━ 頚(くび)のつまり、頭痛、眼精疲労 ━
慢性的な倦怠感(慢性疲労)、体調不良、新型うつ病などの原因は首にあり、
早期の対応の必要性を松井孝嘉氏(東京脳神経センター理事長)は訴えている。
現在社会では、携帯電話やパソコンなどの普及によって、うつ向きの姿勢で
長時間生活することが多くなり、首に過大な負担がかかっています。
その結果、頸の筋肉に凝り、つまりを生じ、自律神経の働きに異常をきたし、
「頸筋症候群(松井孝嘉氏が命名」が増えているのです。
この症候群に対して、低周波治療や鍼治療が回復を早めます。
そこで効果的なのが【天柱 てんちゅう】ツボ刺激です。
【天柱】穴の“天”は頚(くび)から上、つまり頭のことで、
“柱”とは大黒柱もっとも大切なところという意味です。
鍼灸では、「気、頭にあるものはこれを天柱にとる」といわれ、
すべての頭の病気はこの【天柱】穴で、最も利用頻度のあるツボの一つです。
【天柱】は、頭痛の他に眼精疲労、頚のこり・つまり、耳鳴り、鼻詰まり
などにも効果を発揮します。
ツボ療法・・・【天柱】穴は、後頭骨の下縁にあるくぼみ(ぼんのくぼ)
より左右へ2センチほどのところに取ります。