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茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

被害者の手記。

2019-01-10 21:26:37 | Weblog
昨日、めでたく人生初のゴールド免許を取得した私。

優良区分の講習は僅か30分程度の簡素なもの。
さすが、優良ドライバー!
ええ、キチンと交通ルールを守る私らですからねっ、
そんなシツコイ講習なんて必要ありませんからねっ。

そして家に帰ってから配布された教本を何気なくペラペラとめくった。
これは優良も一般も関係なく全員に配布されるもの。
かつて家に帰ってから見返した事なんて一度もなかったのだが、、、

違反点数や事故が起きた時の対処方法などの記載の
教本の中ほどにあった「被害者の手記」という一文に目がとまる。

飲酒運転のドライバーに後ろから追突され即死した娘の事を父親が書いたもの。
そのドライバーは事故の直後に被害者を救助する事なく、
救急車をを呼ぶこともなく、
タバコを吸う、
パトカーに乗せられた時はVサイン、
裁判ではお詫びの言葉を語るでもなく、
涙を流すでもなく、
その男には5年の刑が言い渡された。

この娘さんは男の子二人の後にやっと授かった女の子だったそうだ。

僅か5年という刑の軽さに愕然とし、
「一生、刑務所から出て来られないようにしてほしい。」
と語る。
更に
「殺した人数、殺し方、そんなの関係ない。
今の交通犯罪の罰し方は甘すぎる。」
この言葉、重い、重すぎる。

偽ざる被害者の生の声に、
私の胸は押しつぶされそうなほど重く響いた。

確かにこれは単なる偶発的な事故ではない。
酒を飲んで運転すればどうなるかわかった上での犯罪だ。
最悪の事態を予測可能な未必の故意の殺人だ。
更に事故後の加害者の態度は被害者の父親として
耐えがたいものであった。

こんな重い手記をポロっと教本の中に入れ込むのではなく、
講習で朗読すべきだ。

茨城県内では飲酒運転による死亡事故が全国ワースト1だと、
棒読みの説明を受けるより、
よっぽど私たちドライバーの心に響く。





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