さて、昨日の続きです。
ランチを食べるべく『後海』を離れ、南鑼鼓巷の方へテクテク。
途中の“鼓楼東大街”通り沿いには、小さなお店が並んでいます。
猫の絵が目に入ったので何かとみてみたら、雲南省・麗江の火鍋屋さんでした。
調べてみたら瓦猫とは、麗江あたりの屋根の上でよく見かける、瓦で作った猫だとか。
あぁ~、麗江、いつか行きたいな~!
こちらは、しゃぶしゃぶやさん。
北京でしゃぶしゃぶと言えは「羊肉」なんだけど、のどかな放牧風景が余計に生々しく感じるのは私だけか?
どこにでもある、パンダグッズのお店。
上の方の中国チックなパンダは良しとして、最下段のパンダなんか、そんな服着ちゃっていいのか?
こちらは・・・。
店内に入って顔だけ出して、外から写真撮ってもらうのだろうか?
ちなみにその隣にずらりと並んでいるのは、ぱんちゅ。(大きさから判断して大人用か)
その下の、TOKYOという文字も気になる。 東京に売ってるのか? これが?
これらの店はすべて外から見るだけだったけど、思わず入ってしまった所がありました。
それは。
ここだ!
中に入ってびっくり。
右見ても左見てもぜ~んぶ、ドラ、ドラ、ドラえもん!
よくわからないけど、どうも本物とニセモノが混在しているような感じ。
思わず買ってしまいそうになる可愛いドラグッズもあるんだけど、よくわからなかったのは。
漫画『ONE PIECE』と『ドラえもん』、いつの間にコラボしてたんですかとびびったパスケース。
『ONE PIECE』という文字の下に、ONE PIECEの衣装を着たドラえもんがいました。
今、日本ではこういうことになってるのかな?
あと、もう一個不思議だったのは、ドラえもんが出したと思われる封筒がプリントされたポーチ。
差出人の所をよく見ると。
横浜市中区山下町2番
ドラえもん
・・・ドラえもんは、山下公園に住んでいたらしい。
ドラえもんと言えば、先日の日記でご紹介したこちらのお店。
Dora shop。
中を見てみたら、先ほどのお店とほぼ同じような感じでした。
テレビでも(かなり昔の)ドラえもんアニメが放送されているし、こちらでは確固たる地位を築いているようです。
さて、いよいよランチタイムです。
前回お休みで行けなかった『鈴木食堂』。
(その時の悲しいお話は→ こちら)
今日はオープンしてるようだけど・・・。
なんと。
平日にもかかわらず。
激混みでした。
店の前で中国人の若い男女が6~7人集まってるな~とは思ったんだけど、店に入ってみると、名前と携帯を書いて順番待ちをしてくださいとのこと。
すでに私の前に4組。しかもそのうち1組は店の前で見た6~7人団体さん。
・・・というわけで、諦めました。
どうやらハンバーグとか、カレーとか、丼もんとかごく普通の日本の家庭料理が中国人にも大人気みたい。
食べられなかったのはがっかりだけど、日本人の食堂がこれだけ繁盛しているのはとっても嬉しいことです。
が、喜んでばかりもいられない。
またまたランチジプシーになってしまいました。
ここ、南鑼鼓巷で人気の食べ物と言えば。
こちらのお店。
いつも行列ができてるんだけど、なんのお店かというと。
ヨーグルト屋さん!
まだ食べたことはないけど、ちらっと歩いてる子が持ってるヨーグルトを見てみたら、小豆が入っていた。
ヨーグルトと小豆か・・・。(無理やな)
他にも種類があるみたいなので、もう少し暖かくなったら食べてみよう。
こちらは・・・。覗いてみたら、手羽先を焼いてたけど、なんで文字が全部さかさまなんかな?
で、結局私が何を食べたかというと。
たこ焼きだ!
前回紹介しためっちゃ高い“大阪たこ焼き”ではなく、3個5元(60円くらい)の“北海道たこ焼き”。
1皿ちょうだいというと、完全に作り置きと思われる冷めたやつを渡された。
(私は目の前で焼いてるそれが欲しかった)
見た目は、たこ焼きですね。
では、いただきます。
・・・・・。
まずっ!!!!!
タコが入っていないのは想定内なので良しとして(いや、良くないけど)、
タコ以外も一切入っていなかった。
つまり、粉を焼いただけ。
しかも。
・・・なんで甘いねん。
この味は何と表現してよいのか、たこ焼き粉:ホットケーキミックス=2:1で混ぜ合わせてゆる~く焼いた感じとでもいうべきか、はたまた、よく屋台とかで売ってるアメリカンドックの外側の甘い衣の部分をやわらか~く焼いた感じというべきか。
とにかく頼むからそれにたこ焼きと名をつけるのはやめてくれと、泣いて懇願したくなる味やった。
こっちの綿菓子屋さんの方がよっぽど美味しそう。
(ものすごく綺麗な丸に仕上がってるなあ)
ま、そんなこんなで、ランチが食べられないどころか、単なる甘い丸い粉もんを3個食べるはめになってしまい、ランチの神様に見放された感のある私だ。
残念な丸い粉もんのせいで、地下鉄の駅まで歩く気力もすっかり失せたので。
バス停で適当に近くまで行く路線を探して、それに乗って帰ることに。
さあ、あとは家に向かうだけだとほっとした私に最後の衝撃が。
乗り込んだバスの運転手。
女性だったんだけど、彼女の後頭部には。
・・・・・ペンがささってた。
(要するに、かんざし代わりですね)
北京のお散歩は最後の最後まで気が抜けない。