荻窪の「とまと」に思うこと

本日、荻窪近くに所用があり、昼を何処かで食べてこようと
あれこれ考えていたところ、
そうだ！
荻窪にカレーの美味しそうな店があった！
以前、テレビで手間暇かけて作るカレーを観て、
いつか行ってみたい！
そう思ってたのだ。

１０年ぐらい前に見たはずなのに奇跡的に店名を覚えていた。
「とまと」だ。
ネットで検索すると、やはりカレーの名店らしく行列必至の店らしい。
１０時くらいから並ぶのがイイ、という情報の通り、
私が荻窪に到着するのもその頃になりそうだから丁度いいと計画。

所用に時間かかり、結局、店に着いたのは10:40頃。
やはり店の前には行列が出来ていたが人数を数えたら１０人ほど。
これぐらいなら早く入れるかな？と期待して待つ。
11:30に開店。
行列の人を迎え入れた。
だが、中に入れたのは
たったの５人。

う〜ん、そんなに狭い店内なのか？
でも、カレーだから回転は早いはず！
と期待して待つが中々進まない。
結局、店に入れたのは12:40。
２時間待ちか、、、今日はとにかく寒かったので
やっと店内に入れてホッ。

そして店内を見渡して行列が遅々として進まない理由がわかった。
四人席二つ、二人席一つ、カウンター席二つ。
ここに各一人ずつ座っているからだ。
四人席なんて、テーブル分けられるタイプなんだから、
もっと同時に座れる人数増やせばいいのに、
四人席で一人で食べているのだ。

更に私が行列の先頭にやっとなった時に店内から
客が一人出てきたから、すぐ入れる！
と喜んでたら、それから10分近く待たされた。
それも店内で様子を見ててわかった。
食べ終わった人の片付けをすぐしない。
片付けてもすぐに人を入れない。
なぜ？
老夫婦だから早く作業が出来ないのか？
う〜ん。。

さて、肝心のカレーはというと、
私は「和牛ジャワカレー辛口」にした。
濃厚なカレーソースは確かにコクがあり美味い。
だけど、これが２時間寒空で待っていた期待マックスの
カレーとして少々物足りない。
フツーに美味しいけど、心ときめく美味しさでもない。

家に帰って夕飯にホクホクの焼き里芋に
甘辛の醤油ダレをかけて食べたら美味いっ！
と心がジャンプしたし、
大根と油揚げの味噌汁は味噌と大根の甘みがマリアージュして、
これも美味いっ！と美味しさに心踊った。
そういう心が思わずジャンプする美味しさは少なくとも
あのカレーには無かった。。

食べ慣れない味だからなのか、
よくわからないが又行こうとは思わない。

ネットを見ると日本一のカレーとももてはやされているが、、
どうなんだろう。

少なくとも私が思うのは、あれだけの行列を毎日見てわかっているはずなのに、
店主が早くさばこうという努力を全くしてない事に腹が立つ。
これもネットを見ると、店主は店内ではゆったりと食事をしてもらいたいから、
キツキツにせす順番通りに客人を入れるという方針？が書いてあったが、
普通に２時間待たせる客の事を真剣に考えた事あるんだろうか？
店内でゆったり過ごすより、行列の待ち時間を減らす努力をした方が
客の為と考えないのだろうか？
何か考え違いをしてるようにしか思えない。

穿った見方をすれば行列を作って店の人気度をアピールしたいのか？
真剣に客をさばけば行列は解消すると思われる。
キッチンでは料理人である店主のご主人が座っていた。
確かにカレーは仕込んでおけば、その都度の調理はほぼ必要ないはず。

そんなモヤモヤした思いしか残らなかった。