としないため、食事の量(食欲)も減ってきます。
 
しかし、食欲がないからと冷たい飲み物や食べ物を摂り続けていると内臓の
働きは低下して、食欲不振となってしまいます。
 
その結果、夏痩せ、夏バテ状態に陥り、身体全体に不調和を来します。
 
まずは、良い睡眠をとるように心がけ、食べ物は十分に咀嚼するように務め、
ツボ療法で体調を整えるようにします。
 
そこで効果的なのが【中かん ちゅうかん】のツボ刺激です。
 
手のひらをお腹に置き、お臍を中心に時計の針の動く方向に30~50回
ほどマッサージをした後、【中かん】穴に温灸を施します。
 
さらに【足三里】【天枢】【関元】の経穴を加えるとより
効果的な治療となります。
 
     【中かん】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu394.htm
     【足三里】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu118.htm
     【天枢】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu401.htm
     【関元】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu303.htm
 


体力増強・夏負け・腰痛

2016-08-17 17:20:22 | かんたん・ツボ療法

━ 体力増強、夏負け、腰痛、 ━


寒い時期には長持ちする切り花も、暑いこの時期には数日で萎れて、無残な
姿になってしまいますが、人も暑さによって、体力・気力を大きく消耗させ、
命(生命エネルギー)を減らしてしまいます。
 
その結果、疲労や倦怠感、食欲不振、不眠など身体の変調や不快な状態が
起こるようになってきます。
 
そこで効果的なのが、生命力を高め、元気・健康を回復させるためのツボ
【命門 めいもん】穴への刺激です。
 
“命”(いのち)を甦させる“門”(入り口)の名前のように、海で溺れて
心肺停止になった人に【命門】のツボにお灸をすえたところ蘇ったという
記録が昔の文献に残されています。 
 
また、このツボは、腰痛、夏負け、月経異常、婦人科疾患、耳鳴りなどの
症状にもたいへん効果があります。
 
さらに【命門】【気海】【湧泉】【中かん】【足三里】の経穴を加えると
より効果的な治療となります。
 
    【命門】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu397.htm
    【気海】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu416.htm
    【湧泉】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu351.htm
    【中かん】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu394.htm
    【足三里】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu118.htm
 


足のだるさ、むくみ、こむら返り

2016-07-27 15:36:45 | かんたん・ツボ療法

━ 足のだるさ、むくみ、こむら返り ━


これからの季節には冷房(エアコン)が欠かせません。

しかし、部屋の下の方に漂う冷気は、足腰に影響を与え、浮腫(むくみ)や
倦怠感(だるさ)といった文明病(冷房病)が起こってきます。

昔から「老化は足から」といいますが、足の不快症状は速やかに解消して
おくことが健康生活への秘訣です。

まずは、室温を28度以下にしないこと、毎日20分程度のウォーキングを
心掛けること、入浴(シャワーではなく)すること。

そして効果的なのが【承筋 しょうきん】へのツボ刺激です。 

また、足の“筋”肉を“承”っている【承筋】穴は、こむら返りの特効穴で、
日本最古の医学書「医心方」には、そのツボへお灸をすえることを勧めている。

さらに【湧泉】【承山】【足三里】の経穴を加えるとより効果的な治療と
なります。

       【承筋】  http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu201.htm
       【湧泉】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu351.htm 
       【承山】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu387.htm
       【足三里】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu118.htm


婦人科疾患

2016-07-06 15:08:59 | かんたん・ツボ療法

━ 婦人科疾患(生理痛、生理不順) ━


東洋医学では、診断、治療に際して「気」・「血」・「水」という概念を
用い、「気」・「血」・「水」の運行状態が円滑を欠くと、種々の症状が
惹起されるようになる。

そして、形はなく働きだけがある「気」は、「血」や「水」を動かすが、
「気」が欝滞すれば、「血」や「水」の運行も渋滞し、悪血(血毒)や
水毒を生じてしまう。

その結果、女性では、生理が不順になったり、生理痛、下腹の張り、肩こり、
頭が痛い、イライラ、腰の痛みなどの悪血(おけつ)の証を表して、
体調不良を訴えるようになる。
 
そんな証の女性に最適なのが【血海 けっかい】のツボです。

「血」の滞りをなくし、運行を円滑にする大切なところ(=海)と
されている【血海】穴は、女性特有の生理から起こる様々な症状に
効果のあるツボの一つとなります。
 
さらに【関元】【腎兪】【三陰交】などの経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
   
     【血海】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu61.htm
     【関元】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu303.htm
     【腎兪】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu411.htm
     【三陰交】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu03.htm


 鼻血(衂血)

2016-06-15 14:45:59 | かんたん・ツボ療法

━ 鼻血(衂血) ━


鼻の入り口から近い鼻中隔前端の部分は、血管が多数集まっていて、
指などの刺激で血管が破れ、“鼻血”が起こることが多い。
 
また、逆上せ(のぼせ)、くしゃみや炎症、外傷などでも起こり、
動脈硬化症や心臓病、高血圧症、貧血症などの随伴症状、月経の代償性出血
として鼻血を起こすこともある。
 
しかし、高血圧症による鼻血は、血圧を調整して脳出血を免れる意味での
“安全弁”的な出血が多いので、多量の出血でなければ、放置して自然に
血が止まるまで様子を見る方が良い。
 
そして、鼻血の効果的なツボが【偏歴 へんれき】への刺激です。
 
更に【天柱】【風池】の経穴を加えるとより効果的な治療となります。
 
     【偏歴】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu238.htm 
    【天柱】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu395.htm
     【風池】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu132.htm
 


五十肩

2016-06-01 14:53:20 | かんたん・ツボ療法

━ 五十肩(肩関節周囲炎) ━


肩には、大きな関節包が関節の周囲を包み込むようにあり、さらに沢山の
腱や筋肉が肩関節を取り巻いています。

これらの腱や筋肉が関節を支える働きをすることで、大きな動きが可能に
なっているのです。

しかし加齢によって、肩の周囲の腱や筋肉が老化することで運動制限が起こり、
痛みを発するのが「肩関節周囲炎(五十肩)」です。

五十肩は、特別な治療をしなくても、半年~1年ほどで自然に治る場合が
ほとんどですが、「結髪結帯障害(髪や帯を結ぶことが辛い)」や運動時痛や
自発痛などでQOL(生活の質)も低下してしまいます。

炎症が強い急性期には患部を冷やしますが、患部の保温が基本で、入浴後、
痛まない程度に少しずつ肩を動かし、関節の固さを緩めるようにします。

そして有効なのが【臑兪 じゅゆ】のツボです。

さらに【天宗】【肩井】【中府】【肩ぐう】の経穴を加えるとより
効果的な治療となります。
         
           【臑兪】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu314.htm
           【天宗】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu92.htm
           【肩井】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu38.htm
           【中府】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu81.htm
           【肩ぐう】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu48.htm


眼瞼痙攣

2016-05-18 15:03:47 | かんたん・ツボ療法

━ 眼瞼痙攣(がんけんけいれん)、目の疲れ ━


自分の意志とは関係なく、眼の周りの筋肉が収縮してピクピクする病気
ですが、40~50歳の女性に多くみられ、発症の原因について諸説が
ありますが、完全に解明されていません。
 
心理的ストレスや寝不足などが発症のきっかけとなることが多いので、
趣味やのんびりする時間を増やして心の緊張を解くことも大切です。
 
そして、効果的なのが【瞳子りょう どうしりょう】のツボ刺激です。
 
また【瞳子りょう】穴は、眼精疲労、三叉神経痛、目尻のシミ皴取りなど
にも効果を発揮します。
 
さらに【晴明】【承泣】【天柱】【肩井】の経穴を加えると
より効果的な治療となります。  
  
       【晴明】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu243.htm
            
       【承泣】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu333.htm
           
       【天柱】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu395.htm
            
       【肩井】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu38.htm


咳嗽(がいそう=せき)

2016-04-27 15:14:52 | かんたん・ツボ療法

━ 咳嗽(がいそう=せき) ━


気管や気管支に余分な分泌物や異物(花粉やほこりなど)が溜まると、
気道内にある刺激受容体が刺激され、それを排除する防衛反射として
“咳”が起こります。

そして、その気道の粘膜から出る分泌物が溜まったものが“痰”です。

しかし、空咳(からせき)のように痰を伴わない 乾性の咳 もあり、
痰を伴う 湿性の咳 と区別されます。

一般に呼吸器疾患に伴うことが多いが、頑固な咳が執拗につづくときは、
専門医の検査を受けるべきです。
 
だが、いずれの疾患によるものでもツボ療法は効果的で、経穴として
【魄戸 はくこ】のツボが奏効します。

また、【大椎】【天突】【孔最】の経穴を加えると息苦しさ、
喉の痛みなどの一連の症状を取り除くことのに役立ちます。

        【魄戸】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu176.htm
        【大椎】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu88.htm     
        【天突】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu405.htm
        【孔最】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu07.htm