━ 三叉神経痛、目の疲れ ━
神経の支配領域に、繰り返して起こる激痛の発作を「神経痛」と呼びますが、
顔の視覚神経である三叉神経が侵されると、顎や額、目の周りなどの片側に
焼けるような、えぐるような、電気でもかけられたようなズキンとした
発作性の痛み(1~2分ほど)が繰り返し起こります。
患者の多くは40歳以降で、女性に多く発症し、痛みの部位は、上あごが
最も多く(三叉神経第2枝)、下あご(第3枝)、前頭部(第1枝)の順です。
ピリピリ(ズキン)とした痛みのために食事も睡眠も摂れず、心身ともに
衰弱してしまうこともあります。
治療法として、抗てんかん薬(普通の鎮痛剤では効果がない)が有効で、
発作を予防する働きがあります。
また、神経ブロック療法をする場合もありますが、ツボ療法を併用すると
さらに効果的です。
特に前頭部、目の周りの痛みには、【攅竹 さんちく】【四白 しはく】の
ツボ刺激が効果を発揮します。
ツボ療法・・・左右の眉(まゆ)の内側の端が【攅竹】のツボです。