━ 尿もれ・尿失禁・頻尿・足の冷え ━
痔疾患や排尿障害などの下の病は、他人にも相談できず、医療機関への
受診も遅れ気味となっています。
特に、尿もれ、尿失禁などは、恥ずかしさや病気でない病気として、
ついつい我慢しているようです。
多くは高齢者の女性に多くみられる症状ですが、出産などによって
骨盤基底筋が緩んだり、男性に比較して尿道が短いことなどが考えられます。
そこで、骨盤基底筋をきゅっと引き締まる運動を行い、ツボ療法を併用
します。
そこで、お勧めなのが【然谷 ねんこく】のツボ刺激です。
鍼灸・東洋医学では、腎経の気血の流れが整っていないと、肛門、尿道
などの働きが低下し、排尿障害、冷えなどが起こると考えます。
【然谷】穴を親指の先で3秒ほど圧しては離すを左右1分づつ繰り返すと
足がポカポカと温かくなり、骨盤内の血液の循環も良くなってきます。
ツボ療法・・・内踝(うちくるぶし)の下端より45度斜め前下方へ
指幅3本分ほど向かったところが【然谷】ツボです。
━ 喘息・気管支炎 ━
夜中から咳が止まらず、熱もないのに元気がない「秋の喘息」が起こり易い
シーズン(10・11月)となっています。
朝夕、急に寒さを感じる気温の変化が激しい季節となり、体の機能低下や
バランスが崩れ、風邪をひいたりしたことが原因となって喘息発作が
誘発されやすくなります。
風邪予防のためにも外から帰ったら「うがいと手洗い」の
励行を習慣付けるようにすることです。
また、精神的ストレスから起こる大人の喘息も増えており、
300万人以上の人が喘息発作で苦しんでいます。
しかし、喘息はきちんと理解して対応すれば、
コントロールできる病気なのです。
そして、効果を発揮するのが【気戸 きこ】のツボです。
「気」の流れをよくする「戸」(入り口)である【気戸】穴は、
喉や気管、肺などの機能を高める働きがあります。
ツボ療法・・・鎖骨下縁と乳頭線とが交わるところの窪みが
【気戸】のツボです。