北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

798芸術区は不思議空間

2012-02-13 17:03:03 | 北京暮らし おでかけ編

以前から気になっていた『798芸術区』という所へ行ってきました。ここは、前回の滞在時から話題に上っていた場所なんだけど、アーティスト達が集まる個性的な場所というイメージがあり、芸術理解度ゼロの私にはちょっとハードルが高く寄りつけませんでした。

が、最近のガイドブックにはしっかり掲載されていることだし、いっちょ行ってみますかね。

 

 

『地球の歩き方』に書いてあったバス停で降りたけど、ひとつ前の方が近かったかもしれない。 

というわけで、入り口に向かって陸橋を渡るんだけど。

 

 

なんかこの陸橋、怖いぞ。 コンクリ、ぼろぼろ、すかすかやん。

 

 

入り口に着きました。

この『798芸術区』というのは、“旧ソ連や東ドイツの援助によって1950年代に建設された国営工場を再利用した一大芸術区”なのです。(by『地球の歩き方』)

 

 

ずら~っとアトリエやギャラリーが並んでいるんだけど、これ見てもなんもわからんっちゅ~ねん。

 

 

もちろん地図見てもさっぱりやっちゅ~ねん。

とにかくこれくらいの広い敷地内に、大小さまざまなアートが並んでいるわけです。

 

 

敷地内は細い路地も入り組んでいて、途中自分がどこにいるのかわからなくなるほど。(実際迷った)

歩けばアートにぶちあたる場所、798芸術区。

撮った写真をひたすら載せるだけでもかなりの量になるので、何回かに分けてご紹介します!

 

ぷらぷらと歩いていてよく目につくのが。 

 

こういう壁の落書き。

なんだかお疲れ風。 まあ、そう気を落とすなと肩をぽんぽんしたくなるものもあれば。

 

 

男なら泣くな、また次があるじゃないかと励ましたくなるうような鳥も。

その奥の、のんきなファミリー落書きとの温度差は気にしない。

 

 

壁アート以上に多いのが、突然現れるオブジェの数々。

 

 

・・・狛犬?

 

普段はおとなしく座っているか、せいぜい前足でボールなんぞを握っている程度の狛犬だけど。

 

 

ここでのはじけっぷりは、見るものに勇気と元気を与えてくれる。 

 

 

それにひきかえ、この。

 

 

見るものを不安にさせる危なっかしさときたら。

ポッキンと折れても知らんぞ。

 

  

 

「あらあら、いらっしゃい」とにっこり出迎えてくれる全身蒼白のヒトもいれば。

 

 

近付くと次は私がやられそうな、柔道一直線なヒトもいる。

 

かと思えば、つい見逃してしまいそうな路地の片隅で。

 

 

・・・・・思いだし笑い? 

 

 

 

直立不動の男女ペアもいれば。

 

 

一見スマートなのに、その足で踏まれたらひとたまりもありませんねの女性も並んでいる。

 

 

寒いとは言え、青空も広がるのどかな空間だけど。

 

 

ひとり、猛犬の大群と戦うヒトがいたりする。(とても勝ち目はなさそうだ)

 

ちなみにここには、ヒトや動物だけでなく。 

 

 

汽車もいた。

 

 

ここからなら、ほんとにどこか不思議世界に行けそうです。

さあ、一緒にれっつご~!

 

 

・・・とまあ、ほんの一部をご紹介してきましたが、乱立するアートをただ眺めて写真を撮ってる私とちがい、中国っ子たちは。

 

 

お決まりの、オブジェを見たらはい、ツーショット。

 

 

同じポーズではい、ツーショット。

 

 

こらこら、トラが嫌がっているぞ。

 

 

・・・と、アートを肌で感じて楽しんでいるのでした。

 

 

さてこの芸術区には大きなギャラリーもあり。 

 

おそらくわかる人が見たらわかるであろう、アートの数々。

わからない私が興味をそそられたのは。

 

 

この牛、かじりたい。

 

 

ところで、このギャラリーがどこにあるかと言いますと。

 

 

工場の一室。

そ、その壁に書かれたスローガンはっ!

 

 

 

もうさん、ばんざい。 あなたは心の太陽だ。 称えまくりのスローガンが並びます。

こういうのまで、今の中国ではアートの一部なのかな・・・。

 

とにかく広い“798芸術区”。

不思議なアートはまだまだ続く。