━ 目じりのしみ、しわ、たるみ ━
「そばかす」とは、スズメ(雀)の羽根の模様のように、斑(まだら)に
見えるところから「雀斑(雀の斑点)」と表記されます。
また「しみ」は、色が肝臓に似ていることから「肝斑」と表記します。
人間の身体は、約60兆個という細胞でつくられていますが、年とともに
この数は減り、その並び方も不ぞろいとなります。
その結果顔には、肝斑(しみ)、皺(しわ)、たるみが増えてきます。
しかし、皮膚の細胞の代謝が盛んであれば、紫外線でできたメラニン色素や
疲労物質も排出されますが、気血のながれが低下すると、そういった悪いもの
がより多く顔の皮膚に残ってしまいます。
そこで有効なのが【瞳子リョウ どうしりょう】のツボです。
スキンケアで一番大切なことは、皮膚の“気”と“血”の流れを良くして
あげる事が先決です。
ツボ療法・・・【瞳子リョウ】のツボは、目じりの外側
半横指(指幅半分)で、骨のくぼみにとります。
━ こむら返り、足の浮腫(むくみ)、脚の疲れ ━
「こむら返り」の“こむら(腓)”とは、“瘤(こぶ)”のように
盛り上がった筋肉の意味に接尾語の“ら”を加えてそうなったという説が
ありますが、こむら=脹脛(ふくらはぎ)に起こる筋肉(主に腓腹筋)の
痙攣(けいれん)がこむら返り(腓腹筋痙攣)です。
寝不足や筋肉疲労などによるものや、血行障害、温度変化(冷え)などに
よって起こる激痛ですが、普段から血液の循環を良くしておき、足に疲労が
溜まらないようにすることが大切です。
そして有効なのが【承山 しょうざん】のツボ刺激です。
足にある【承山 しょうざん】穴を指圧やマッサージなど行なっていると
こむら返りの予防にもなり、足のムクミ、脚の疲れを解消してくれる効果的な
ツボでもあります。
ツボ療法・・・ふくらはぎを上からなでていくと柔らかい筋肉が
固い筋(すじ)に変わるところが【承山】穴です。