━ のぼせ症、頭痛、めまい ━
古来から「湯上がりの女はまことに美人なり」と言いますが、化粧もせずに
長湯でちょっとだけ“のぼせ(逆上せ)”、頬をほのかに赤く染めた女性は、
美しく、魅力的に見えるから不思議である。
しかし、この“のぼせ”も度を越して、異常な熱感が起こったのでは堪った
ものではない。
「こころ」も「からだ」も健やかになるためには、上虚下実(頭寒足熱)で
あることが大切であると東洋医学では説いていますが、頭に気が上がり過ぎて
上実下虚では、頭痛や肩こり、めまい、不眠、イライラなどの症状が現れて、
リラックスすることはできない。
そこで効果的なのが、【脳戸 のうこ】のツボです。
【脳戸】穴を親指の先でゆっくり押し込むように3秒ほど圧しては離すを
繰り返して行なうと自律神経のバランスの乱れも整い、不快症状が徐々に
なくなってきます。
ツボ療法・・・外後頭隆起の下方で、髪の生え際の中央から
指幅4本分ほど上方に向かったところが
【脳戸】のツボです。
一足跳びに山の頂上にあがるのも、
一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。
むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、
一歩一歩を慥(たし)かめてきたという自信をつかむことができる。
山本周五郎
一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。
むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、
一歩一歩を慥(たし)かめてきたという自信をつかむことができる。
山本周五郎