━ 気管支炎・喘息・動悸・息切れ ━
細菌やウイルス、たばこの煙、大気汚染、ほこり、刺激性の化学物質などが
原因して気管や気管支粘膜に起こる「気管支炎」は、加齢とともに身体の
防御機構が低下することによっても増えてきます。
粘液性の痰が気管支に溜まり、咳を頻繁にすることで粘膜が傷ついて
ますます炎症が深くなってしまいます。
そこで、お勧めなのが【或中 わくちゅう】のツボ刺激です。
また、肋間神経痛、風邪、動悸、息切れなどにも【或中】穴は効果を
発揮します。
左右の【或中】穴に温灸を施すか、親指で4,5秒ほど圧しては離すを
7,8回ほど繰り返します。
ツボ療法・・・第1・第2肋骨の間で胸骨の中心より左右へ3横指
(指幅3本分)向かったところが【或中】のツボです。
━ 心臓神経症・不眠症・乗り物酔い ━
心臓に器質的な異常が認められないにもかかわらず、精神的ストレス、
過労などが原因して、循環器症状を呈するのが「心臓神経症」です。
主に極度の不安、ショックなどがきっかけとして、動悸、胸部痛、呼吸困難、
眩暈(まめい)など症状が現れます。
まずはこころを落ち着かせ、精神的な不安感を取り除くことが必要です。
そこで、有効なのが【神門 しんもん】のツボ刺激です。
【神門】穴は、少陰心経という経絡の原穴(重要なツボ)で、 精“神”を
リラックスさせるための“門”(出入り口)として、イライラをなくし、
こころを落ち着かせるための特効穴でもあります。
手首を少し反らすようにして、反対側の親指先で4,5秒ほど圧しては離す
を繰り返し7,8回ほど行います。
また、不眠症、乗り物酔いなどにも効果的なのが【神門】のツボです。。
ツボ療法・・手首の横じわの小指側の少し窪んだところにあるのが
【神門】ツボです。