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Dobashi 《IPPO・一歩》

趣味の陶芸でツボを作り、
 仕事の鍼灸治療でツボを刺激しています。

後頭痛、血圧異常、癲癇

2011-11-16 16:02:05 | かんたん・ツボ療法

━ 後頭痛、血圧異常、癲癇 ━


 頭痛は、すべての人が多かれ少なかれ経験する最も多い症状のひとつですが、
ひとくちに頭痛といっても、その痛みや症状は千差万別で、頭痛のパターンに
よって、絶対的なものであるとはいえませんが、頭痛の原因や必要な対処療法
が分かります。

 頭痛の部位として、首から後頭部が痛い場合、緊張型頭痛、変形性頸椎症、
くも膜下出血、頭部外傷後頭痛などが推測できます。

 しかし、生命に危険があって一刻の猶予も許さないくも膜下出血のような
病気は専門医に委ねなければなりませんが、ツボ療法が奏効して頭の痛みから
解放されて、人生が明るくなる場合が多くあります。

 そこで効果的なのが【強間 きょうかん】のツボです。

 痛む場所が“頭”であるだけに、不安や心配もいっそう強くなりますが、
【強間】穴を親指の先でじっくり圧し込むように刺激をくり返すと、気持ちも
和らぎ、痛みも鎮まってきます。
 
 また、血圧異常に伴う諸症状の緩和、癲癇(てんかん)などに効果を発揮
するのが【強間】穴です。

  ツボ療法・・・外後頭隆起(後頭部の出っ張り)より指幅2本分ほど
         上ったところが【強間】のツボです。


肋間神経痛、食欲不振、肝機能低下

2011-11-09 15:56:55 | かんたん・ツボ療法

━ 肋間神経痛、食欲不振、肝機能低下 ━

 肋骨に沿って脊髄から前に痛みが走る“肋間神経痛”は、深呼吸や咳をする
ことによって痛みは強くなり、肋間を圧すと痛みのある(圧痛点)のが普通です。
 
 また痛みは、突然発作的に起こる場合と慢性的にいつまでも続く場合とが
ありますが、激しく痛む時間は短く、持続することはありません。

 その原因となる病気として、脊髄・脊椎の腫瘍、カリエス、変形性脊椎症、
髄膜炎、帯状疱疹(ヘルペス)、内臓疾患によるものや風邪でも起こることも
あります。

 まずは原因となる病気の治療が基本ですが、耐え難いこの激痛を取り去る
方法として、ツボ療法がよく使われます。

 そこで効果的なのが【食竇 しょくとく】のツボです。

 温灸などを使って【食竇】穴へ熱刺激を繰り返して行うと痛みが和らいで
きます。

 また、食欲不振、肝機能低下、バストアップなどにも【食竇】穴は効果を
発揮します。

  ツボ療法・・・乳頭より指幅2本分外側に向かった第5肋骨下の
         ところが【食竇】のツボです。


頸肩腕症候群、耳鳴り、頭痛

2011-11-02 15:52:08 | かんたん・ツボ療法

━ 頸肩腕症候群、耳鳴り、頭痛 ━


 機械化が進み、手指を使う単純な作業が増えたため、筋肉の疲労に伴う
首から肩、腕、さらに手や指にかけての神経痛のような痛みや痺(しび)れ、
脱力、冷えなどを訴える“頸肩腕症候群”が非常に増えています。

 原因がとして、運動不足や筋肉の衰え、うつむき加減にした不良な姿勢で
長い時間手指を使うなどが挙げられますが原因ははっきりしません。 

 このような場合、首や肩、腕の筋肉に慢性的な疲労が蓄積されないように、
仕事を短時間ずつに分けて行い、首や肩の緊張をほぐすような全身的な運動を
取り入れたりすると改善されます。

 そして効果的なのが【清冷淵 せいれいえん】のツボです。

 反対側の親指の先で【清冷淵】穴を3~4秒ほど圧しては離すの刺激を
10回ほど繰り返します。

 また、歯痛、耳鳴り、頭痛などにも【清冷淵】穴は奏効します。

  ツボ療法・・・肘の内側にある肘頭の直上の窪みより肩側へ
         指幅1本分ほど向かったところが【清冷淵】のツボです。


眼精疲労、視力低下、蓄膿症

2011-10-26 23:45:10 | かんたん・ツボ療法

━ 眼精疲労、視力低下、蓄膿症 ━


 「世の中は澄むと濁るの違いにて、刷毛(はけ)に毛あり、はげに毛なし」
と戯(ざ)れる日本語の遊びがありますが、「で遅れあっても、て遅れなし」
では笑っていられません。

 さまざまな辛い症状をともなうにもかかわらず、はっきりとした病名のない
“病名がない病気”に「眼精疲労」があります。

 しかし、「疲れ目」などと安易に対処して“て遅れ”していると、目の痛み、
肩こり、頭痛、倦怠感、不眠、無気力、イライラといった症状が次々と現れ、
休息をとっても症状が回復せず、日常生活や仕事全般が辛いものになってしま
います。

 そして、パソコン、携帯電話などの普及に伴い、VDT(ビジュアル ディス
プレイ ターミナル)症候群による眼精疲労患者は急増し、いまや国民病とまで
なりつつあります。

 そこで効果的なのが【陽白 ようはく】のツボです。

人差し指の先に中指の先を重ねて、【陽白】穴を3~4秒ほど圧しては離すの
刺激を繰り返して行います。

 また、遠視や弱視、前頭部痛、蓄膿症などにも【陽白】穴は奏効します。

  ツボ療法・・・眉毛の中央から上方へ 指幅1本分ほど向かった
         ところが【陽白】のツボです。


生理不順、下腹部痛

2011-10-19 15:41:25 | かんたん・ツボ療法

━ 生理不順、下腹部痛 ━


 今ではだいたい13歳前後で初潮を迎えていますが、食生活の欧米化、
文明の進歩、生活環境の変化などによって、この年齢はしだいに早まる傾向が
あります。

 そして、初潮から更年期までの性機能成熟期の間、およそ28日毎に
月経が繰り返されますが、これには個人差が大きく影響し、生まれつき身体が
弱かったり、社会への適用力が少ないといった体質の女性は、月経の異常を
起しやすい傾向にあります。

 できることなら規則正しく、痛みや苦しみのない生理を迎えたいものです。

 そこで効果的なのが【四満 しまん】のツボです。

 温灸を使って、3~4秒ほど近づけては離すの熱刺激を繰り返して行います。
また、冷えて下腹部が痛む場合には、アルミホイルを小さく千切って、米粒の
半分ほどに丸め、左右の【四満】穴の上に置き絆創膏などで留めておきます。

  ツボ療法・・・臍(へそ)から指幅3本分ほど下方に向かった点より
         左右へ指幅半分進んだところが【四満】のツボです。


膀胱炎、前立腺肥大、痔疾

2011-10-12 20:47:56 | かんたん・ツボ療法

━ 膀胱炎、前立腺肥大、痔疾 ━


 この時期、寒さ対策を怠って油断している身体には、急な冷え込みは害と
なり、トラブルの原因となります。 

 そのひとつに、膀胱が風邪をひいたともいえる“膀胱炎”で悩む女性が
増えてくる季節でもあります。

 膀胱に炎症がおこる急性の膀胱炎は、ほとんどが細菌によるもので、
その80%以上は大腸菌が原因です。

 先ずは、安静にして保温に努め、水分補給(温かい飲み物)を欠かさない
ように心掛け、ツボ療法で膀胱の気血の流れを整えます。

 そこで効果的なのが【中リョウ ちゅうりょう】のツボです。

 温灸を使って、3~4秒ほど近づけては離すの熱刺激を繰り返して行います。

 また、痔疾、前立腺肥大、冷え症などにも【中リョウ】のツボは効果を
発揮します。

  ツボ療法・・・腰椎の下にある仙骨には、左右に4個ずつ8個の
         孔(あな)があり、下から2番目の左右の孔の場所が
         【中リョウ】のツボです。