━ 花粉症(アレルギー性鼻炎)・頭痛・精神安定 ━
日本人の5人にひとりが憂鬱な春を過ごさなければならない花粉症は、
いまや「国民病」と呼ばれるほどになっています。
外から身体に侵入しようとする敵をやっつけて、身体を防衛する働きの
“免疫”の機能が過剰反応を起こしたのがアレルギーで、花粉症はその一つ
でもあります。
花粉症にはツボ療法が奏効し、特に【印堂 いんどう】へのツボ刺激は、
鼻づまりを治し、鼻水を止める効果があります。
また【印堂】穴は、こころをリラックスさせ、頭痛を鎮めるための
特効穴としても知られています。
ツボ療法・・・眉と眉の中間にあるのが【印堂】のツボです。
━ 腱鞘炎(けんしょうえん)・ばね指 ━
初孫の子守で抱いてばかりいたら、親指の付け根付近が痛くなり、
家事仕事に支障をきたすようになったという中高年女性がいる。
腕や手を動かす筋肉は、細くなって丈夫な腱となって骨に付着していますが、
その腱は、刀の鞘(さや)のようなトンネル状の「腱鞘」の中を滑走して
います。
しかし、過度に使いすぎたり、中高年になったりすると滑りが悪くなり、
腱の鞘が腫れ痛んで、さまざまなトラブルが起こります。
そこで、腫れ、痛みを感じたら【偏歴 へんれき】へのツボ刺激です。
痛みが増悪して夜も眠れない、激痛のために持ったものを落としてしまう
などの症状が起こる前に【偏歴】穴への早めの施術がポイントです。
【偏歴】のツボに温灸を施した後、アルミ箔をゴマ粒ほどの大きさに丸め、
そのツボに置き、絆創膏で固定して気血の流れを整えると効果的です。
ツボ療法・・・親指側の手首にできるクボミから肘に向かって
3横指(指幅3本分)のところが【偏歴】のツボです。