━ 二日酔い・食欲増進 ━
忘年会、クリスマス、新年会と1年の中でもお酒を飲む機会が多く、
酔っ払い、二日酔いの多くなる時期となりました。
日本酒3合(540cc)のアルコールが処理されのには、
8~9時間ほどかかりますが、飲みすぎや肝機能が低下していたりすると
毒素(アセトアルデヒド)や脳のムクミなどのために、
頭痛や頭重、吐き気などの二日酔い症状に襲われます。
つぼ療法では、二日酔いに対して肝経の【章門 しょうもん】のツボが
効果を発揮します。
【章門】穴は、脈気が多く集まる重要なところで、胃腸の働きを高め、
食欲を増進させる効果があります。
二日酔い状態などの時は、特に右側の【章門】のツボに圧痛(圧すと痛い)
が現れてきますので、右手の中指の先で息を吐きながら、ゆっくり押し込む
ように15回ほど刺激します。
また、二日酔いには、05/12/14の【期門】を併用しますとより効果的です。
ツボ療法・・・第11肋骨の先端の前下縁のところにあるのが
【章門】のツボです。
━ 坐骨神経痛・腰痛症 ━
三叉神経痛、肋間神経痛、坐骨神経痛を3大神経痛といいますが、
腰の痛みに始まり、臀部、下肢後面、膝、ふくらはぎ、足の先などに
痛みを発する坐骨神経痛は多くは持続性の激痛で、
その痛みのために心身とも参ってしまいます。
からだを流れている気や血は、全身をスムーズに流れていれば
健康ですが、運動不足や冷え、筋肉疲労などから、腰から足にかけて
不足や停滞がおこると痛みや痺れを感じるようになってしまいます。
まずは痛みを軽減させるために【環跳 かんちょう】のツボを
心地よいと感じる程度の刺激を繰り返して気血の流れを整え、
硬くなった筋肉や神経を緩めていきます。
無謀な強刺激を行うと、かえって痛みが増悪することがあるので、
気をつけて刺激を行ってください。
また、No82の【殷門】のツボとともに刺激するとより効果がアップします。
ツボ療法・・・お尻の横で股関節の外側にできる横紋の外端のところに
【環跳】のツボがあります。